恐ろしい命運が、どこまでも追いかけてくる!逃れられない死の恐怖!輪廻転生パラレルゾンビホラー。めちゃくちゃ怖かった。
大量殺人事件を基にした映画の配役オーディションで、見事メインキャストに抜擢された新人女優・渚。だがその日から、彼女の周りに不気味な少女が現れるようになり、自分が知らない謎の「記憶」に段々と取り憑かれてゆくお話。
現実・夢・前世の記憶、3つの世界から怨念が溢れ出してきて、怖さ3倍増し。
「殺人事件の起きた廃ホテル」という設定だったり、「出てきそうで出てこないちょっと出てくる霊」だったり、禁忌の研究に取り憑かれた狂気の父だったりと、怖いポイントは色々ある。だが何より本気で怖かったのは、「人形」。
主人公にまとわりつく少女が持ち歩いている人形で、作中で何度も登場するのだが、真面目に気味が悪くて直視できない。
異様な存在感を放っていて、小道具の域を完全に越えていた。もはやキャストの1人として数えるべきだと思った。