小市慢太郎

|Mantaro Koichi| (出演)

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本名
出身地 大阪府大阪市
生年月日 1969/02/15
没年月日

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大阪府大阪市の生まれ。1990年、関西を中心に活動していたマキノノゾミ主宰の劇団M.O.P.に入団。マキノ作・演出の『エンジェル・アイズ/てなもんや西部劇』94、『東京原子核クラブ』97・99、『新・曽根崎心中』98などM.O.P.の舞台や、自転車キンクリート『例の件だけど』97、『OUT』00、劇団☆新感線『夏休み』98、『阿修羅城の瞳』03、ナイロン100℃『ナイスエイジ』00、栗山民也演出『今宵限りは…1928』98、『ガラスの動物園』99、『國語元年』02など外部公演にも多数出演し、人気俳優としての地位を確立する。並行して、NHK『疾風のように』99、フジテレビ『少年H』99や2時間サスペンスなどでテレビドラマにも進出。2001年の篠原哲雄監督「張り込み」では、秘密を抱えた主人公の主婦を執拗に追い詰める謎の刑事の役で準主演し、同じく小劇団から映像分野に進出し始めた頃で注目を集めていた共演の堺雅人とともに、存在感を示した。以後も、廣木隆一監督「機関車先生」04、崔洋一監督「クイール」04、山田洋次監督「隠し剣・鬼の爪」04、井筒和幸監督「パッチギ!」05などの話題作に次々助演。 テレビドラマも、NHK『まんてん』03、『トキオ・父への伝言』04、『秘太刀・馬の骨』05などのほか、各局の連続ドラマにワンポイントのゲスト出演を多く重ねていたが、05年のフジテレビ『救命病棟24時』第3シリーズに、合理主義的だが内面には熱い思いを抱えている救命医・日比谷学役でレギュラー出演。善人なのか悪人なのか簡単には捉え難い不敵なキャラクターを好演し、一躍注目を集めた。これ以降、M.O.P.の公演を中心とした舞台出演と並行して映像の仕事も飛躍的に増え、TBS『セーラー服と機関銃』06、フジテレビ『アテンションプリーズ』06、NHK『風林火山』『ハゲタカ』07、『龍馬伝』『鉄の骨』10、テレビ朝日『ナサケの女・国税局査察官』10、『ジウ・警視庁特殊犯捜査係』11など多数のテレビドラマに出演。映画も中田秀夫監督「L change the WorLd」08、木村大作監督「劒岳・点の記」09、緒方明監督「死刑台のエレベーター」10などがあり、知的なイメージの役柄から野卑な男まで幅広い役柄を演じ分けている。

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