パッチギ!

ぱっちぎ|----|----

パッチギ!

amazon
レビューの数

54

平均評点

77.2(530人)

観たひと

977

観たいひと

63

  • VODで観る

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2004
公開年月日 2005/1/22
上映時間 117分
製作会社 シネカノン=ハピネット・ピクチャーズ=衛星劇場=メモリーテック=S・D・P
配給 シネカノン
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演塩谷瞬 松山康介
高岡蒼佑 リ・アンソン
沢尻エリカ リ・キョンジャ
楊原京子 桃子
尾上寛之 チェドキ
真木よう子 チョン・ガンジャ
小出恵介 吉田紀男
波岡一喜 モトキ・バンホー
オダギリ ジョー 坂崎
キムラ緑子 アンソンとキョンジャの母
ケンドーコバヤシ 東高空手部大西
桐谷健太 近藤
出口哲也 安倍
笹野高史 チェドキの伯父
余貴美子 康介の母さなえ
大友康平 KBSラジオのディレクター大友
前田吟 モトキの父
光石研 布川先生
加瀬亮 野口ヒデト
坂口拓 大阪ホープ会のリーダー
木下ほうか ボンファ
徳井優 大西の父
笑福亭松之助 団子屋の主人
ぼんちおさむ ボーリング場の支配人
江口のりこ ヘヨン
ちすん シルサ
平松豊 滝本くん
長原成樹 アル中のおじさん
小市慢太郎 楽器屋の主人
松澤一之 ラジオのプロデューサー椿

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

60年代後半の京都を舞台に、在日朝鮮人の女子高生に一目惚れした日本人高校生の恋の行方と、彼らを巡る若者たちの姿を活写した青春ドラマ。監督は「GET UP!〈ゲロッパ!〉」の井筒和幸。松山猛による自伝的小説『少年Mのイムジン河』をモチーフに、「穴/夢穴」の羽原大介と井筒監督が共同で脚本を執筆。撮影を「パローレ ~あまい囁き~」の山本英夫が担当している。主演は、「TOKYO NOIR トウキョーノワール」の塩谷瞬と「コンクリート」の高岡蒼佑、「問題のない私たち」の沢尻エリカ。第17回東京国際映画祭特別招待作品部門出品、文化庁支援作品。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

68年、京都。敵対する朝鮮高校に親善サッカー試合を申し込みに行くよう、担任の布川に言われた府立東高校2年生の康介は、そこでフルートを吹く女子高生・キョンジャに出会い、一目惚れする。ところが、彼女は朝高の番長・アンソンの妹だったのだ。それでも諦め切れない彼は、彼女が演奏していた『イムジン河』をギターで練習し、片言ながら韓国語を覚え、帰国船で祖国に帰る決意をしたアンソンを祝う宴会の席で、彼女と合奏。見事、仲良くなることが叶うのであった。しかしその一方で、アンソンたち朝高と東高空手部との争いは激化するばかり。遂に、アンソンの後輩・チェドキが命を落としてしまう。悲しみの通夜。参列した康介は、遺族から日本に対する恨みをぶつけられ、未だ民族間に越えられない壁があることを痛感しショックを受ける。だがその夜、ラジオの“勝ち抜きフォーク合戦”に出演した彼は、複雑な心境を放送禁止歌の『イムジン河』に託して熱唱。果たして、それはキョンジャの胸に届き、同じ頃、東高空手部との戦争に臨んでいたアンソンもまた、恋人・桃子の出産の報せに少年の季節が終わったことを自覚するのであった。こうして、それぞれの様々な壁をパッチギった(突き破った)康介たち。彼らは、未来へ向けて新たな一歩を踏み出す。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2005年8月上旬号

DVDコレクション:第205回 「パッチギ!」

2005年7月上旬号

日本映画紹介/外国映画紹介:パッチギ!

2005年3月下旬号

劇場公開映画批評:パッチギ!

2005年2月上旬号

作品特集 「パッチギ!」:井筒和幸監督 インタビュー

作品特集 「パッチギ!」:「パッチギ!」男座談会

作品特集 「パッチギ!」:作品評

2019/06/11

2019/06/11

78点

VOD 


青春のエネルギー

間違いなく青春映画なのだけど、京都の朝鮮人問題を内包した社会問題も意識した作りは勉強になる面も多い。時代設定は70年くらいなのか、あの頃の迸るエネルギーを感じ、小ネタも紛れ込ませて最後まで飽きない工夫のされた、色々なものが溢れ出る、まさに青春のエネルギーのような良い映画でもあった。

2005/02/13

2019/05/08

100点

映画館 


青春群像劇の傑作

ネタバレ

主人公ふたりのその後を予見しているのであろう、「心と心が今はもう通わない」という歌詞がシミジミと胸に沁みる終幕の深い余韻が忘れられない。

人種的バイアスという現代日本の抱える社会的相克を、W・シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に転化した物語の発想の妙に惹かれる。また、「イムジン河」や「悲しくてやりきれない」をはじめ、シーンを余情豊かに盛り上げる名曲フォークの数々に聴き入る。そして、恋愛や喧嘩や出産といった複数のエピソードが絡み合いながら、怒涛のクライマックスへとなだれ込むダイナミックなドラマ展開に魅せられる。

アクチュアルなメッセージ性を込めながら、時代の熱気とシンクロする若者たちの荒々しいバイタリティーをパワフルに活写し、登場人物の織り成す哀歓を、時に激しく、時にコミカルに、時に切なく紡ぎ出した井筒和幸。そのエネルギッシュかつ懐深い語り口が光る青春群像劇の傑作。

あと、公開当時はほぼ無名だった塩谷瞬、沢尻エリカ、高岡蒼佑をはじめ、真木よう子、桐谷健太、小出恵介といった若手俳優たちの清新な演技とともに、その脇を固めるオダギリジョーや前田吟、笹野高史やキムラ緑子といった中堅ベテラン俳優たちの滋味深い好演も見応え十分だった。

2019/05/05

90点

選択しない 


荒削りでおっけ〜

こういう時代があったということ、そして今も尚、問題は何も解決せぬまま根強く残っているということ。
若い人こそ観るべきだし、観て周りのことを想うべき。
決して良い子ちゃんではなく、ストレートにど真ん中、説教臭いけどそれで良い感じ〜。

2019/02/15

92点

購入 


イムジン河水清く

画面を通して作り手の熱が伝わって来て、思わず目頭が熱くなるシーンが多かった。冒頭の在日朝鮮人の生徒たちがバスをひっくり返すという過激なシーンから画面に釘付けになった。エンタメ性が強い作品ではあるが、しっかりと社会的なメッセージを伝える作品でもある。60年代という若者たちの中で社会に対する怒りが今とは比べ物にならなかった時代の、日本人と朝鮮人の間にある深い溝。個人がどうとかではなく、日本人だから、朝鮮人だからというだけで憎み合い争いになってしまう悲しい現実。喧嘩のシーンが多い中、康平とキョンジャが在日朝鮮人の人達の前で「イムジン河」を弾き語るシーンには胸が熱くなった。どんな理由があろうと歌ってはいけない歌などない。「イムジン河」という歌には、それだけで人の心を打つ何かがあるなと思った。パッチギには頭突きの意味の他に乗り越えるという意味があるという。いつか国とか民族とか関係なく、色々な壁を乗り越えてひとつになれる時代が来たら、そんな想いを抱かせる映画だった。キョンジャ役の沢尻エリカの初々しい演技がとても良かった。

2005/01/30

2019/02/09

-点

映画館/神奈川県/TOHOシネマズ海老名 


ノスタルジーという包装紙

井筒は不定期的に特大ホームランをかっ飛ばしてくれる。監督がどうしても撮りたかった企画を手掛けているのだという歓びに満ち、その思いが撮影現場に蔓延し、観客にも伝わってくるという実にハッピーな結実がこの映画にはある。現実には笑えないほどの暴力が満載なのだが、ノスタルジーという包装紙に包まれて最高に楽しかった。 

2018/12/11

2018/12/11

87点

映画館/東京都/ユーロスペース 


日芸主催「朝鮮半島と私たち」にて@ユーロスペース