きみに読む物語

きみによむものがたり|The Notebook|The Notebook

きみに読む物語

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レビューの数

119

平均評点

78.5(1274人)

観たひと

2031

観たいひと

184

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス
製作国 アメリカ
製作年 2004
公開年月日 2005/2/5
上映時間 123分
製作会社 グラン・ヴィア・プロダクション
配給 ギャガ
レイティング
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

晩年を迎えたとある夫婦の、若き日の恋を回想したラヴ・ストーリー。監督は「ジョンQ/最後の決断」のニック・カサヴェテス。脚本は「あなたにも書ける恋愛小説」のジェレミー・レヴェンと「シャイン」のジャン・サルディ。原作はニコラス・スパークスのベストセラー小説。撮影は「スターリングラード」のロベール・フレース。音楽は「ジョンQ/最後の決断」のアーロン・ジグマン。美術は「シモーヌ」のサラ・ノウルズ。編集は「アメリカン・ヒストリーX」のアラン・ハイム。衣裳は「マジェスティック」のカリン・ワグナー。出演は「16歳の合衆国」のライアン・ゴズリング、「ホットチック」のレイチェル・マクアダムス、「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」のジェームズ・ガーナー、「テイキング・ライヴス」のジーナ・ローランズ、「X―メン」シリーズのジェームズ・マーズデン、「ブラックホーク・ダウン」のサム・シェパード、「ザ・コンテンダー」のジョアン・アレンほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

とある療養施設に暮らす初老の女性(ジーナ・ローランズ)は、アルツハイマー病によって過去の思い出を失ってしまっている。そんな彼女のもとに、デュークと名乗る男性(ジェームズ・ガーナー)が定期的に通って、とある恋の物語を読み聞かせてやっている。1940年、ノース・カロライナ州シーブルック。家族とひと夏を過ごすためにこの土地にやってきた良家の子女、17歳のアリー・ハミルトン(レイチェル・マクアダムス)は、材木工場で働く地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)と恋におちる。しかしアリーの両親は2人の交際を認めず、夏の終わりと共に彼らの仲は引き裂かれた。アリーは学校へ、ノアは勃発した第2次世界大戦へ出兵。やがてアリーは、戦時下にボランティアで看護した元兵士のロン(ジェームズ・マーデン)と新たな恋におちる。富裕な弁護士であるロンとの縁組に、今度はアリーの両親も大賛成。そしてロンとの結婚式が目前に迫ったある日、アリーは地元の新聞に掲載された写真にノアの姿を見つける。彼女は衝動的にシーブルックを訪れ、ノアと再び愛し合う。結局アリーは、ロンを捨ててノアを選んだ。そして現在。アリーとは、この初老の女性のことであり、ノアは彼女の夫であるデュークのことだった。アリーはデュークが聞かせてくれた自分たちの若き日の物語により、一瞬すべてを思い出すが、また忘却の彼方に。しかし2人は、まもなく同じベッドで寄り添いながら、共に静かに息を引き取るのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2005年4月上旬春の特別号

日本映画紹介/外国映画紹介:きみに読む物語

2005年3月下旬号

劇場公開映画批評:きみに読む物語

2005年2月上旬号

キネ旬チョイス 「きみに読む物語」:ニック・カサヴェテス監督 インタビュー

キネ旬チョイス 「きみに読む物語」:作品評

2024/01/11

2024/01/11

80点

テレビ/有料放送/WOWOW 


物語の持つ意味がわかってくると。

2005/01/14

2024/01/05

30点

その他/試写会 
字幕


古風過ぎる恋愛モノ(劇場公開時の感想)

第2次大戦前後の身分の違う者同士の恋愛という古風な内容がメインでもいいんだけど、
にしても古風過ぎ。

(以上、試写会鑑賞後に書いた感想)

2023/06/12

82点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/スマホ 


予定調和といえば予定調和だけど、一緒にいたいからわかり合う努力をしたいって言葉が出てくると思わなかった。
物語の書き手がわかった時に深みを感じた。

2023/03/25

2023/03/25

95点

選択しない 


「物語」につながる二人の絆

レイチェル・マクアダムスが好きでマイリストには入れていたけど、甘いラブストーリーものかと思って未視聴だった。
確かにラブストーリーではある。でもそれだけではない。
一度離れた事で自分の人生を生き、相手の事をもう一度思い直した事で絆が強く結ばれていく。
それが現代での「物語」につながっていく過程に感涙した。
ラブストーリーだからといって敬遠するにはあまりに勿体無い素晴らしい作品だ。

2023/02/06

2023/02/07

80点

選択しない 


自分の心が良くないけど、、

1人の人をずっと愛するのは美しい事だと思っていたけど、この映画を見てどうなんだろう?って疑問に思った。自分も年齢をもっと重ねればわかるのかもしれない。自分の心が冷たいのではないかと不安になった。

2022/07/26

2022/07/26

80点

レンタル 
字幕


2022年7月26日に鑑賞。DVDにて。2時間03分45秒。シネマスコープ・デラックスカラー。GREN VIA PRODUCTION=NEW LINE CINEMA。市立図書館所蔵。

いい話です。監督ニック・カサヴェテスも母親ジーナ・ローランズにこの映画を贈ることが出来たことは、大変な親孝行でしょう。しかも、映画の出来は良い。

17歳を演じるレイチェル・マクアダムス(1978年生・当時25歳)いいですね。「ミーン・ガールズ」(2004)、「アバウトタイム」(2013)、「スポットライト 世紀のスコープ」(2015)、「サウスポー」(2015)、「ゲームナイト」(2018)の後は?今、レイチェル・マクアダムスどうしているのでしょう?

認知症の描写で少し疑問がある。患者は相手の顔は認識できる。毎日会っているデュークは、「夫」とは認識できないが、「デュークという人」または、名前は覚えていなくても「本を読んでくれる人」であることは認識できます。老アリー「あなたは誰れ?」というのは変では。看護師に対しても各人を認識できるでしょう。「白い服を着た~な人」として。

この物語の「The Notebook」は、アリーが夫ノアのために書いた手書きのノートである。『愛の物語 アリー・カルフーン著 最愛のノアへ これを読んでくれたら私はあなたの元へ』と書かれている。しかし、アリーは絵を描き、ノアは幼少時から「ホイットマンの詩」を朗読していたのだから、「物語を紡ぐ」のは夫のノアではないでしょうか。妻が認知症になったので、夫ノアが過去を振り返って2人の物語を書いたと私は思っていました。

時代は1940年6月6日、アリー(アリソン・ハミルトン)は17歳→1947年2人が再会→現在2004年?ならば、アリー・カルフーンは81歳である。

場所は、本KINENOTEには「ノースカロライナ州」のシーブルックと書いてあるが、wi-kiでは「南部のシーブルック」とある。「テキサス州シーブルック(ガルヴェストン近郊)」でしょうか。ジーブルックは、ニューハンプシャー州とニュージャージー州にもあるが。映画では近くの都会は「チャールストン」となっている。チャールストンは、サウスカロライナ州とウェストヴァージニア州にもある。ノアと友人フィンは「アトランタ(ジョージア州)」で入隊している。アリーの婚約者ロン・ハモンド,Jr. は「ロン・ハモンド綿工業」の御曹司なんだから、やはり南部でしょう。

ノアが改築する廃屋「ウィンザー農園(1772年建設)」。ノア「その階段でフランシス・マリオンが求婚した」→フランシス・マリオン(1732-1795)はサウスカロライナ州の民兵の准将である。ジョージタウン生れ。やはり「チャールストン」はサウスカロライナ州でしょう。

隣町の戦争未亡人のマーサ・ショー役の Jamie Brown(Jamie Anne Allman)も雰囲気が良い。朝、食事を持ってノアの家に行った時、「彼女なのね?」→ここは、ノアを見た瞬間にノアが今までとは違うということに即座に気づくはずである。ここは役者2人の「表情」の演技が今ひとつである。ノアも顔が変わっていないと駄目でしょう。光輝いているはずだ。それに、一瞬で気づいたマーサの表情の変化を見せないと駄目です。マーサ「あなたは時々遠くにいる(これは老アリーとも符合する)。瞳の中に他の人を見ている」と言っているのだから。

映画館「American」上映中「Li'l Abner」(1940)出演:Jeff York、Martha O'Driscoll、Mona Ray、バスター・キートン(Buster Keaton)キートンは主役ではない。白黒の映像が映る。「今日は女が男を捕まえる日よ!」女たちが男を追いかける。

NY、サラ・ローレンス大学。映画館「The EMPIRE THEATRE」で上映中は「踊る紐育 On The Town」(1949・監督:スタンリー・ドネン、ジーン・ケリー、出演:ジーン・ケリー、フランク・シナトラ)である。

「白鳥の湖」のビジュアルが素晴らしい。CGでしょうか。

アリー「私は前世では鳥だった」→これが、後半に生かされていない。アリーの母親アンがかつての自分の恋を語る(見せる)のは蛇足だと思う。