ともさかりえが頑張るが、仲間由紀恵デビュー作というおまけ付
藤野美奈子の同名漫画が原作。
テレビ畑の本広克行の映画初期作品で、時間も1時間というテレビサイズなら、内容もテレビサイズ。撮影もハイビジョン。
もっともすべてにおいてテレビサイズながら、そこそこ面白くできていて、気楽な暇つぶしには最適。主演のともさかりえ映画初主役とはいいつつも、テレビサイズ映画なので、映画初主演と言っていいものか。それでも、結構頑張っていて・・・んー、でもやっぱりテレビサイズの演技か。
本作最大の見どころは、本作で仲間由紀恵17歳が本格デビューしていることで、メガネをかけ、顔もまだふっくらとしている。仲間はともさかの友達役。
女の子4人、男の子4人で伊豆に温泉旅行に出かける中の一人を演じている。ストーリーは、途中の駅で弁当を買っていたともさかが電車に乗り遅れ、7人を追いかけるが、7人はともさかが家に帰ったものと思い込んで、みんなで宴会。一人侘しく妄想ばかりを膨らますともさかのズッコケ・コメディで、その他愛ないストーリーをともさかが孤軍奮闘して演じていて楽しい。
仲間は台詞もそこそこあるが、特に目立った演技も存在感もない。あの独特の鼻にかかった声はすでにこの時に始まっている。