ガメラ2 レギオン襲来

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ガメラ2 レギオン襲来

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レビューの数

73

平均評点

76.0(438人)

観たひと

628

観たいひと

18

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル パニック / アクション
製作国 日本
製作年 1996
公開年月日 1996/7/13
上映時間 100分
製作会社 大映=日本テレビ放送網=博報堂=富士通=日本出版販売作品(製作協力*IMAGICA=アミューズ)
配給 東宝
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督金子修介 
特技監督樋口真嗣 
脚本伊藤和典 
総指揮徳間康快 
企画島田開 
武井英彦 
安永義郎 
筒井城二 
石田耕二 
製作池田哲也 
保坂武孝 
澤田初日子 
鶴田尚正 
製作補高橋博 
齋藤久臣 
森江宏 
プロデューサー土川勉 
佐藤直樹 
南里幸 
撮影戸澤潤一 
美術及川一 
音楽大谷幸 
音楽プロデューサー木村敏彦 
主題歌ウルフルズ
(「そら」)
録音橋本泰夫 
照明吉角荘介 
編集荒川鎮雄 
アソシエイトプロデューサー奥田誠治 
門屋大輔 
藤巻直哉 
高橋千尋 
坂本龍彦 
助監督片島章三 
スクリプター石山久美子 
スチール原田大三郎 
特技撮影木所寛 
特技照明林方谷 
特技編集普嶋信一 
特技美術三池敏夫 
特技スクリプター河島順子 
視覚効果松本肇 
操演根岸泉 
特技助監督神谷誠 
怪獣造形原口智生 
巨大レギオン造型品田冬樹 
山部拓也 
小出勝 
山本洋 
栄福哲史 
坪井浩一 
関根研一 
藤好信暁 
製作代表加藤博之 
漆戸靖治 
大野茂 
小島和人 
五十嵐一弘 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演水野美紀 穂波碧
永島敏行 渡良瀬佑介
石橋保 花谷
吹越満 帯津
藤谷文子 草薙浅黄
川津祐介 野尻
長谷川初範 佐竹
沖田浩之 笹井
田口トモロヲ 地下鉄の運転手
大河内浩 札幌・大通指揮所の連隊長
螢雪次朗 大迫
梶原善 ビール工場の警備員
渡辺裕之 戦闘指揮所の第三隊長
ラサール石井 NTT名崎送信所の職員
角替和枝 穂波の母
ベンガル 穂波の父
小林昭二 武器小隊の先任空曹
辻萬長 戦闘指揮所の師団長
梅垣義明 札幌・機動隊小隊長
坂野友香 雪乃
田口浩正 銭湯の学生
舟田走 戦闘指揮所の第二部長
笹入舟作 防衛庁の幕僚
信実一徳 仙台・監視拠点の連隊長
養老孟司 北大獣医学部の教授
徳間康快 内閣官房長官
福留功男 ズームイン朝のキャスター
関谷亜矢子 臨時ニュースのキャスター
藪本雅子 報道番組のキャスター
今中麻貴 札幌・現場リポーター
水本豊 仙台・現場リポーター
前田亜季 仙台の少女
大橋明 ガメラ
吉田瑞穂 巨大レギオン
田村浩一 巨大レギオン
佐々木俊宜 巨大レギオン
秋山智彦 群体レギオン
渡部佳幸 群体レギオン
小林勇治 群体レギオン
中田晶宏 群体レギオン

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

おなじみ大怪獣ガメラと、宇宙からの異生物レギオンとの壮絶な戦いを描いたモンスター・パニック・ムービーの復活シリーズ第2弾。監督は前作「ガメラ 大怪獣空中決戦」を手がけ好評を博した金子修介。脚本も前作と同じく伊藤和典が担当し、撮影の戸澤潤一、特技監督の樋口真嗣など前作の主要スタッフが再び顔を揃えた。主演は「大失恋。」の水野美紀と「GONIN2」の永島敏行、「LUNATIC」の吹越満。また前作でデビューした藤谷文子が同じ浅黄役で再び出演するほか、長谷川初範、螢雪次朗、渡辺裕之らが前作と同じ役どころで顔を見せている。2016年7月9日より4Kデジタル復元版が劇場公開される。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

冬のある日、北海道・支笏湖近辺に巨大な隕石が落下した。すぐさま渡良瀬二佐を中心とした自衛隊が現場に急行したが、巨大なクレーターが発見されたのみで、不思議なことに隕石自体は影も形も見つからなかった。隕石の落下を目撃した札幌青少年科学館の職員・穂波とNNT職員の帯津は、それ以来、支笏湖周辺から札幌にかけて巨大なオーロラの発生や光ファイバー・ケーブルの消失といった謎の現象が起きていることに興味を持ち、調査を始めていた。そんなころ、札幌のビール工場ではガラス瓶の大量消失と怪獣らしき生物の目撃が確認され、偶然知り合った渡良瀬と穂波はお互いの情報を交換する。そして、隕石落下から5日目、ついに札幌の街に大きな異変が起きた。地下鉄構内に虫のように群れをなした異生物が出現し、地下鉄の乗客が襲われ、ビル街には巨大な植物体が現われたのだ。草体と思われるこの植物が種子を放出することによって札幌の街は潰滅してしまうのではないかと見られ、自衛隊もなす術がなかったが、すんでのところで現れたガメラが草体を破壊し、異生物の群れと戦った。群れを引き連れて飛び立ったガメラを追って地下からは巨大化した異生物レギオンが現れ、空の彼方へと消えていく。それからしばらくして、今度は仙台に小レギオンの群れと草体が出現した。ガメラも仙台に現れ種子の放出を阻止しようとするが、巨大レギオンに苦しめられて、わずかに及ばずに仙台の街は潰滅してしまった。レギオンとの戦いに力尽きたガメラは、死んだようにうずくまったまま動かなくなってしまう。穂波の調査が明らかにした草体とレギオンの生態関係によれば、レギオンは確実に次の標的を東京に持ってくるだろうと思われた。自衛隊は利根川近辺でその進行をくいとめようとしたが、勢力を増大したレギオンには歯が立たなかった。そのころ、仙台ではガメラとの交信能力を持つ少女・浅黄を中心とする、生き延びた子供たちがガメラ復活を懸命に祈っていた。彼らの願いが届き、奇跡の復活を果たしたガメラは、レギオンを倒すべく利根川へと飛ぶ。帯津の活躍で渡良瀬たちは巨大レギオンと群体レギオンの電波によるコミュニケーションを妨害して群体を退治し、巨大レギオンと一騎打ちとなったガメラは、ウルティメイト・プラズマを放ってレギオンをついに倒すのだった。こうして人類はガメラのおかげで再び平和を取り戻した。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1996年10月下旬号

劇場公開映画批評:ガメラ2/レギオン襲来

日本映画紹介:ガメラ2/レギオン襲来

1996年7月下旬号

巻頭特集 ガメラ2 レギオン襲来:キャスト・インタビュー 永島敏行

巻頭特集 ガメラ2 レギオン襲来:キャスト・インタビュー 水野美紀

巻頭特集 ガメラ2 レギオン襲来:キャスト・インタビュー 藤谷文子

巻頭特集 ガメラ2 レギオン襲来:キャスト・インタビュー 石橋保

巻頭特集 ガメラ2 レギオン襲来:キャスト・インタビュー 螢雪次朗

巻頭特集 ガメラ2 レギオン襲来:キャスト・インタビュー 川津祐介

巻頭特集 ガメラ2 レギオン襲来:鼎談 金子修介×伊藤和典×樋口真嗣

巻頭特集 ガメラ2 レギオン襲来:批評襲来

1996年7月上旬夏の特別号

HOT SHOTS:ガメラ2

1996年6月下旬号

HOT SHOTS:「ガメラ2」撮影ルポ

1996年1月上旬新年特別号

グラビア <Hot Shots[最新ニュース]> :「ガメラ レギオン襲来」

2023/12/23

2023/12/23

70点

購入/DVD 


見事なミニチュアワーク。主役のガメラも随分とたくましくなって見せ場をリードする。ただどこか気になると思っていたことが・・・。かつての怪獣映画の、たとえば「モスラ」の香川京子や「モスラ対ゴジラ」の星由里子みたいな自立心旺盛な女性がいないこと・・・。水野美紀は悪いわけではなく作り手の姿勢・・・?怪獣映画を見る輩はこんな女性がいいのではといった余計な想いが入ってはいないか?時代の流れとは逆の方を向いていないか…余計な勘繰りかもしれないが、怪獣映画には星飛雄馬の明子姉さんみたいなキャラクターはいらない。・・・と、思う。

2023/12/04

2023/12/04

75点

VOD/U-NEXT 


レギオンのフォルムが良い

ガメラシリーズの中でも評価が高い「平成3部作」の中に2作目。
ガメラシリーズ自体を観たのは初めてでしたが、問題なく内容は理解できました。
もちろん、この平成シリーズの1作目を観ていた方はより理解は出来るんだろうが。

初めてガメラをちゃんと見たけど、つぶらな瞳が可愛い。
この1作しか観ていないので、ガメラ誕生の背景とか、ガメラがどこから来たのかとかは分からないけど、どうしても“ゴジラ”の二番煎じ感は否めない。

ただ、内容は非常に面白い。
敵役レギオンのフォルムが抜群に独創的で。
こういう所が世界の名だたる映画監督が「日本の特撮」をリスペクトしている所なんだろうなぁと。
物語もかなり大人向けで。
レギオンの行動原理であったり、それに対する人間側の戦い方なども、言い方が悪いかもしれないが「特撮映画の割にはかなりしっかりしている」
説明的なシーンをあえて劇中のニュース番組にする事で、幼稚な説明台詞を入れていない所も良かった。

もちろん、ツッコミ所も幾つかあるけど、それを補うほどの満足感のある作品である。

2023/12/01

2023/12/02

-点

VOD/NETFLIX/レンタル/PC 


札幌市民として楽しめる

TOHOすすきのでオープニングの公開作品になっていたことをきっかけに観てみました。オープニングで選ばれたのは札幌が舞台になっている、ということで間違いないはずです(探偵はBARにいるも選ばれていました)。

30年近く前の作品なので、札幌の街並みがミニチュアまるだしというところはありますが、いろいろなところでロケされていて、水曜どうでしょうでのブレイク直前のOffice cueの面々がエキストラ的に出ていたり(今作公開が96年7月、どうでしょうが同年10月スタート。モザイクな夜というローカル深夜番組に出演していましたが、地元でもほとんど観ている人はいない印象でした)。

展開がはやく、レギオンの設定も面白く、評価が高い作品であるのは頷けるところです。今年公開されたゴジラと比べると、怪獣が出てくるシーンが圧倒的に多く、なおかつ人だけ出てくるシーンは怪獣への対策をしているシーン(登場人物自体の葛藤とかではない)なので、怪獣映画を観にくる観客に優しい作りというか、王道なつくりです。

どうでも良いことですが、劇中で、レギオンの草体の爆発で半径6kmが吹き飛ぶようなことを言っていました。中心部は完全に範囲内ですが、例えば水野美樹さんと吹越満さん演じるキャラクターたちが最初にいた青少年科学館はその倍くらいの距離なので大丈夫そうです。札幌市は広いので、全域が破壊されるわけではないけれど、都市機能が失われる程度という現実的な範囲内で設定されたのかと思います。
ちなみに、1966年にいわき市に抜かれるまでは札幌市が全国1の広い市でした。2023年現在はさらに全国的に市町村合併が進み、札幌は16位になっています。

2023/11/09

72点

VOD/NETFLIX 


地球の守護者

ネタバレ

前作では人間を補食するギャオスの存在がかなり生々しく、またフォルムの禍々しさもあり、怪獣の脅威というものが強く全面に押し出される内容になっていた。
今作でも宇宙からの謎の生命体レギオンの登場シーン、そして地下鉄で人を襲う姿はかなりホラーチックだ。
群体、草体、そして巨大レギオンと三つの脅威が地球を襲う展開も面白く、なるべく怪獣が現れたらこうなるだろうという日常の描き方もリアリティがあった。
ただ、続編だから仕方のない部分もあるが、ガメラの登場がかなり唐突であり、地球の守護神としての存在感は前作よりもかなり薄れてしまったようにも感じた。
ストーリーも平成のゴジラシリーズよりは練られているとは思うのだが、それでも前作が神がかっていただけに少し物足りなさを感じた。
ガメラはひとつの生命体ではあるが、地球そのものの意志でもあると感じた。
決して無敵の強さを誇るわけではないが、地球の生命エネルギーがある限り何度でも甦る。
地球の守護者であって、決して人間を護っているわけではない。
でも子供たちの味方でもある。
「ガメラを敵にはしたくないよね」という台詞にハッとさせられる部分があった。

2023/09/13

2023/09/13

65点

テレビ/無料放送/TOKYO MX 


今回は北海道に落下した隕石からスタート。
小型レギオンも巨大レギオンも、カブトガニのようなカブトムシのような甲殻類で無機質なので異質感たっぷり。
今回のガメラは期待以上に強くないが、やっぱり元気玉は無敵だ。
冒頭藤谷文子が仙台駅からNYのお父さんに電話していたね。
ところで胞子を出すレギオン草体はどうなった?
我が家の庭の地中に根を張る植物は駆除するのが大変なんだが。

2023/06/27

2023/06/27

77点

VOD/Hulu/購入/テレビ 


地球の守護者

新たなキャストで描く2作目ですが、きちんと物語は繋がっていて、マニアックな喜びを与えてくれる演出で 前作のキャストとの繋がりを示してくれます。
そしてスケールアップをした特撮シーンは、昭和のガメラへのオマージュを忘れずに 新たな領域へと進んでいきます。
何より素晴らしいのは、子ども(人間)の味方として描かれていたガメラを、地球の守護者として描き直したことで、ガメラが味方にも敵にもなることを決定づけたことです。
昭和のガメラでは、曖昧で子ども騙しとして描かれていた部分を、きちんとテーマにのせて明確にしています。
ラストの水野美紀(すごくキュート)のセリフがとても印象に残りました。