長谷川初範

|Hatsunori Hasegawa| (出演/ナレーション)

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

本名 長谷川初詔
出身地 北海道紋別市
生年月日 1955/06/21
没年月日

略歴▼ もっと見る▲ 閉じる

北海道紋別市の生まれ。本名・長谷川初詔。北海道紋別北高校を卒業後、横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)演劇科で芝居を学び、卒業時の1977年に、学院長・今村昌平製作の舞台『ええじゃないか』の主演に抜擢される。78年、今村プロ製作、浦山桐郎監督のフジテレビ『飢餓海峡』に、若山富三郎演じる弓坂刑事とともに犯人を追う戸波刑事役で出演し、本格的に俳優デビューを果たす。80年のTBS『ウルトラマン80』でヒーローに変身する矢的猛役で主演をつとめ、フジテレビ『湖水祭』『君は海を見たか』82、NHK『真田太平記』82、TBS『妻の定年』83などのテレビドラマに多数出演する。82年、橋本忍監督「幻の湖」で映画初出演。以後も、東陽一監督「ザ・レイプ」82、「セカンド・ラブ」83、蔵原惟繕監督「南極物語」83などに出演するが、80年代後半に重度の喘息を患い、治療のため約2年間に渡って俳優業をセーブする。91年、フジテレビのヒットドラマ『101回目のプロポーズ』に主人公・武田鉄矢の恋敵役で出演し、再び注目を集める。前後して、鹿島勤監督のOV『静かなるドン』90~96でも存在感を示し、久々の映画出演となった長谷川計二監督「仁義」91以降、黒沢清監督「地獄の警備員」92、一倉治雄監督「国会へ行こう!」94、金子修介監督「ガメラ・大怪獣空中決戦」95など作品を重ねた。ダンディーな二枚目俳優として活躍しつつ、軍人、政治家などの権威者の役、またコミカルな役どころも得意とする。テレビドラマはほかに、フジテレビ『ウーマンドリーム』92、『ムコ殿』01、TBS『私ってブスだったの?』93、『女系家族』05、日本テレビ『終わらない夏』95、『三姉妹探偵団』98、テレビ朝日『熟年離婚』05、NHK『純情きらり』06、『行列48時間』09など多数。11年、実在の化学者・高峰譲吉の生涯を描いた市川徹監督「TAKAMINE/アメリカに桜を咲かせた男」に主演し、円熟味ある芝居を披露した。

キネマ旬報の記事▼ もっと見る▲ 閉じる

フィルモグラフィー