ソナチネ(1993)

そなちね|----|----

ソナチネ(1993)

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レビューの数

74

平均評点

76.3(614人)

観たひと

956

観たいひと

75

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 任侠・アウトロー / バイオレンス / ドラマ
製作国 日本
製作年 1993
公開年月日 1993/6/5
上映時間 94分
製作会社 バンダイビジュアル=松竹第一興行作品(製作協力*ライトヴィジョン=ライトヴィジョンエンタテイメント/企画協力*オフィス北野)
配給 松竹
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督北野武 
脚本北野武 
製作奥山和由 
プロデューサー鍋島壽夫 
森昌行 
吉田多喜男 
撮影柳島克己 
美術佐々木修 
音楽監督久石譲 
録音堀内戦治 
照明高屋齋 
編集北野武 
監督補天間敏広 
助監督北浜雅弘 
記録中田秀子 
スチール斉藤里美 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演ビートたけし 村川
渡辺哲 上地
勝村政信 良二
寺島進 ケン
国舞亜矢 
南方英二 殺し屋
逗子とんぼ 北島組組長
矢島健一 高橋
大杉漣 片桐
森下能幸 
北村晃一 
津田寛治 
城春樹 
木下ほうか 

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

沖縄の抗争に助っ人として送られたヤクザが抗争に巻き込まれていく姿を描くドラマ。「あの夏、いちばん静かな海。」に続く北野武の監督第四作で、ほかに脚本・編集・主演も兼ね、“死”をテーマに独特のユーモアと淡々としたリズムで描いていく。撮影は「空がこんなに青いわけがない」の柳島克己。音楽は「はるか、ノスタルジィ」の久石譲が担当。九三年カンヌ映画祭“ある視点”部門出品作。キネマ旬報ベストテン第四位。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

北嶋組幹部・村川は、組長から沖縄の友好団体・中松組が敵対する阿南組と抗争しているので助けてほしいとの命令を受けた。村川の存在が疎ましい幹部の高橋の差し金だったが、結局村川は弟分の片桐やケンらを連れて沖縄へ行く。沖縄では中松組幹部の上地や弟分の良二たちが出迎えてくれるが村川らが来たことでかえって相手を刺激してしまい、抗争はますます激化。ある者は殺され、ある者は逃げ出す。生き残った村川、片桐、ケン、上地、良二の五人は海の近くの廃家に身を隠した。ある夜、村川は砂浜で女を強姦した男を撃ち殺した。それを見て脅えもしない若い女・幸はいつのまにか村川と一緒にいるようになる。東京に連絡を入れても高橋がつかまらず、イラつく片桐をよそ目に、海辺でロシアンルーレットや花火や釣りに興じる村川。だが殺し屋などによってケンも片桐も上地も殺されてしまう。やがて沖縄にやって来た高橋を村川は捕まえ、阿南組と組むために村川たちを破門にし、中松組を解散させようと企んでいることを聞き出して彼を殺す。そして手打ち式の会場に襲撃をかけるが、生き残り、幸の持つ廃家へ向かう途中、村川は鈍口をこめかみに当て自ら命を絶つのだった。

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特集 ソナチネ:北野武監督 ロング・インタビュー

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2024/02/25

2024/02/25

-点

テレビ/無料放送/BS松竹東急 


☆☆

2023/05/15

2023/05/15

90点

選択しない 


子どもの時間への侵入者の怖さ

ネタバレ

北野武の作品の中でも特に好きな作品。たけしたちヤクザが沖縄の島に潜伏、のんびり過ごしているうちに童心に戻ってしまいまるで子どもの夏休みの様になるのが面白い。紙相撲の場面など印象的。但しこのままずっと平和な訳でなく、ヌッと殺し屋(チャンバラトリオの南方英二!)が現れて寺島進らをいとも簡単に射殺してしまう。この何を考えているのか無表情でわからない殺し屋の冷徹な怖さは子どもが初めて大人の怖さを知った時の畏怖にダブる。ここからたけしらの逆襲が始まるのだが、かなり派手なドンパチで一体、警官は何をやっているのか?急にリアリティが萎む。
 それでも全編を通して北野武の死生観が滲んでおり、それがなんとも言えない魅力で又観たくなる。

2023/05/13

2023/05/13

100点

選択しない 


憂い

が大事

2023/01/28

2023/01/29

76点

選択しない 


紙相撲!

ヤクザ映画なのでずっと観るのを躊躇っていましたが、ある映画本を読んで興味を持ち鑑賞。さすが北野監督でヤクザ映画に想をとりながら、独特の映像と雰囲気を作り出しています。潜伏する海辺の家での生活がバケーションのように描かれていて笑いました。そしてその美しい自然の中の生活と強烈なコントラストを成す暴力団の追撃、復讐、死が冷徹に描かれていてその感性に驚かされました。久石譲の音楽もとても良かった。一番のお気に入りは砂浜での人間紙相撲、名場面!

2022/08/21

2022/08/21

80点

選択しない 


静かな空気と暴力

極道の世界に辟易する組長の村川は、上部組織の命令で友好組織の救援のために沖縄に向かうことになるが…。
北野武監督作品。沖縄の風景と久石譲の音楽によって生まれた静かでのんびりとした空気感の裏で人が死にまくる同監督の映画の中で最も芸術性が高いと個人的に思う作品です。

2022/04/09

2022/04/09

43点

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字幕


真綿

暖簾に腕押し。