「君の名は」の菊田一夫の原作を久松静児が監督した戦後まもない頃のミステリー。夜光る顔が戦争で声太った成金に告発文を送り、宝石を奪い、警察がその謎を追う。その痣を忌み嫌われ、よその家に出された双子の存在がキーポイント。
ただし、タイトルの“夜光る顔”は、映像だけで只のマスクと分かる作りもの。また、保存状態のせいか音声の劣化が激しく、かなりの部分が聞き取れないのも難点。
オープニングタイトルからして戦中から戦後にかけて製作されたと推測されるが、戦後ミステリーの先駆けとなった功績くらいはありそう。
( BD-R 録画 CATV 衛星劇場)