夜光る顔

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夜光る顔

レビューの数

9

平均評点

54.4(15人)

観たひと

19

観たいひと

4

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1946
公開年月日 1946/6/13
上映時間 74分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング
カラー モノクロ
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督久松静児 
脚色高岩肇 
原作菊田一夫 
撮影高橋通夫 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演宇佐美淳 山崎警部
上代勇吉 倉石金之助
逢初夢子 妻昌枝
折原啓子 娘美也子
伊沢一郎 稲出徳穂
伊沢一郎 稲出一穂
相馬千恵子 白川早百合
浦辺粂子 富永かね
見明凡太郎 野辺地俊秋
小原利之 高石光男
桂木輝夫 清水刑事
花布辰男 齋藤刑事
宮島城之 捜査課長
宮崎準之助 演出助手小林
高田弘 人相のよくない男
山田春夫 びっこの男

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「大都会」「旋風街」の久松静児復員第一回監督作品。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

夜光る顔! 青白い燐光を放って光る顔が弁護士の野辺地と、脱税を計画中の戦時成金倉石金之助の邸に現れ、五百五十万円の宝石を国家に還えせと宣告して風の如く消える。翌日山崎警部の見張りの目をくぐって宝石が姿を消してしまった。倉石家には今家を捨てて母方の姓稲田を名乗ってレヴューの演出家をしている先妻の子徳穂と、後妻昌枝の娘美也子があった。徳穂は事件の当夜美也子の所を訪ねていたため嫌疑がかかり、取り調べの結果アリバイは成立したが、問題の宝石は夜光る顔によって警部の許に届けられ、その事から警部は徳穂がもう一人あることに気付く。野辺地は脱税の分け前をとろうと画策し徳穂を利用して目的を果たそうとする。ある日野辺地は高石と名乗る謎の男と対談中、高石は突然野辺地の陰謀を罵り、驚いて彼が逃げようとすると、いつの間にか高石の顔が徳穂の顔に変わっていた。一方、山崎警部は徳穂に双生児の弟一穂のあることを知り、金之助を追求していると徳穂がやって来、間もなく真犯人を見たと、野辺地が叫んでいるところへ、もう一人の徳穂が現れ、邸内は騒然となる。先に来ていた徳穂が、金之助の前で『この顔をよく見ろ』と頬のあたりをむしると、金之助はワナワナとふるえだした。彼こそ一穂だったのだ。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2024/02/06

2024/02/06

50点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 

画質と音声が悪くて分かりにくかった。双子の兄弟がいるというのは安直なトリックに感じて興味半減した。

2023/01/06

2024/01/04

50点

映画館/東京都/角川シネマ有楽町 


監督・久松静児×脚本・高岩肇

大映創立80周年記念映画祭の1本。悪党の成金と弁護士を“光る顔”が成敗するスリラー。「監督久松静児×脚本高岩肇による大映スリラー路線を確立した記念すべき作品」とか、「アナログ特撮の最高峰」という宣伝文句がチラシにあるが、1946年の古過ぎる映画で、ピンとこなかった。

2023/08/12

2023/08/13

60点

テレビ/有料放送/衛星劇場 


ただの仮面。

ネタバレ

「君の名は」の菊田一夫の原作を久松静児が監督した戦後まもない頃のミステリー。夜光る顔が戦争で声太った成金に告発文を送り、宝石を奪い、警察がその謎を追う。その痣を忌み嫌われ、よその家に出された双子の存在がキーポイント。

ただし、タイトルの“夜光る顔”は、映像だけで只のマスクと分かる作りもの。また、保存状態のせいか音声の劣化が激しく、かなりの部分が聞き取れないのも難点。

オープニングタイトルからして戦中から戦後にかけて製作されたと推測されるが、戦後ミステリーの先駆けとなった功績くらいはありそう。

( BD-R 録画 CATV 衛星劇場)

2023/04/30

2023/05/01

50点

VOD/U-NEXT 


「暗闇に浮かぶ仮面の正体は、その目的は…。」

大映の1946年作品。
面白そうな要素はあるのだが音声が悪すぎてキツい。
またちょっと気を抜いてると人物の区別がつかない。
どの人も似たり寄ったりで。
U-NEXTで観たが最近劇場公開もしてたみたい。
そのバージョンなら画質&音声は良かったのだろうか?
まぁでも二回は観ないかな。

2023/01/18

2023/01/18

65点

映画館/東京都/角川シネマ有楽町 


終戦の翌年にここまでの映画を撮っていたとはちょっと信じ難いぐらい。フィルムが古いせいもあるだろうし、音声など聴き取りにくいところもある。また、ストーリーに双子が関係しているだけでなく、他の登場人物も似たような顔が多くて、やや混乱する部分など作品の完成度という点ではいろいろあるだろうが、とにかく、あの廃墟から立ち上がり再起に向かっていた1946年に作られたということだけでも注目に値すると思う。

2023/02/12

2023/01/17

70点

映画館/大阪府/シネヌーヴォ 


大映創立80周年記念映画祭

未DVD化作品、俳優陣が地味なので已む無し。1946年戦後直ぐの香りに溢れ意外と面白かった。弾の出ない銃を軍に売り付け巨万の富を得、税金逃れを目論む金持ちに~。