お早よう

おはよう|----|----

お早よう

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レビューの数

49

平均評点

75.9(246人)

観たひと

390

観たいひと

24

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル コメディ / ドラマ
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/5/12
上映時間 94分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング 一般映画
カラー カラー/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督小津安二郎 
脚本野田高梧 
小津安二郎 
製作山内静夫 
撮影厚田雄春 
美術浜田辰雄 
音楽黛敏郎 
録音妹尾芳三郎 
照明青松明 
編集浜村義康 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演笠智衆 林啓太郎
三宅邦子 林民子
設楽幸嗣 林実
島津雅彦 林勇
久我美子 有田節子
三好栄子 原田みつ江
田中春男 原田辰造
杉村春子 原田きく江
白田肇 原田幸造
竹田浩一 大久保善之助
高橋とよ 大久保しげ
藤木満寿夫 大久保善一
東野英治郎 富沢汎
長岡輝子 富沢とよ子
大泉滉 丸山明
泉京子 丸山みどり
佐田啓二 福井平一郎
沢村貞子 福井加代子
須賀不二夫 伊藤先生
殿山泰司 押売りの男
佐竹明夫 防犯ベルの男
桜むつ子 おでん屋の女房
菅原通済 客・通さん

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「彼岸花」につづいて野田高梧と小津安二郎が書いた脚本を、小津安二郎が監督した、大人と子供の世界を描いた一篇。撮影は「春を待つ人々」の厚田雄春。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

東京の郊外--小住宅の並んでいる一角。組長の原田家は、辰造、きく江の夫婦に中学一年の子・幸造、それにお婆ちゃんのみつ江の四人暮し。原田家の左隣がガス会社に勤務の大久保善之助の家。妻のしげ、中学一年の善一の三人。大久保家の向い林啓太郎の家は妻の民子と、これも中学一年の実、次男の勇、それに民子の妹有田節子の五人暮し。林家の左隣・老サラリーマンの富沢汎は妻とよ子と二人暮し。右隣は界隈で唯一軒テレビをもっている丸山家で、明・みどりの若い夫婦は万事派手好みで近所のヒンシュクを買っている。そして、この小住宅地から少し離れた所に、子供たちが英語を習いに行っている福井平一郎が、その姉で自動車のセールスをしている加代子と住んでいる。林家の民子と加代子は女学校時代の同窓で、自然、平一郎と節子も好意を感じ合っている。このごろ、ここの子どもたちの間では、オデコを指で押すとオナラをするという妙な遊びがはやっているが、大人たちの間も、向う三軒両隣、ざっとこんな調子で、日頃ちいさな紛争はあるが和かにやっている。ところで、ここに奥さん連中が頭を痛める問題が起った。相撲が始まると子供たちが近所のヒンシュクの的・丸山家のテレビにかじりついて勉強をしないのである。民子が子どもの実と勇を叱ると、子供たちは、そんならテレビを買ってくれと云う。啓太郎が、子供の癖に余計なことを言うな、と怒鳴ると子供たちは黙るどころか、「大人だってコンチワ、オハヨウ、イイオテンキデスネ、余計なこと言ってるじゃないか」と反撃に出て正面衝突。ここに子供たちの沈黙戦術が始まった。子供たちは学校で先生に質問されても口を結んで答えないという徹底ぶり。この子供たちのことを邪推して近所の大人たちもまた揉める。オヤツをくれと言えなくて腹を空かした実と勇は原っぱにおヒツを持出して御飯を食べようとしたが巡査に見つかって逃げ出し行方不明となった。間もなく子供たちは駅前でテレビを見ているところを、節子の報せで探しに出た平一郎に見つかった。家へ戻った子供たちは、そこにテレビがおいてあるのを見て躍り上った。停年退職した富沢が電機器具の外交員になった仕事始めに月賦でいいからと持込んだものだった--。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1959年6月下旬号

日本映画批評:お早よう

1959年6月上旬号

新映画評:お早よう

1959年5月下旬号

日本映画紹介:お早よう

1959年5月上旬号

新作グラビア:お早よう

2020/04/08

2020/04/09

75点

テレビ/無料放送 


女の腐った様な奴・・・昔はよく耳にしたな。

小津安二郎 監督による、ご近所さん・人情コメディ。
📺・・・📻・・・🍚・・・🥮・・・🍶・・・🏠🏠🏠・・・🩲🩲🩲・・・📺
東京郊外、小アパートが連なる一角。林家の子供達は、隣の家に上がり込み、テレビを見るのを楽しみにしている・・・。

(戦後復興の象徴、家電三種の神器、洗濯機、白黒テレビ、冷蔵庫。
本作は、白黒テレビがまだ高価であった頃の話である。テレビのブラウン管には、垂れ幕が掛けられ、見る時はまくり上げて見ていた。・・・テレビの真空管がよく切れて、ラジオ屋(家電店)がよく修理にやって来た。)
(昭和30年代の近所付き合いは、まさにこんな感じだった。・・・この時代を知らない人が本作を見て、どう感じたのか気になった・・・。)

2020/03/14

2020/03/14

-点

テレビ/無料放送/BS朝日 


お早よう

新興住宅地で繰り広げる大人と子どもの日常。本作は、いわゆる「日常もの」の映画の最高峰かもしれない。いつもは壮年の男性やうら若き女性が小津映画の主役だけれど、今回は子供たちを主役にしていてファミリーで楽しめる。誰もが共感する人々の言動によってのみアクションが起こる。
小津作品に特有の身近な哲学的テーマもしっかり盛り込まれ、音楽も良い。暖かな日差しを感じることができる、そんな作品。
最後はどう終わるのかと思って観ていたら、まさかの幕引きで腰を抜かすところだった。

2020/03/14

2020/03/14

-点

テレビ/無料放送/BS朝日 


佐田啓二(英語の先生)

笠智衆(お父さん)
格子縞の着物 カーテン 緑のやかん
おそろいセーター 実くん勇ちゃん

2020/03/12

2020/03/12

68点

VOD/U-NEXT/レンタル/テレビ 


単なるホームドラマ

確かに面白かったです。が、それだけなんです。

 「晩春」は深く愛しあった父と娘のドラマに、小津と原の実人生が重なり、言葉を失いました。代表作「東京物語」では、家族は変わるものという人間の営みの真実に感動しました。評価は高くない「早春」でも、流される虚ろさがしっかり突かれていました。暗い「東京暮色」は、父の力強さに驚かされました。きのう観た「彼岸花」でも、古い価値観を抜け出た父親の姿に、新しい時代の到来を感じたものでした。

 しかし、この作品は観たあと心に引っかかるものがありません。小津調のカラー画面、巧みな脚本というテクニックだけ、という印象でした。

1963/12/12

2019/12/12

82点

その他/映画館 DVD購入 鑑賞日はなんちゃてです 


これは「サザエさん」ですか? 隅々まで円熟味と穏やかな幸福感に満たされた OZUワールド

やはりこれは人生の経験を積んだ余裕のある
オジサンでないと作れない作品ですね
楽しんで制作し遊びごころのあるくつろいだ
雰囲気の漂う作品です

綿密に幾重にも軽妙なギャグの仕込まれた脚本が
ヨクデキテマス
十八日間で完成
映倫の脚本審査で横ヤリが入る
これほどオナラが出てくる話は前代未聞云々
でも修正無しで撮影

タイトルとその字体を見ただけでほっこりします
書いたのは小津さん?

冒頭の音楽は重々しく始まりタイトル出しで
ぼのぼのした可愛い音楽に早変わりします
ここで早くも脱力し笑顔になります
桂枝雀さんの名言
笑いは緊張と緩和を思い出します
オナラの音は管楽器で作ったそうです

個人的には親戚に實と勇の兄弟と善一がいるので名前だけでも可笑しくなりました
二人の縞のペアールックの服が可愛いくいつも
同じ服というのが微笑ましいです
勇ちゃんの先生も似たような衣装でしたね
着物、洋服、カーテン、炬燵の掛け布団など
無地、格子柄、縞柄で作品のリアリズムよりも
美しければすべてよしの画面構成
カラー作品を楽しんで配色しています

勇ちゃんの愛らしさ
實ちゃんのセリフ
「お姉ちゃんておばちゃんかい?」
高橋とよさんのとぼけた存在感
殿山泰司さんの妙に丁寧な日本語での怖さ
4番打者杉村春子さんの可愛く滑稽な歩きと走り
三好栄子さんの喜劇での好演
「生きる」の陳情の奥様方のひとりとして出演
「東京暮色」も印象的
哀愁が香り立つ東野英治郎さんの定年の話
小料理おでん屋の屋号は洒落で?「うき世」
看板はひらがなで「うきよ」赤と白の徳利と灰皿
周防監督「舞妓はレディ」にも似た高そうな徳利が出ています
ジェスチャーシーンの平和なとぼけた味わいが
抱腹絶倒です

テーマの・ようなものである本当に伝えたい事はなかなか言えない大人達を最後の駅のシーンでも笑いに変えています

「生まれてみたけれど」
この作品の原型のひとつです
離れ技のギャグがラストで決まり ギャグの
オチとしては超一流品のサイレントの傑作です

挨拶言葉
現代は
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
を使っていますがこの作品のように
「行ってまいります」
「行ってらっしゃい」
が正しく そうでなければ釣り合わないそうです
あとは恒例の「ちょいと」です
この言葉の音の響きがイイんですよね〜

明日から公開の「カツベン」周防監督が
「Shall weダンス?」でもやっている映画の
ポスターがどこで登場するのかDVD等で探すのも
オツな楽しみ方です
ちなみに周防監督の初小津作品は
「秋刀魚の味」だそうです
小津さんは「突貫小僧」こと青木富夫さんの弟の名付け親です
ブーちゃんと言われていたので
『青木放屁』と命名したそうです
可笑しいですね

還暦の祝いの赤いちゃんちゃんこ
十干十二支の暦がひと回りして還り最初の暦になるので赤ちゃんと同じように新たに祝って
赤いちゃんちゃんこを着ます
赤色が好きな小津さん
自分自身の最期まで演出したように
逝ってしまいました
端正な作風通りに還暦の誕生日に永眠

ドタバタ喜劇とは違った悠然とした巧妙な
くすぐりの仕掛けを堪能できる大人の余裕を
愉しむ喜劇の小品ですね

双葉十三郎さんの邦画ベスト100
小津作品6本選出
「生まれてみたけれど」
「出来ごころ」
「浮草物語」
「父ありき」
「麦秋」
「秋刀魚の味」

2019/11/20

72点

レンタル/埼玉県/ゲオ/ゲオ大和田店/DVD 


小津映画最後の一本。子供を題材とした珍しい作品。この年代の時代背景がよく出てる。小津映画はやっぱり、筋が一本通ってる。