七人の侍

しちにんのさむらい|Seven Samurai|Seven Samurai

七人の侍

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レビューの数

138

平均評点

90.4(897人)

観たひと

1640

観たいひと

267

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 時代劇 / アクション
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/4/26
上映時間 207分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督黒澤明 
脚本黒澤明 
橋本忍 
小国英雄 
製作本木莊二郎 
撮影中井朝一 
撮影助手斎藤孝雄 
美術松山崇 
美術助手村木与四郎 
美術監修前田青邨 
江崎孝坪 
美術小道具浜村幸一 
音楽早坂文雄 
録音矢野口文雄 
録音助手上原正直 
音響効果三縄一郎 
照明森茂 
照明助手金子光男 
編集岩下広一 
衣裳山口美江子(京都衣裳) 
結髪中条みどり 
粧髪山田順次郎 
演技事務中根敏雄 
製作担当根津博 
製作係島田武治 
監督助手チーフ堀川弘通 
助監督清水勝弥 
広沢栄 
田実泰良 
金子敏 
記録野上照代 
スチル副田正男 
剣術指導杉野嘉男(日本古武道振興会) 
流鏑馬指導金子家教(二本弓馬会範士) 
遠藤茂(二本弓馬会範士) 
経理浜田祐示 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演志村喬 勘兵衛
稲葉義男 五郎兵衛
宮口精二 久蔵
千秋実 平八
加東大介 七郎次
木村功 勝四郎
三船敏郎 菊千代
高堂国典 儀作
左卜全 与作
小杉義男 茂助
藤原釜足 万造
土屋嘉男 利吉
島崎雪子 利吉女房
榊田敬治 伍作
津島恵子 志乃
三好栄子 久右衛門の妻
熊谷二良 儀作の息子
登山晴子 儀作の息子の嫁
清水元 蹴飛ばす浪人
多々良純 人足
渡辺篤 饅頭売
上山草人 琵琶法師
小川虎之助 祖父
安芸津融 亭主
千石規子 女房
千葉一郎 僧侶
東野英治郎 盗人
田崎潤 大兵の侍
上田吉二郎 斥候A
谷晃 斥候B
高原駿雄 鉄砲の野武士
山形勲 鉄扇の浪人
大村千吉 逃亡する野武士
成田孝 逃亡する野武士
仲代達矢 街を歩く浪人(クレジット無し)

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「生きる」に次ぐ黒澤明監督作品。本木莊二郎の製作になり、「生きる」のトリオ橋本忍(「花と龍 第一部」)、小国英雄(「美しき鷹」)、黒澤明(「吹けよ春風」)が協力してシナリオを書き、「プーサン」の中井朝一が撮影を担当している。音楽は「広場の孤独」の早坂文雄である。出演者は「太平洋の鷲」の三船敏郎、志村喬、「美しき鷹」の津島恵子、田崎潤「日の果て」の木村功、「求婚三人娘」の多々良純、「花と竜 第一部」「花と竜 第二部」の島崎雪子、千石規子、「秩父水滸伝」の高堂国典などのほか、俳優座の東野栄治郎、土屋嘉男など新劇人が出演している。前半107分・(休憩5分)・後半95分。後に海外向けに短縮版も黒澤監督本人により作られた。ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞、1954年度キネマ旬報ベスト・テン3位。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

麦の刈入れが終る頃、野伏せりがやって来る。去年襲われた村人は恐怖におののいた。闘っても勝目はないし、負ければ村中皆殺しだ。村を守るには侍を傭うことだ、長老儀作の決断によって茂助、利吉等は侍探しに出発した。智勇を備えた歴戦の古豪勘兵衛の協力で五郎兵衛、久蔵、平八、七郎次、勝四郎が選ばれた。菊千代は家族を野武士に皆殺しにされた百姓の孤児で野性そのままの男である。村人は特に不安を感じていたが、菊千代の行動によってだんだん理解が生れていった。村の防衛体勢は整えられ戦闘訓練が始った。刈入れが終ると野武士の襲撃が始り、物見の三人を久蔵、菊千代が倒した。利吉の案内で久蔵、菊千代、平八が夜討を決行し火をかけた。山塞には野武士に奪われた利吉の恋女房が居た。彼女は利吉の顔を見ると泣声をあげて燃える火の中に身を投じた。この夜敵十人を斬ったが、平八は種カ島に倒れた。夜が明けると野武士は村を襲って来た。侍を中心に百姓も鍬や丸太を持って村を死守した。美しい村の娘志乃は男装をさせられていたが、勝四郎にその秘密を知られ二人の間には恋が芽生えた。決戦の前夜、志乃は勝四郎を納屋に誘い二人の体はもつれ合って藁の中へ倒れた。翌朝、十三騎に減った野武士の一団が雨の中を村になだれこんだ。斬り込んだ侍達と百姓達は死物狂いで闘い、久蔵、五郎兵衛が倒れた。怒りに燃えた菊千代は最後の一人を屋根に追いつめたが、敵の弾をうけ、差しちがえて討死した。野武士は全滅した。しかし百姓も数人倒れ、七人の侍の中四人が死んだ。新しい土鰻頭の前に立った勘兵衛、七郎次、勝四郎は、六月の爽やかな風の中で働いている百姓達を静かに眺めた。志乃も何かを振り捨てるように大声で田植唄をうたっていた。「勝ったのはあの百姓達だ。わし達ではない。」田の面をみながら勘兵衛がつぶやいた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2016年10月下旬号

製作レポート「七人の侍」4Kデジタルリマスター版:

2000年4月下旬号

企画特集 華麗なるフィギュアの世界へ!:「七人の侍」がフィギュアで登場!

1998年臨時増刊 黒澤明と木下惠介

文献再現・若き日の黒澤明、木下恵介:志村喬x三船敏郎x加東大介x木村功x千秋実x宮口精二x稲葉義男x黒澤明 馬と暗闇と鮒「七人の侍」伊豆の一日

1997年臨時増刊 天晴れ!時代劇

時代劇探究:さいとう・たかをインタビュー あくまでも「七人の侍」と「用心棒」の黒澤ファンなのです

1997年臨時増刊 宮崎駿と「もののけ姫」とスタジオジブリ

評論 宮崎駿と黒澤明:「もののけ姫」は「七人の侍」を越えられたのか

1991年11月上旬号

グラビア《Coming Attractions》(新作紹介):七人の侍

特集 七人の侍:対談 かわぐちかいじ×西脇英夫

特集 七人の侍:作品評

特集 七人の侍:公開当時の批評を読む

特集 七人の侍:サントラ・ガイド

1983年11月上旬号

特別企画 [黒澤明の全貌]によせて 第1回 私の黒澤映画:「七人の侍」

1978年11月下旬号

新譜紹介「七人の侍」「羅生門」:早坂文雄の世界を純粋に知覚できる新しいレコード

1975年10月上旬秋の特別号

グラビア:還ってきた名作 黒澤明監督 「七人の侍」

特集 「七人の侍」:1 時代劇映画の系譜にみる「七人の侍」の特異性

特集 「七人の侍」:2 「七人の侍」の黒澤明の映像主義を支えるもの

特集 「七人の侍」:3 黒澤映画は私の青春に差し込んだ陽差し

特集 「七人の侍」:4 「七人の侍」が我々に残した教訓とは?

特集 「七人の侍」:シナリオ

1971年5月上旬号

DISK 新譜紹介:七人の侍

1961年5月下旬号

「荒野の七人」と「七人の侍」:西部劇と東洋哲学について

1960年6月上旬号

旬報万年筆:「七人の侍」のアメリカ版

1954年6月下旬号

日本映画批評:七人の侍

1954年5月下旬号

黒沢明の意図と「七人の侍」の矛盾:

「七人の侍」と「君の名は・第3部」決戦記:

1954年4月下旬号

“七人の侍”最後の撮影を見る:

1954年4月上旬春の特別号

新作グラフィック:七人の侍

1954年3月上旬号

日本映画紹介:七人の侍

1954年新年特別号

日本映画スチール・コンクール参加作品:七人の侍

1953年8月下旬号

グラフィック:七人の侍

1953年8月上旬号

撮影所訪問:心頭を滅して、火なお涼しからず(七人の侍)

撮影所訪問:心頭を滅して、火なお涼しからず(七人の侍)

2017/01/21

2017/02/23

85点

レンタル 

マグニフィセント7に備え鑑賞。
全然飽きないことに驚き。前編・後編と合計3時間ほどあるが、あっという間に見れた。荒野の七人はほんと完全なるリメイク。
村の貧乏な状態に、絶望感が漂う冒頭。
中盤は戦に備えての準備。侍たちと農民たちとの交流(菊千代のあの感じ、最高(言葉でうまく言えない笑))。
何度か小さい戦いを切り抜け、ラストの大雨の中の大乱闘は、文字通り目が離せない!
今の今までこんな最高な作品を見ずにいたことがもったいないと思った。
マッドマックス怒りのデス・ロードにおけるシーン(マックスが単身武器将軍のもとへ行き、武器を奪い戻ってくるシーン)は、久蔵へのオマージュではないかな?!勝四郎が語った通り、久蔵はあまり多く語るタイプではないが、クールで腕が立ち、めちゃめちゃかっこよかった!
オープニング:黒い背景で白く斜体の漢字、荒々しくもかっこいい。
シーン転換、もしやスター・ウォーズはこの作品を参考にしていたのか?

2017/02/11

-点

選択しない 


むっちゃ長い

純粋におもしろい。だけど長いから気軽にみかえす気にならない。

2017/02/09

2017/02/09

90点

レンタル 


恥ずかしい限りですが、日本語字幕を付けないと何をいってるのか聞き取れないほどでした。それが物語のリアルさを増すのに一役買ってるといえます。
刀を何本も菊千代が土に差すとこや、村人たちの歌声。村人達の表情までもが作られた、演じられたものでは無いようでした。
最後の雨の決闘の場面は役者たちの立ち回りが撮られてるようにはとても見えなかったです。跳ね返す泥や、泥に足を取られたり、役者さんや製作者側のみんなの熱意がとても伝わってきました。
最後の「負け戦だった。勝ったのは農民達だ。私達ではない。」が重く響きました。
志村さんの困ったときに頭を撫でる仕草がなんとも哀愁感じてしまいます。
作り物じゃないからこその、本物の迫力。
見ることができて良かったです!

2017/01/30

2017/01/31

100点

レンタル 
字幕


文句なしの傑作時代劇

あらすじは以下の通り。
麦の刈入れが終る頃、野伏せりがやって来る。去年襲われた村人は恐怖におののいた。闘っても勝目はないし、負ければ村中皆殺しだ。村を守るには侍を傭うことだ、長老儀作の決断によって茂助、利吉等は侍探しに出発した。智勇を備えた歴戦の古豪勘兵衛の協力で五郎兵衛、久蔵、平八、七郎次、勝四郎が選ばれた。菊千代は家族を野武士に皆殺しにされた百姓の孤児で野性そのままの男である。村人は特に不安を感じていたが、菊千代の行動によってだんだん理解が生れていった。村の防衛体勢は整えられ戦闘訓練が始った。刈入れが終ると野武士の襲撃が始り、物見の三人を久蔵、菊千代が倒した。利吉の案内で久蔵、菊千代、平八が夜討を決行し火をかけた。山塞には野武士に奪われた利吉の恋女房が居た。彼女は利吉の顔を見ると泣声をあげて燃える火の中に身を投じた。この夜敵十人を斬ったが、平八は種カ島に倒れた。夜が明けると野武士は村を襲って来た。侍を中心に百姓も鍬や丸太を持って村を死守した。美しい村の娘志乃は男装をさせられていたが、勝四郎にその秘密を知られ二人の間には恋が芽生えた。決戦の前夜、志乃は勝四郎を納屋に誘い二人の体はもつれ合って藁の中へ倒れた。翌朝、十三騎に減った野武士の一団が雨の中を村になだれこんだ。斬り込んだ侍達と百姓達は死物狂いで闘い、久蔵、五郎兵衛が倒れた。怒りに燃えた菊千代は最後の一人を屋根に追いつめたが、敵の弾をうけ、差しちがえて討死した。野武士は全滅した。しかし百姓も数人倒れ、七人の侍の中四人が死んだ。新しい土鰻頭の前に立った勘兵衛、七郎次、勝四郎は、六月の爽やかな風の中で働いている百姓達を静かに眺めた。志乃も何かを振り捨てるように大声で田植唄をうたっていた。「勝ったのはあの百姓達だ。わし達ではない。」田の面をみながら勘兵衛がつぶやいた。

二度目の鑑賞。長尺なのでなかなか観るのが難しいが何回でも観たくなる時代劇の最高峰。
序盤は百姓の村を救うため野武士と戦ってくれる仲間集め、中盤は決戦に向けての準備、終盤は野武士と決戦。
その中で繰り広げられる喧嘩や勝四郎と志乃との色恋など。笑いを散りばめながら展開していくこともあって長尺なのに全く飽きない。
七人のキャラクター造形がしっかりしているし、雨の中で泥塗れになりながらの戦いがリアリティたっぷり。
5人も切れば使いものにならなくなる刀を事前に配置したりと細かい描写も抜かりがない。
戦に向けての準備をしっかり描いているというのがこの映画の秘訣かもしれない。
戦いを終えて勘兵衛が七郎次に言う「また死ねなかったな。」「また負け戦だったな。勝ったのはあの百姓達だ。わし達ではない。」という台詞が印象的。

2017/01/14

2017/01/21

90点

その他/鎌倉市川喜多映画記念館 


“生”の迫力

黒澤明監督の代表作であり、日本映画を代表する作品でもある『七人の侍』。世界中の映画ファン、映画人が称賛する映画である。
ストーリーは至って単純。野武士の襲来を恐れた百姓たちが七人の侍を雇って、野武士を撃退させる話だ。後を引くようなサスペンスも無ければ、心に訴えかけてくるテーマも無い。また溜め息が出るような美男美女も出てこない。しかも小汚い百姓の村と宿場町が主な舞台である。いったいこの映画のどこに凄さ、素晴らしさがあるのか?・・・それは“映像”である。
特にクライマックスの合戦シーンはカメラを意識しない役者と馬の激しい動きに圧倒される。画面の枠からはみ出すような映像はダイナミズムという言葉に相応しい。そして豪雨!豪雨を跳ね返す泥!そんな中を生身の侍たちが、生身の百姓たちが、生身の馬たちが、ずぶ濡れの泥まみれになって、全力で走り回り、暴れ回る。戦が終わり、生き残った三人の侍たちが肩で息をしている姿は、本当に戦っていたのだということを感じさせる。そしてそんな凄まじい映像を観ていると、黒澤監督をはじめとするスタッフたちの野心的な意欲までも伝わり、生身の人間たちの情熱を感じる。
CG技術が発達した今、昔よりもリアルな映像を作れるようになった。恐竜を甦らせたり、宇宙を再現したり、迫力ある大災害の映像も作ることが可能になった。しかしそれらの映像はビックリするような一時の驚きに過ぎない。それはコンピューターでの、指先だけで作られた映像だからであろう。『七人の侍』のような、本物の人間が、馬が、死力を尽くして作り上げた映像はどんな優れたCG映像も敵わない。『七人の侍』を観た者はきっと、そのことを思い知らされるに違いない。映画は活動写真だ。映画『七人の侍』はその映画の特徴を最大限に活かした映画の中の映画なのである。
黒澤組総力を挙げての渾身の一作『七人の侍』は、間違いなく映画史に残る傑作である。

2016/11/03

2016/12/30

94点

映画館/神奈川県/TOHOシネマズ上大岡 


言わずもがなの傑作

日本の娯楽映画のクラシックは何ですか?と海外の人に聞かれたらこの作品を言うだろうな