七人の侍

しちにんのさむらい|Seven Samurai|Seven Samurai

七人の侍

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レビューの数

131

平均評点

90.5(822人)

観たひと

1535

観たいひと

226

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 時代劇 / アクション
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/4/26
上映時間 207分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督黒澤明 
脚本黒澤明 
橋本忍 
小国英雄 
製作本木莊二郎 
撮影中井朝一 
撮影助手斎藤孝雄 
美術松山崇 
美術助手村木与四郎 
美術監修前田青邨 
江崎孝坪 
美術小道具浜村幸一 
音楽早坂文雄 
録音矢野口文雄 
録音助手上原正直 
音響効果三縄一郎 
照明森茂 
照明助手金子光男 
編集岩下広一 
衣裳山口美江子(京都衣裳) 
結髪中条みどり 
粧髪山田順次郎 
演技事務中根敏雄 
製作担当根津博 
製作係島田武治 
監督助手チーフ堀川弘通 
助監督清水勝弥 
広沢栄 
田実泰良 
金子敏 
記録野上照代 
スチル副田正男 
剣術指導杉野嘉男(日本古武道振興会) 
流鏑馬指導金子家教(二本弓馬会範士) 
遠藤茂(二本弓馬会範士) 
経理浜田祐示 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演志村喬 勘兵衛
稲葉義男 五郎兵衛
宮口精二 久蔵
千秋実 平八
加東大介 七郎次
木村功 勝四郎
三船敏郎 菊千代
高堂国典 儀作
左卜全 与作
小杉義男 茂助
藤原釜足 万造
土屋嘉男 利吉
島崎雪子 利吉女房
榊田敬治 伍作
津島恵子 志乃
三好栄子 久右衛門の妻
熊谷二良 儀作の息子
登山晴子 儀作の息子の嫁
清水元 蹴飛ばす浪人
多々良純 人足
渡辺篤 饅頭売
上山草人 琵琶法師
小川虎之助 祖父
安芸津融 亭主
千石規子 女房
千葉一郎 僧侶
東野英治郎 盗人
田崎潤 大兵の侍
上田吉二郎 斥候A
谷晃 斥候B
高原駿雄 鉄砲の野武士
山形勲 鉄扇の浪人
大村千吉 逃亡する野武士
成田孝 逃亡する野武士
仲代達矢 街を歩く浪人(クレジット無し)

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「生きる」に次ぐ黒澤明監督作品。本木莊二郎の製作になり、「生きる」のトリオ橋本忍(「花と龍 第一部」)、小国英雄(「美しき鷹」)、黒澤明(「吹けよ春風」)が協力してシナリオを書き、「プーサン」の中井朝一が撮影を担当している。音楽は「広場の孤独」の早坂文雄である。出演者は「太平洋の鷲」の三船敏郎、志村喬、「美しき鷹」の津島恵子、田崎潤「日の果て」の木村功、「求婚三人娘」の多々良純、「花と竜 第一部」「花と竜 第二部」の島崎雪子、千石規子、「秩父水滸伝」の高堂国典などのほか、俳優座の東野栄治郎、土屋嘉男など新劇人が出演している。前半107分・(休憩5分)・後半95分。後に海外向けに短縮版も黒澤監督本人により作られた。ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞、1954年度キネマ旬報ベスト・テン3位。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

麦の刈入れが終る頃、野伏せりがやって来る。去年襲われた村人は恐怖におののいた。闘っても勝目はないし、負ければ村中皆殺しだ。村を守るには侍を傭うことだ、長老儀作の決断によって茂助、利吉等は侍探しに出発した。智勇を備えた歴戦の古豪勘兵衛の協力で五郎兵衛、久蔵、平八、七郎次、勝四郎が選ばれた。菊千代は家族を野武士に皆殺しにされた百姓の孤児で野性そのままの男である。村人は特に不安を感じていたが、菊千代の行動によってだんだん理解が生れていった。村の防衛体勢は整えられ戦闘訓練が始った。刈入れが終ると野武士の襲撃が始り、物見の三人を久蔵、菊千代が倒した。利吉の案内で久蔵、菊千代、平八が夜討を決行し火をかけた。山塞には野武士に奪われた利吉の恋女房が居た。彼女は利吉の顔を見ると泣声をあげて燃える火の中に身を投じた。この夜敵十人を斬ったが、平八は種カ島に倒れた。夜が明けると野武士は村を襲って来た。侍を中心に百姓も鍬や丸太を持って村を死守した。美しい村の娘志乃は男装をさせられていたが、勝四郎にその秘密を知られ二人の間には恋が芽生えた。決戦の前夜、志乃は勝四郎を納屋に誘い二人の体はもつれ合って藁の中へ倒れた。翌朝、十三騎に減った野武士の一団が雨の中を村になだれこんだ。斬り込んだ侍達と百姓達は死物狂いで闘い、久蔵、五郎兵衛が倒れた。怒りに燃えた菊千代は最後の一人を屋根に追いつめたが、敵の弾をうけ、差しちがえて討死した。野武士は全滅した。しかし百姓も数人倒れ、七人の侍の中四人が死んだ。新しい土鰻頭の前に立った勘兵衛、七郎次、勝四郎は、六月の爽やかな風の中で働いている百姓達を静かに眺めた。志乃も何かを振り捨てるように大声で田植唄をうたっていた。「勝ったのはあの百姓達だ。わし達ではない。」田の面をみながら勘兵衛がつぶやいた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2016年10月下旬号

製作レポート「七人の侍」4Kデジタルリマスター版:

2000年4月下旬号

企画特集 華麗なるフィギュアの世界へ!:「七人の侍」がフィギュアで登場!

1998年臨時増刊 黒澤明と木下惠介

文献再現・若き日の黒澤明、木下恵介:志村喬x三船敏郎x加東大介x木村功x千秋実x宮口精二x稲葉義男x黒澤明 馬と暗闇と鮒「七人の侍」伊豆の一日

1997年臨時増刊 天晴れ!時代劇

時代劇探究:さいとう・たかをインタビュー あくまでも「七人の侍」と「用心棒」の黒澤ファンなのです

1997年臨時増刊 宮崎駿と「もののけ姫」とスタジオジブリ

評論 宮崎駿と黒澤明:「もののけ姫」は「七人の侍」を越えられたのか

1991年11月上旬号

グラビア《Coming Attractions》(新作紹介):七人の侍

特集 七人の侍:対談 かわぐちかいじ×西脇英夫

特集 七人の侍:作品評

特集 七人の侍:公開当時の批評を読む

特集 七人の侍:サントラ・ガイド

1983年11月上旬号

特別企画 [黒澤明の全貌]によせて 第1回 私の黒澤映画:「七人の侍」

1978年11月下旬号

新譜紹介「七人の侍」「羅生門」:早坂文雄の世界を純粋に知覚できる新しいレコード

1975年10月上旬秋の特別号

グラビア:還ってきた名作 黒澤明監督 「七人の侍」

特集 「七人の侍」:1 時代劇映画の系譜にみる「七人の侍」の特異性

特集 「七人の侍」:2 「七人の侍」の黒澤明の映像主義を支えるもの

特集 「七人の侍」:3 黒澤映画は私の青春に差し込んだ陽差し

特集 「七人の侍」:4 「七人の侍」が我々に残した教訓とは?

特集 「七人の侍」:シナリオ

1971年5月上旬号

DISK 新譜紹介:七人の侍

1961年5月下旬号

「荒野の七人」と「七人の侍」:西部劇と東洋哲学について

1960年6月上旬号

旬報万年筆:「七人の侍」のアメリカ版

1954年6月下旬号

日本映画批評:七人の侍

1954年5月下旬号

黒沢明の意図と「七人の侍」の矛盾:

「七人の侍」と「君の名は・第3部」決戦記:

1954年4月下旬号

“七人の侍”最後の撮影を見る:

1954年4月上旬春の特別号

新作グラフィック:七人の侍

1954年3月上旬号

日本映画紹介:七人の侍

1954年新年特別号

日本映画スチール・コンクール参加作品:七人の侍

1953年8月下旬号

グラフィック:七人の侍

1953年8月上旬号

撮影所訪問:心頭を滅して、火なお涼しからず(七人の侍)

撮影所訪問:心頭を滅して、火なお涼しからず(七人の侍)

1990年代

2016/12/09

95点

映画館 


時は戦国

7人の侍の前に7人の侍なし、7人の侍の後に7人の侍なし
黒澤の前に黒澤なし、黒澤の後に黒澤なし。
戦国物に関しては、黒澤が、そしてこの映画が傑出している。

ドキュメンタリータッチで戦国の侍を描いた前半。
剣聖上泉伊勢守の伝説をうまく折り込みながらも
7人の侍が集結されるまでを描く。

後半は頭脳戦にも思える野武士たちとの戦いをたっぷり描く。

三船が素晴らしい。志村喬が素晴らしい。
宮口精二が加東大介が木村巧が土屋政男までが素晴らしい。

それでも5点のマイナスは、農民の描き方に違和感。
兵農分離の進んでいない戦国期は
農民も兵役で普通に戦にでていた。

2016/12/07

2016/12/07

85点

レンタル 
字幕


字幕あってよかった

約60年前の映画であり聞き取れない台詞が多いが、字幕がある時代でよかった。CGなど存在しない中作り上げた映像は圧巻。痛快娯楽映画は表向き、ふとした台詞に込められた、当時における武士と百姓と野武士の関係性を考えさせられる。ラストシーンは特に顕著。

2016年

2016/12/06

95点

選択しない 


久蔵かっこいいな

セリフが聞き取れないことがあるけど、それも字幕で解決!
不朽の名作はいつの時代でも通用😊
前半の侍を集めるところが一番面白かったな~久蔵かっこいいな~。七人それぞれキャラが確立してて面白い。
とくに菊千代の言動に何度も笑った

2016/10/28

2016/11/26

95点

映画館/沖縄県/シネマパレット 


戦争の影

「午前十時の映画祭」で観た。15年前にも同じ映画館で観た。

「生きる」で重たく暗い映画を作ったので、次は痛快な娯楽映画を、という趣旨で作ったと言われているが、作られたものは違う。

どの場面も無駄がない作りの完璧みえる作品で興奮もさせられるんだが、明るくスカッとする作品ではない。

敵の銃弾で倒れたサムライの刀を盛り土に刺して墓にしている場面での「これからの闘いはもっと苦しくなる」とか「勝ったのは我々ではない。百姓たちだ」というセリフが重い。

この作品では「用心棒」のように悪党を全滅させてめでたし、めでたし、という痛快な話にしていない。

サムライを集め、村人との交流、クライマックスの戦闘場面とユーモアがあり、緊張感がありとメリハリのついた娯楽映画の手本みたいなものがぎっしり詰め込まれている。

だけれども、勘兵衛の重々しい台詞はこの映画を痛快なもの、敵をやっつけて万々歳にしていない。

こういう映画になったのも、やはり戦争の影響ではないかと思う。

野武士と戦う侍が村にやってくると、彼らに女がレイプされるのではないか、村人が外に出てこない。

野武士のひとりを捕まえて村に連れてくると、その野武士をリンチしようとする。

村人も虐げられているだけではなく、野武士狩りをしている等の描写からは、戦争の記憶が刻まれているように思う。

黒澤明監督はこれまでの歌舞伎調の時代劇とは違うリアルな時代劇を目指したというから、そこで戦闘になればどういうことが起きるかを考えたら、やはり戦争時におきる出来事を参考にしてリアルなものに仕上げていったんだと思う。

しかし、そうなれば実際の戦闘となれば、敵をやっつけてめでたし、めでたしにはならず、やはり重い雰囲気になってしまう。

闘いはやはり虚しいものという思いが支配的になって、痛快なアクション映画にはならないのも当然か。

そういう重いものになりながらも、全体を娯楽映画の要素を考え抜いた作りにしているのは、凄いと思う。

2016/10/20

2016/11/14

100点

映画館/京都府/TOHOシネマズ二条 


生きることを戦国エンタテイメントとして昇華した黒澤監督の名作!これは是非スクリーンで見て欲しい作品!!

麦の刈入れが終る頃、野武士たちがやってくる。昨年同じように襲われた村人は恐怖におののいていた。闘っても勝目はないし、負ければ村中皆殺し。今年も同じように収穫物や人質を差し出すしか仕方ないかと思っていたところ、村長でもある長老から、同じような野武士の恐怖に襲われた村が侍を雇うことで、危機を回避したという話を始める。村を守るには侍を傭うことだ、長老・儀作の決断によって茂助、利吉らは侍探しに町へと出発した。智勇を備えた歴戦の古豪・勘兵衛の協力で、五郎兵衛、久蔵、平八、七郎次、勝四郎が選ばれた。この六人の武士たちに加え、百姓の孤児として荒くれ者として育った菊千代が加わった、七人の侍たちは村人たちの訓練からはじめ、来る野武士たちの襲来に備えるのだが。。ご存知、黒澤明監督の1954年の名作が、4K上映でスクリーンに甦りました。

本作は、前に感想文を書いた「生きる(4K上映)」に次いで公開された、「午前十時の映画祭7」の中で公開された作品。「七人の侍」というと、昔、高校のときに授業の一環でなぜか見させられた思い出がありますが、そのときは観た印象しか覚えていなくて、どんな作品で、どのような凄さがあったかというのは、今回改めて見直して実感しました。これは凄い!の一言。「生きる」もいい作品でしたが、それとは全く違う形での力強さを感じます。なんといっても凄いのは、今スクリーンで観ても、圧倒的に迫ってくる臨場感と、物語を描く世界のスケールがすごくデカいということ。この圧倒的なスケール感は、今で言うと、「スター・ウォーズ」などで感じられるものと同じなのです。侍や百姓たち、敵となる野武士たちが縦横無尽に動き回ることはもとい、彼らが住む村が本当に自然の中で人間たちが切り開いてきた感がするのです。その大自然の中で、動き回る役者たちの動きに密着していくように動いていくカメラワークのダイナミズムさ。これがスクリーンで見ると、圧倒的な迫力で観ているこちらに迫ってくるのです。これは凄い!

正直、ちゃんと観ていると、繰り広げられるチャンバラ自体はあまりリアルさはなく、切りつけられても死んだのかどうなのか分からないという、チャチな立ち回りだなとも感じます。これは白黒ということもあるのですが、映画自体も戦闘をリアルに描くということよりは、人が右往左往として、とにかく動き回ることに注視しているからなのだと思います。実は、この動きにこそ、人がその場で必死に生きていることをリアルに感じるのです。百姓たちはとにかく自分たちの村を守ることに必死、侍たちは村人を守ってやることに必死、敵すらも生きるために明日の糧を得ようと必死、、みな生きるということにリアルに必死なのです。動きがなくなったら、それは死んだということ。常に考え、動き回ることこそ、”生きる”ことなのだという強いメッセージを、戦国の世を生きる人たちの目を通して、描いていることが本作を素晴らしいものにしていると思います。その中でも、百姓たちと侍との間にかわされるユーモアや、愛の営み、憎しみや悲しみの交流も劇としてしっかりと描いていく。”生きる”ことを大きなエンタテイメントとして昇華していることが、本作を名作たらしめるものにしているのです。

是非、この感動を体験すべく、機会があれば、一度スクリーンで鑑賞されることをオススメします。

2016/11/02

2016/11/02

73点

映画館/千葉県/TOHOシネマズ市川コルトンプラザ 


さすが不朽の名作なだけあって現代にも通ずる

初めて見た。インターミッション込みで4時間弱。映画館じゃないと途中で集中力きれてしまう。一度も集中力途切れず面白く見れたのは、映画力のためか。
七人の侍たちがそれぞれ個性があって良い。朗らかだけど締めるとこは締めるリーダータイプ。ムードメーカー、腕が立つ寡黙な男、そして三船演じる破天荒で心根は優しい男。なかなか良いチームワーク。組織をまとめるには、の現代社会根も通じる内容。疲れてたら励ましいたわり、時にはユーモアも忘れず笑い、出来たら褒める、良い組織。昔も今も結局コミュニケーションが大事ってことだ。見習わねば。
ところで三船は主演になるの?見方によってはちょっとしたなにかの病気かと思うぐらいの奇声をあげたり情緒不安定具合だった。奔放キャラってことかな。