七人の侍

しちにんのさむらい|Seven Samurai|Seven Samurai

七人の侍

amazon
レビューの数

199

平均評点

90.1(1284人)

観たひと

1968

観たいひと

331

  • VODで観る

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 時代劇 / アクション
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/4/26
上映時間 207分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督黒澤明 
脚本黒澤明 
橋本忍 
小国英雄 
製作本木莊二郎 
撮影中井朝一 
撮影助手斎藤孝雄 
美術松山崇 
美術助手村木与四郎 
美術監修前田青邨 
江崎孝坪 
美術小道具浜村幸一 
音楽早坂文雄 
録音矢野口文雄 
録音助手上原正直 
音響効果三縄一郎 
照明森茂 
照明助手金子光男 
編集岩下広一 
衣裳山口美江子(京都衣裳) 
結髪中条みどり 
粧髪山田順次郎 
演技事務中根敏雄 
製作担当根津博 
製作係島田武治 
監督助手チーフ堀川弘通 
助監督清水勝弥 
広沢栄 
田実泰良 
金子敏 
記録野上照代 
スチル副田正男 
剣術指導杉野嘉男(日本古武道振興会) 
流鏑馬指導金子家教(二本弓馬会範士) 
遠藤茂(二本弓馬会範士) 
経理浜田祐示 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演志村喬 勘兵衛
稲葉義男 五郎兵衛
宮口精二 久蔵
千秋実 平八
加東大介 七郎次
木村功 勝四郎
三船敏郎 菊千代
高堂国典 儀作
左卜全 与作
小杉義男 茂助
藤原釜足 万造
土屋嘉男 利吉
島崎雪子 利吉女房
榊田敬治 伍作
津島恵子 志乃
三好栄子 久右衛門の妻
熊谷二良 儀作の息子
登山晴子 儀作の息子の嫁
清水元 蹴飛ばす浪人
多々良純 人足
渡辺篤 饅頭売
上山草人 琵琶法師
小川虎之助 祖父
安芸津融 亭主
千石規子 女房
千葉一郎 僧侶
東野英治郎 盗人
田崎潤 大兵の侍
上田吉二郎 斥候A
谷晃 斥候B
高原駿雄 鉄砲の野武士
山形勲 鉄扇の浪人
大村千吉 逃亡する野武士
成田孝 逃亡する野武士
仲代達矢 街を歩く浪人(クレジット無し)

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「生きる」に次ぐ黒澤明監督作品。本木莊二郎の製作になり、「生きる」のトリオ橋本忍(「花と龍 第一部」)、小国英雄(「美しき鷹」)、黒澤明(「吹けよ春風」)が協力してシナリオを書き、「プーサン」の中井朝一が撮影を担当している。音楽は「広場の孤独」の早坂文雄である。出演者は「太平洋の鷲」の三船敏郎、志村喬、「美しき鷹」の津島恵子、田崎潤「日の果て」の木村功、「求婚三人娘」の多々良純、「花と竜 第一部」「花と竜 第二部」の島崎雪子、千石規子、「秩父水滸伝」の高堂国典などのほか、俳優座の東野栄治郎、土屋嘉男など新劇人が出演している。前半107分・(休憩5分)・後半95分。後に海外向けに短縮版も黒澤監督本人により作られた。ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞、1954年度キネマ旬報ベスト・テン3位。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

麦の刈入れが終る頃、野伏せりがやって来る。去年襲われた村人は恐怖におののいた。闘っても勝目はないし、負ければ村中皆殺しだ。村を守るには侍を傭うことだ、長老儀作の決断によって茂助、利吉等は侍探しに出発した。智勇を備えた歴戦の古豪勘兵衛の協力で五郎兵衛、久蔵、平八、七郎次、勝四郎が選ばれた。菊千代は家族を野武士に皆殺しにされた百姓の孤児で野性そのままの男である。村人は特に不安を感じていたが、菊千代の行動によってだんだん理解が生れていった。村の防衛体勢は整えられ戦闘訓練が始った。刈入れが終ると野武士の襲撃が始り、物見の三人を久蔵、菊千代が倒した。利吉の案内で久蔵、菊千代、平八が夜討を決行し火をかけた。山塞には野武士に奪われた利吉の恋女房が居た。彼女は利吉の顔を見ると泣声をあげて燃える火の中に身を投じた。この夜敵十人を斬ったが、平八は種カ島に倒れた。夜が明けると野武士は村を襲って来た。侍を中心に百姓も鍬や丸太を持って村を死守した。美しい村の娘志乃は男装をさせられていたが、勝四郎にその秘密を知られ二人の間には恋が芽生えた。決戦の前夜、志乃は勝四郎を納屋に誘い二人の体はもつれ合って藁の中へ倒れた。翌朝、十三騎に減った野武士の一団が雨の中を村になだれこんだ。斬り込んだ侍達と百姓達は死物狂いで闘い、久蔵、五郎兵衛が倒れた。怒りに燃えた菊千代は最後の一人を屋根に追いつめたが、敵の弾をうけ、差しちがえて討死した。野武士は全滅した。しかし百姓も数人倒れ、七人の侍の中四人が死んだ。新しい土鰻頭の前に立った勘兵衛、七郎次、勝四郎は、六月の爽やかな風の中で働いている百姓達を静かに眺めた。志乃も何かを振り捨てるように大声で田植唄をうたっていた。「勝ったのはあの百姓達だ。わし達ではない。」田の面をみながら勘兵衛がつぶやいた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2016年10月下旬号

製作レポート「七人の侍」4Kデジタルリマスター版:

2000年4月下旬号

企画特集 華麗なるフィギュアの世界へ!:「七人の侍」がフィギュアで登場!

1998年臨時増刊 黒澤明と木下惠介

文献再現・若き日の黒澤明、木下恵介:志村喬x三船敏郎x加東大介x木村功x千秋実x宮口精二x稲葉義男x黒澤明 馬と暗闇と鮒「七人の侍」伊豆の一日

1997年臨時増刊 天晴れ!時代劇

時代劇探究:さいとう・たかをインタビュー あくまでも「七人の侍」と「用心棒」の黒澤ファンなのです

1997年臨時増刊 宮崎駿と「もののけ姫」とスタジオジブリ

評論 宮崎駿と黒澤明:「もののけ姫」は「七人の侍」を越えられたのか

1991年11月上旬号

グラビア《Coming Attractions》(新作紹介):七人の侍

特集 七人の侍:対談 かわぐちかいじ×西脇英夫

特集 七人の侍:作品評

特集 七人の侍:公開当時の批評を読む

特集 七人の侍:サントラ・ガイド

1983年11月上旬号

特別企画 [黒澤明の全貌]によせて 第1回 私の黒澤映画:「七人の侍」

1978年11月下旬号

新譜紹介「七人の侍」「羅生門」:早坂文雄の世界を純粋に知覚できる新しいレコード

1975年10月上旬秋の特別号

グラビア:還ってきた名作 黒澤明監督 「七人の侍」

特集 「七人の侍」:1 時代劇映画の系譜にみる「七人の侍」の特異性

特集 「七人の侍」:2 「七人の侍」の黒澤明の映像主義を支えるもの

特集 「七人の侍」:3 黒澤映画は私の青春に差し込んだ陽差し

特集 「七人の侍」:4 「七人の侍」が我々に残した教訓とは?

特集 「七人の侍」:シナリオ

1971年5月上旬号

DISK 新譜紹介:七人の侍

1961年5月下旬号

「荒野の七人」と「七人の侍」:西部劇と東洋哲学について

1960年6月上旬号

旬報万年筆:「七人の侍」のアメリカ版

1954年6月下旬号

日本映画批評:七人の侍

1954年5月下旬号

黒沢明の意図と「七人の侍」の矛盾:

「七人の侍」と「君の名は・第3部」決戦記:

1954年4月下旬号

“七人の侍”最後の撮影を見る:

1954年4月上旬春の特別号

新作グラフィック:七人の侍

1954年3月上旬号

日本映画紹介:七人の侍

1954年新年特別号

日本映画スチール・コンクール参加作品:七人の侍

1953年8月下旬号

グラフィック:七人の侍

1953年8月上旬号

撮影所訪問:心頭を滅して、火なお涼しからず(七人の侍)

撮影所訪問:心頭を滅して、火なお涼しからず(七人の侍)

2018/06/09

2018/08/21

90点

映画館/東京都/TOHOシネマズ日本橋 


音声の修復効果が素晴らしい4K版

“午前十時の映画祭”、「七人の侍」を観るのは5回目で、207分の完全版を観るのも3回目ですが、去年2017年に4K版を観た友人たちから聞かされていた通り、映像のクリアさもさることながら、あの“チリチリ”と聞こえていたノイズが消え、台詞だけがくっきりと聞こえるようになったという、音声面での修復効果が素晴らしいと思いました。
映画の中身については、文句なし。黒澤の最高傑作は、やはりこの映画だということは、衆目の一致するところであり、反論の余地はないでしょう。

2018/07/18

2018/07/18

80点

映画館/東京都/TOHOシネマズ新宿 


父と子の名作映画鑑賞会〜午前10時の映画祭

2年前に娘と《午前10時の映画祭》で見て、その翌日に長男とまた見るはずだったのが息子の都合で見れなかった。猛暑の中、あまり気がすすまなかったが早起きして出かけた。
《用心棒》《椿三十郎》をスクリーンで見たばかりのせいか、今の私には《用心棒》と《三十郎》の方がずっと面白く見れました。
これはすごい時代劇だけど語り口が丁寧過ぎて《用心棒》や《三十郎》の一筆書きの面白さに劣るように感じた。今日だけの感じかもしれないが。
前半の泥酔した菊千代と勝四郎の追いかけっこシークエンスは長過ぎるし(とはいえ実は、そんなに長くない)、後半の野伏との闘いも60年代の黒澤時代劇に比べるとよくわからない=きちんと見えないのではないだろうか?誰が何やってるのかわからないのだ。
《用心棒》と《三十郎》を続けて見るのと《七人の侍》見るのとほぼ同じ時間でしょ?三船敏朗のギラつく魅力に圧倒されるなら60年代の二本の方がいいと思う。
感動する、見ていて震えるのはこちらの方だ。農民の苦衷に侍が共感するとか、感動の涙が流れるのはこっちなのだが、映画として面白いのは《用心棒》なんじゃない?
ちょっと意外です。
まあまた見返すし、末っ子はまだ一度もスクリーンで黒澤を見てないのでいつか一緒に見るだろうから、印象も違うだろうが。
映画ってそういうもんだよね。

*画質は2年前立川で見た時の方がシャープな印象あり。
勝四郎が米を買う金を百姓に投げてやるシーンとか雨じゃないけど、画面の縦方向のノイズがずいぶん多いと感じた。
音は今回の方が鮮明というか野太く聞きやすかった。

🔺《用心棒》《三十郎》と《七人の侍》の違いを考えていたのだが、一番大きな違いは音楽じゃないか?
早坂文雄と佐藤勝の違い。
早坂文雄はこの次の《生きものの記録》途中で亡くなり佐藤勝が引き継いだ。
もちろん早坂文雄の音楽は、特にこの《七人の侍》は強烈な表現力にあふれている。千秋実が最初に死に菊千代が千秋が作っていた旗を立てるシーンの《七人の侍》のテーマ!金管楽器の奏するこのテーマには胸を締め付けられる。だが、嘆き節が強過ぎないか?どうしても詠嘆調になってしまう。
これに比べて《用心棒》《三十郎》はずっとドライでJAZZっぽく乾いている。
《用心棒》《三十郎》は「痛快娯楽時代劇」を目指していて《七人の侍》は娯楽だけじゃないものを目指しているから、その違いは当たり前なのだが。3時間半の時間を使うなら《七人の侍》見るより《用心棒》と《三十郎》見る方がいいかな、と今は思う。
これは4時間使ってワーグナーの楽劇1本見るなら、2時間のヴェルディの歌劇2本見た方がいいという気持ちに通じるかも。

2018/07/14

2018/07/14

85点

映画館/兵庫県/TOHOシネマズ西宮OS 


初映画館

はじめて黒澤映画を映画館で観た

その記念すべき最初は
これでしょうという感じ

以前に観たのが一番5年ぐらいまえ?もっと?なので
うっすらした記憶だったけど

構図が美しく
記憶に残っているシーンのが多かった

圧倒的な画力

午前10時シリーズまた行こう

2018/07/12

2018/07/13

100点

映画館/香川県/イオンシネマ宇多津 


二年ぶり4K版

午前十時の映画祭9で観賞。
劇場で4K版となるとやはり観たくなる。
おかげで家のDVDは二度と観ないだろう。

今回はどうしても妻に観せたくて有休使って映画館へ。
「用心棒」はイマイチはまらなかった妻だったがこちらは面白かったとのこと。(気をつかってくれてるのかもしれないが…)

作品は言うことなしです。
劇場だと長尺な本作も楽しく観れる。
定期的に上映してくれるのは本当にありがたい。
次も二年後かな?

2018/07/09

2018/07/09

100点

映画館/島根県/T・ジョイ出雲 


8回目の鑑賞・4Kデジタル・リマスター版

ネタバレ

2018年7月9に鑑賞。スタンダード・黒白。「午前十時の映画祭 9」にて。ソニー・デジタルシネマ・4Kにて。ビスタサイズの枠にスタンダード・サイズでの上映なので、左右に「黒身」があるが、映画の面白さに引き込まれて全く問題ない。タイトル・クレジットはビスタサイズである。

今回が8回目の鑑賞である。何度観ても新しい発見がある。世界の映画史に残る大傑作である。笑えて泣ける大傑作である。

橋本忍著「黒澤明 複眼の映像」によれば、「羅生門」の後に宮本武蔵や塚原卜伝らの剣豪が登場する時代劇のシナリオを書いていた橋本・黒澤・小国英雄の3人はどうしても巧くいかない。その時に鳥取の荘園の百姓が侍を雇って野武士を撃退したという古文書の存在を知り、本作のアイデアとなったということである。

宮口精二の久蔵にこの剣豪ものの残滓が窺える。三船敏郎は最初はこの剣豪の役であったが、もっとインパクトのある役が必要であると、菊千代が誕生したということである。

今回、間違いを発見した(笑)菊千代が燃える水車小屋へ向かう。勘兵衛(志村喬)が川の中を後を追う。小屋から赤子を抱えた女房が出て来る。菊千代に赤子を預ける。菊千代「じじいは?お前の亭主は?」勘兵衛が女房を抱きとめる。背中に血。勘兵衛「槍だ。よくぞここまで」勘兵衛、女房を抱き抱える「菊千代、引け!引け!」赤子を抱いた菊千代が川の中にしゃがむ。「こいつは俺だ!俺もこの通りだったんだ!」この時、菊千代の左の腰の大刀が水に浮いている。鞘の先が川底について刀が水の上に出ているという感じではなく、鞘と鍔と柄が水に浮いているのだ。もちろん、映画で本物の刀を使用しているのではないが。ここはミスだろう。

久蔵が最初は青竹で勝負する。久蔵「では、参ろう」相手の侍は上段に構え、久蔵は脇構えである。上段から振りかぶった侍が、久蔵に斬りつける。久蔵が脇構えから青竹を前へ降り被る。侍「残念、相打ちだの」久蔵「拙者の勝ちだ」「なに」「真剣ならお主は死ぬ」「口先だけなら何とでも言える。抜け。逃げるか」久蔵「無駄だ。分からんな」2人、真剣を同じく上段と脇構えで対峙する。勘兵衛「無益だ。勝負は見えておる」上段から振りかぶった侍が久蔵に斬りかかる。久蔵は体を少しズラし侍の刃を外し脇構えから剣を振り下ろす。スローモーションで侍の体が倒れる。

久蔵はやはりこの場面が表しているように、死ぬべき運命だったのだ。菊千代がつきまとう時に、勘兵衛が勝四郎に言う「構うな」この勘兵衛の言葉に代表されるように、この戦国の世では「他人に構う」のはご法度であろう。剣客からの挑戦を受ける久蔵はいづれは剣で斃れる運命である。自分が勝つことは分かっている久蔵は、「相打ちだ」と言われた時に「そうだな」とかわして難を避ける生き方をすべきである。

勘兵衛、抜刀し逃げる川向うの百姓たちへ「竹槍を取れ!この部落を踏みにじられて、離れの3軒の生きる道はない。人を守ってこそ、自分も守れる。自分のことばかり考える奴は自ら滅びる」久蔵もこれに殉じたのである。

キャストでは、東野英治郎が「盗人」になっているが、兜を被り種子島を持って最後まで生き残っている野武士の大将の役ではないだろうか。声・顔は彼であると思う。逃亡しようとした2人の野武士を撃ち死体を蹴る場面が一番よく分かる。

[名言]
・タイトル「戦国時代、相次ぐ戦乱とその戦乱が生み出した野武士のひづめの音が、良民たちの恐怖の的だった」
・槍の侍「貴様らの施しは受けん。落ちぶれても武士だ。タワケ」万造「だから言わねえこっちゃねえ」
・饅頭屋「売れ残りだ。安くしとくぜ」馬喰「そいつら稗しか食わねえ」「そいつはいけねえ。鳥目になるぜ。たまには精付けねえと。米一合で」
・勘兵衛、自分で髷の元結を切る。勘兵衛のもみあげ結構伸びている。髭面である。「子引っ掛けて逃げ込んで、かれこれ小一日ああやって」「助けてくれと頼んだら、すぐ引き受けてくれ」菊千代が勝四郎を見る。勘兵衛が菊千代を見る。菊千代、見物の先頭に出て桶に座る。勘兵衛「出家じゃよ」両手に握り飯、左手で次に右手で投げる。勘兵衛、右手の血刀を投げ捨てる。菊千代、その刀を拾い足で死体を蹴る。
・勘兵衛「何か御用か?」勝四郎「是非ご門弟のひとりにお加えを。是非お弟子に」「そんな不運な男に。断る」「私の腹は決まっております」「供を連れて歩けるような身分ではない」菊千代へ「何か御用か?」勝四郎「無礼な」菊「ひよっこは引っ込んでな」「お主、侍か?」「侍よ!」「どうかな」菊千代怒る。「何者でしょう」「構うな」菊千代、川へ石を投げる。
拒否していた勘兵衛が菊千代の出現で勝四郎をかばい、結果的に勝四郎を受け入れることになる。菊千代のお陰だ。この展開を考えた脚本家はすごい。「お願えがござります」
・飯を炊く。勘兵衛「出来ん相談だな」勝四郎「私なら百姓に竹槍を」「これは戦さ遊びとは違うでな」万造「爺さまは4人と言ってた」利吉「3人くらいなら」「儂も戦さには飽きた。歳だでな」利吉泣く。勝四郎、刀に手をかけて馬喰を追う。勘兵衛「よし、分かった。わめくな。この飯おろそかには食わんぞ」
・練達の士、勝四郎を投げ飛ばす。「野武士相手に一戦あっての」「どこのご家中でござる」「拙者の望はもっと大きい」
・「あのご仁」子供たち地面に竹櫛を突き刺す遊びをしている。勝「また最前のように」「まあ、お前の修行の足しにな」五郎兵衛「ご冗談を」「ご無礼、ご無礼」「お主の人柄に魅かれてついて行くのでな」五郎兵衛の笑顔が良い。利吉、与平も笑う。
・「何してるだ、早く米洗え」「米盗まれた」「この阿呆、だからあれ程」「気を付けてたによ」「米はもう一握しかねえ」
・「あれからどうした」七郎次「堀の中で水草を被っておりました。二の丸が頭の上に崩れて来た時には・・」「もう合戦は嫌か?難しい戦があるがついて来るか」「はい」即答。
・「儂もひとり」五郎兵衛「物売り姿の男か?」「あれは儂の古女房での」平八「薪割り流を少々」勘兵衛「明日は国へ立て、この4-5日はよい修行になったはずだ」
・竹槍の訓練をする久蔵を見る勝四郎の目。平八「敵は怖い。誰だって怖い。だが向こうだって怖い」菊「どいつもこいつも、案山子には持って来いだ。先頭の奴、前へ出ろ」菊千代が与平のヨタヨタを真似る。子供たち笑う。菊千代、子供たちに人気がある。
・勘兵衛「いかん、気づかれたな。侍のいることに気づかれたら、そのまま帰す訳には」菊「俺は何も知らなかったんだよ」勘兵衛「ひとり捕まえて来い」久蔵「お前は見てるだけだ。その窪地におれ」木の根元に座った久蔵、目を閉じて右手で花を触る。
・野武士(上田吉二郎)「助けてくれ!」勘兵衛「何もかも白状して命乞いをしている」そこへ鍬を担いだ婆来る。長老「倅の仇打たせるだ」
・利吉「鷲ヶ峰の麓へ1日。馬なら半日」「今からなら夜明けまでに着く」利吉「私も。道が分かり難いで」
・久蔵「どうした?用なら早く言え。俺は少し眠る」勝四郎の輝く目「あなたは素晴らしい人です。前からそれを言いたかった」
・菊千代は勝四郎を跳ねのけて野武士に対して死ぬ。

2018/07/07

2018/07/07

-点

映画館/東京都/TOHOシネマズ新宿 

『七人の侍 4Kデジタルリマスター版』。音声はモノラルだが、なんとなく広がりを感じる。台詞はまだまだ聞き取りにくい。麦秋から田植えの頃(現在の5~6月)の話。夜間のシーンは吐く息がかなり白い。昼間のシーンでも息が白い時がある。この村は、東北の寒い地方なんだろうか。宇津井健見つけられず