久しぶりに映画館で観る、再度の4Kリマスターで、ようやく聞き取りにくい台詞が減って、七人の侍の言葉は、ほとんど分かった。3時間半近くになるので、トイレ休憩があるのも、当然かと。
また、大きなスクリーンで観ると、役者のアップが多いのに驚いた。勝四郎の木村功や菊千代の三船敏朗等。
そして、何と練られた神脚本かと、感嘆した。勘兵衛が、辞めようととしたのに、人足の一言で引き受ける決心をした所。菊千代が、怖がる農民を引っ張りだした所、菊千代が赤ん坊を抱いて、こいつは俺だ、と叫ぶ所、何度も観ても、気持ちを動かされる。
雨の中のドロドロも凄まじかったけど。(冬に撮ったというのも凄い)
いつもは、勘兵衛の掌握ぶりに惹かれていたが、菊千代の農民とも侍とも違う存在が、この話をリアルなものにしている。彼なくしては、両者が力を合わせることはなかっただろうと思った。
やはり、黒澤明の最高傑作かと思う。