転校生

てんこうせい|Sayonara, Me|Sayonara, Me

転校生

amazon
レビューの数

49

平均評点

79.6(338人)

観たひと

538

観たいひと

31

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1982
公開年月日 1982/4/17
上映時間 112分
製作会社 日本テレビ放送網株式会社=株式会社ATG
配給 松竹
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督大林宣彦 
脚本剣持亘 
原作山中恒 
製作佐々木史朗 
プロデューサー森岡道夫 
大林恭子 
多賀祥介 
撮影阪本善尚 
8ミリ撮影大林千茱萸 
美術薩谷和夫 
録音稲村和己 
音響林昌平 
照明渡辺昭夫 
編集P・S・Cエディティングルーム 
助監督内藤忠司 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演尾美としのり 斉藤一夫
小林聡美 斉藤一美
佐藤允 一夫の父・明夫
樹木希林 一夫の母・直子
宍戸錠 一美の父・孝造
入江若葉 一美の母・千恵
中川勝彦 一美の兄・良行
井上浩一 一美の兄・次郎
岩本宗規 金子正昭
大山大介 佐久井健治
斎藤孝弘 福田静男
柿崎澄子 川原敬子
山中康仁 山本弘
林優枝 吉野アケミ
早乙女朋子 女子学生
秋田真貴 女子学生
石橋小百合 女子学生
伊藤美穂子 女子学生
加藤春哉 校長
鴨志田和夫 チンピラ
鶴田忍 団体客の幹事
人見きよし 旅館の番頭
志穂美悦子 大野光子

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

“男の子と女の子の体が入れ替わってしまった”思春期の中学生の男女を描いた青春映画。原作は山中恒の『おれがあいつであいつがおれで』(旺文社刊)、脚本は「ゴキブリ刑事」の剣持亘、監督は「ねらわれた学園(1981)」の大林宣彦、撮影は「霧のマンハッタン」の阪本善尚がそれぞれ担当。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

広島県・尾道市。斉藤一夫は8ミリ好きの中学三年生で、悪友たちと女子更衣室をのぞいたり悪ガキぶりを発揮するごく普通の少年である。そんな彼のクラスにある日、斉藤一美という、ちょっとキュートな少女が転校して来た。一美が大野先生に紹介された途端、一夫を見て叫んだ「もしかしてあなた一緒に幼稚園に行っていたデベソの一夫ちゃんじゃない?」二人は幼馴染みだったのだ。久しぶりに一夫と再会した一美は大喜びだが、子供の頃の自分の恥部を知られている一夫にとっては大迷惑。その日の帰り道、神社の階段の上で、一夫はつきまとう一美めがけてコーラの空缶を蹴飛ばした。驚いた一美は階段から落ちそうになり、一夫は押さえようと抱きつくが、二人はそのままころげ落ちた……。しばらくたって二人は意識をとり戻し、それぞれの家に帰るのだが、二人の体が入れ替っていることに気がつき、愕然とする。男の子の体になってしまった一美は泣き出すが、とりあえず、お互いの家族、友人の中で生活することにした。突然、男っぽくなった一美や、逆に女っぽくなった一夫にそれぞれの家族は戸惑うが、まさか入れ替っているなどとは考えてもみない。学校でも一夫が突然勉強ができるようになって周囲が驚くのだが、悪友たちがオカマっぽくなった一夫をからかうと、一美が怒って連中をのしてしまうのだ。そんなある日、一美はボーイフレンドの弘と会うことになった。一夫は一美を演じているうちに弘をからかったため、一美を怒らせてしまう。やがて、一夫が父の転勤で横浜に引っ越すことになった。いつまでたっても元に戻らぬ二人は、絶望的になっていき、特に一美は自殺を考えるまで追い込まれてしまう。が、一方で、互いの体に嫌悪感さえ覚えながらも、徐々に異性としての愛情が芽生えていく。一夫の引っ越しが間近に迫ったある日、あの神社の階段の上で、二人はふとしたハズミで再び転げ落ちてしまった……。気がついてみると、二人は元の一夫と一美に戻っていた。「オレ一美が大好きだ」「この世の中で誰よりも一夫君が好き」泣きながら抱き合う二人。数日後。引っ越し荷物を積んだコンテナ・トラックに一夫と両親が乗り、一美が見送りに来ている。動き出したトラックの助手席から、追って来る一美を8ミリで撮る一夫。「サヨナラ、オレ」「サヨナラ、あたし!」。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019年1月上旬特別号

巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第4弾 1980年代日本映画ベスト・テン:ベスト15グラビア解説

1982年5月下旬号

日本映画紹介:転校生

1982年5月上旬号

日本映画批評:転校生

1982年4月下旬号

グラビア:転校生

特集 転校生:座談会 大林宣彦/小林聡美/尾美としのり/宇田川幸洋

特集 転校生:監督について

特集 転校生:作品批評

特集 転校生:脚本 転校生

1982年3月上旬号

グラビア:転校生

1982年1月下旬号

キネ旬試写室:転校生

2019/10/28

60点

選択しない 


小林聡美でなければ

順番としては「時をかける少女」よりも前の作品であるが、自分としては「時をかける少女」の方を先に見たので、その感動があまりにも大きかったせいか、残念ながらこちらの印象が非常に薄い。それと主人公が小林聡美と言う点が、個人的にはちょっと違和感がある。というか、どちらかというと苦手なタイプなので、その感情が評価を左右してしまったのかもしれない。
ただ、この奇想天外なストーリーを書いた山中亘については大変評価したい。この作家は「さびしんぼう」も書いていた作家でしたね。

2019/09/15

2019/09/16

75点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


大林監督の原点

2012/2/26 BSプレミアムで放送の「山田洋次監督の選んだ日本の名作100本」の録画を再度見る。尾道を舞台の大林監督の原点となる映画。尾道の象徴である、坂道・島々とともに暮らす人々。しまなみ海道ができるまでは、船でよく通った尾道は懐かしい。古い尾道駅と商店街。映画は階段から転げ落ちた男女の体と心が入れ替わってしまうと言うドラマだが、二人の主役 尾身としのりと小林聡美の演技力につきる。二人とも1965年生まれでまさに同級生。息の合った演技でした。花も恥じらう年齢時に何度も胸をさらした、小林聡美さんよくやった。

2019/05/30

2019/06/03

80点

選択しない 


坂の街、尾道にて転がる二人

ネタバレ

 男女入れ替わりモノの元祖的映画。今回2007年のリメイク版を見たついでに、振り返る形で見てみた。本当に久しぶりなので新鮮な気持ちで見ることができた。
 やはりオリジナル版はノスタルジックな雰囲気が強く感じられていいですね。それにはやはり背景となる尾道の街の佇まいが大きく預かっていると思う。リメイク版の長野も悪くはないのだけど、海辺という設定と、入り組んだ狭い路地や坂道などが画面に変化や角度をつけてくれている。リメイク版ではそれができない代わりにカメラに角度を持たせていたが、尾道ではそんな必要もない。
 この古い街並みとモノクロではじまる映像がいやが上にもノスタルジー色を醸し出す。
 一夫の身体を借りることになった一美が、それまで以上に乙女チックになってしまっているように見えてしまうのはリメイク版も同じだ。だからよけいに男優のオカマ風演技が笑いを呼ぶことになる。
 セクシャリティのやりとりは本作の方がよりストレートで露骨、刺激的だったかもしれない。生理や性器についてのやりとりにはジュブナイルものらしい微笑ましさと同時に危うさも同居している。こういった描写はやはり本作の方が強烈だ。それには一美を演じた小林聡美の思いっきりのよい演技が貢献しているのは間違いないだろう。
 終盤に暗い影が兆すリメイク版も切ない後味を残すけれど、あれはジュブナイルものとは違う方向性を持つものだった。
 引っ越して行く一夫(尾身としのり)の乗ったトラックを「さよなら私」と追う一美、「さよならオレ」と振り返る一夫、というラストシーンが映画的感興を大いに盛り上げてくれるし、そこには青春映画のラストに相応しい甘酸っぱさに溢れていた。

2018/09/16

2019/05/13

-点

映画館/東京都/新文芸坐 


私の中の永遠の運動体

細かいディティールの殆んどを憶えていたのだが、何故か白黒映画だと思い込んでいた。既に私の強い思い入れはセピアに染まっていたのかもしれない。絶対的な映画だと信じてつつも、説明的な台詞や演出の幼さにハラハラしながら観ていた。しかし未だに『転校生』が運動体として我が胸に息づいている証拠でもあり、むしろ嬉しかった。

2019/04/17

2019/04/17

77点

その他 


思ったより攻めてる

ネタバレ

20年ぶりに再見。こんなにこの映画、いろいろ攻めてたんだ。
コンプラやセクハラ的にアウトだらけで、見ててちょっと冷や冷やした。
でも、一夫も一美も実に芸達者で、二人の演技だけで充分最後まで見られる。

1980年代

2019/04/12

75点

テレビ 


コミカルで爽やか

その昔に一度観ただけで細かなことはほとんど覚えていない。ただ、面白かったなという鑑賞後の満足感とともに、デビュー間もない小林聡美、尾美としのりの役にはまった好演や、物語をメルヘンチックに紡ぎ出す大林宣彦のこなれた語り口などが記憶に残っている。機会があれば再鑑賞したい映画のひとつ。