「太陽がいっぱい」を中学生の頃に観て、大好きになったアラン・ドロン。
それ以来、ずっとずっと観たかった本作をようやく今回、WOWOWオンデマンドで初鑑賞。
こんなに観たかった映画をこんなに長い間観ていなかった怠惰な自分が本当にイヤになる。
本作はドロンがチャールズ・ブロンソンに煙草の火をつけてやるラストシーンが有名で、そこだけは私も知っていたのだが、ストーリーはほぼ知らない状態で本作を鑑賞した。
とにかくアラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンがカッコいい。
脚本はセバスチャン・ジャプリゾだが、前半は何だか緩い展開。
ところが中盤、まるで「死刑台のエレベーター」を思わせるような脱出劇の末、何とか閉じ込められたドロンが部屋を抜け出した途端に、警備員の射殺死体に出くわすという展開が予想外。
さて、そこからどうなるか、という点に加えて、とにかくブロンソンがドロンのことを一切白状せず、ドロンも彼のことを知らぬ存ぜぬで通すところがとにかく痺れる。
それが凝縮されたのがあのラストシーンで、これは話題になったのもよく分かる。
チャールズ・ブロンソンは、日本ではマンダムのCMで人気を博したが、映画ではこれがベストではないだろうか。
本作は映画の出来栄えがどうこうとかは置いといて、全くタイプの異なるドロン、ブロンソンというスターの魅力に溢れた作品で、この二人を観ているだけで時間が過ぎていく、そんな作品であった。