さらば友よ

さらばともよ|Adieu L'ami|----

さらば友よ

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レビューの数

41

平均評点

74.6(171人)

観たひと

247

観たいひと

18

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション
製作国 フランス
製作年 1968
公開年月日 1968/10/20
上映時間 115分
製作会社 セルジュ・シルベルマン・プロ
配給 日本ヘラルド映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「シンデレラの罠」の原作者として知られるセバスチャン・ジャプリゾとジャン・エルマンの脚本を、日本ではこれが初登場の新鋭ジャン・エルマンが監督したアクションもの。撮影はジャン・ジャック・タルベス、音楽は、「サムライ」のフランソワ・ド・ルーベ。出演は「サムライ」のアラン・ドロン、「特攻大作戦」のチャールズ・ブロンソン、オルガ・ジョルジュ・ピコ、「禁じられた遊び」の名子役ブリジット・フォッセーが十六年ぶりにスクリーンに登場。製作はセルジュ・シルベルマン。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

戦争も末期のある寒い朝アルジェリア帰りの兵士たちを乗せた船が、マイセイユについた。その中に、軍医のディノ・バラン(A・ドロン)もいた。そのバランに「モツアルトの友人のバランさんでしょ?」といきなり若い女が話しかけてきた。バランは表情もかえず無視して歩き続けた。同じ船からアメリカ人軍曹で、戦争を商売にしてきたフランツ・プロップ(C・ブロンソン)もおりた。彼は部下をかきあつめ、次はコンゴに出かけ一稼ぎしようと企んでおり、それには軍医が必要と、バランをくどいていた。そのプロップを殴り倒し、バランは彼を追ってきた若い女の車に乗った。女はイザベルといい、彼女はモツアルトに頼んでおいた約束を、バランに代行して欲しいと頼んだ。その仕事というのは、イサベルはパリの広告会社に働いているが、会社の債券をひそかに持ちだし利用していた。年末の決算も近づいたので、それを金庫に返さなければならない。地下室のもとモツアルトのいた医務室の隣りに金庫がありクリスマスの連休の間に、それを返してほしいというのだ。バランはその仕事をひきうけ、医務室にハイスピード分解写真装置のついたカメラを持ち込み、金庫室の見通せる小窓にそれをセットした。金庫の七つのダイヤルの組合せ番号を盗み出そうというのである。金曜日は会計簿をしまうために金庫が開けられることになっていたがその日は社員のボーナス、月給を含めて二億フランの現金がしまわれるのを知って、バランの目的はかわった。債券を返して同時に、中身をいただこう。だが、カメラは七つのダイヤルのうち、三つしか写してなかった。組合せは無数にあり、時間は三日三晩しかない。バランが作業を開始したとき、ふらりとプロップがあらわれた。いまさら彼を追いかえすわけにもいかず二人は一緒に、仕事をはじめた。が、ふとしたことから金庫室の中に二人はとじこめらわてしまった。男二人の間に奇妙な友情が生じた。そこでディノはかつてアルジェリアで、親友モツアルトとの関係も語りだした。そして長い苦闘の末、遂に金庫は開いた。しかし中はからっぽだった。壁をしゃにむにくずし、通風孔をとおり、医務室に脱出したが部屋には、警備員の死体がころがっていた。バランは罠にかけられたことを知った。恐らくバランが作業にかかる前に、誰かが金を盗み出し、警備員を射殺し、罪をきせようとしたのだ。バランとプロップは別々に逃げた。二億フランの金庫破りと、警備員殺しのニュースは派手にかきたてられ、非常線がはられた。プロップは空港でその非常線に引っかかったバランを救うため、自分が捕えられた。一方バランは、イザベルの行方を探して、医務室の助手をしているドミニクのところを訪ねた。そこでバランは、おぼろげながらではあるが真相をつかみかけた。盗聴されることを計算にいれバランは、警察に捕えられているプロップに電話した。その後、ドミニクを連れて、医務室に行き、イザベルのカルテをさがさせた。バランの背中に銃がつきつけられた。イザベルだった。金をとり警備員を射殺したのは、イザベルとドミニクの共犯だったのだ。だが、ビルには警察官たちもひそんでいた。それに気づいて逃げるイザベルとドミニク。同性愛の関係にある二人を警官は射殺してしまった。ディノの制止も聞かず……。事件は終った。他の事件で再び刑事に連行されるプロップの煙草に、バランは無言で火をつけてやった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1968年11月下旬号

外国映画批評:さらば友よ

1968年11月上旬号

新作グラビア:さらば友よ

旬報試写室:さらば友よ

外国映画紹介:さらば友よ

2017/08/04

2017/08/05

81点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 
字幕


特異なジャン・エルマン演出。

 要所、要所で決めのモンタージュが、キザでカッコ良くて、最高!
  ラストのドロンなんて、どういう発想力があったら、ああなるのか・・・。思わず繰り返し再生し、最後は分解写真で。いいなぁ。
  抑制された演出の中の、キザさが堪らない。
  
 フランソワ・ド・ルーベの曲が素晴らしいのだが、その使い方もニクイ。とても控えめ。「冒険者たち」とは、えらい違いだ。

   中盤ではドロン、ブロンソン、共に上半身を裸にし、その引き締まった体を汗に光らせる。見ものである。

    ブリジッド・フォセーの線の細い魅力も楽しめた。

  なおスターチャンネルの放送は、アメリカ版「フェアウエル・フレンド」である。以前のイマジカBSも同様。これはこれで高画質ではあるし、ドロンの英語も本人のものと思うが、やはりフランス語で見たいものである。

  1973年、新宿ミラノ座のリバイバル鑑賞した時は、正直つまらないと思ったが、今回は中盤のドロンとブロンソンの腹芸も楽しめ、素っ気ないモンタージュも美点に思えた。

  Ps.後日、スタジオ・カナルのフランス語版DVDを買った。(ツタヤ・レンタルあり。)
    ところが、今度はブロンソンのフランス語が怪しい。私は他人の吹き替えだと思います。
     
  なお「シシリアン」と同じく、英語版とフランス語版で2度撮りしています。
      キモのラストシーンは・・・。
        英語版の方が出来がいいですネ。意外でした。
        加えてフランス語版は、パル早回しで4分短い。いつになったらこの問題、悩ませられずになるのだろう。


   2017.8.28 スターチャンネル
    「アラン・ドロンのアルマゲドン」 1977年 未公開
    監督 アラン・ジェシュア

  70年代のフランス映画では、手際よく作られた連続殺人魔・テロ計画犯の追跡捜査もの。
   警察に協力する犯罪心理学のドロン先生もカッコ良く、佳作。犯人側に深みはないが、中盤の殺人もかなりえげつないうえ、最終盤のホール爆破の見せ場も驚くほどテキパキしており、ちょっとした驚きだった。
     ドロン映画というより、犯罪ものとして水準を大きく超える佳作。   
    89分の小品だが「ジャッカルの日」を思い出させる。

1968年

2017/04/10

65点

映画館 
字幕


サスペンス・ミステリーとしては

意外な展開の連続で驚きます。作り込みはかなり雑ですが、感興を削ぐこともなく、面白く観ていられます。

絶妙のキャスティングが醸し出すムードの勝利でしょうね。勢いのあるスターが二人も役に嵌まってますから無敵です。

2017/02/09

80点

選択しない 


とにかくカッコいい

アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンの会話。

「俺はお前を知らない」

「一人で地下金庫にいた」

この2つの約束を守る男たちの姿が、こんなにもカッコいいとは、驚きである。それも全ては、映画の最後にタバコの火を貸すドロンと、タバコを吸った後にブロンソンが言う「イェー」。この描写にて結実する男同士の友情というか信頼というか・・・。上手い言葉が思いつかないが、とにかくカッコいいのである。

一応、犯罪ものの物語ではあるが、話の筋は二人の関係を構築する上で与えられたかのようなものなので、正直、どうでもいい。粗なんていくらでも見つけられるが、別に綿密な物語でもない。重要なのは、ドロンとブロンソンの貫き通す仁義だけなのだ。

久しぶりにスターがスターらしく振る舞い、それでいてスターの魅力に溢れた名作が観れて嬉しい限り。

2016/06/24

2016/06/27

70点

レンタル/埼玉県/TSUTAYA 
字幕


合い言葉はイエす

戦地からの帰還船がマルセイユ港に到着です。

さっそく、ハンサム軍医は
見知らぬ女性からのアプローチ。

ヒゲの傭兵アメリカンは、
アルコールを口に
そんな彼にからんでいく。

ある意味どちらも濃い男

ふたりの腐れ縁は、
オフィスビル地下・金庫室での
クリスマス休暇へとつながって

ドリンク、コップいっぱいに
コイン5枚落としの
表面張力な賭けは、
禁じられた遊びなのかもしれない・・・

わかるかな〜イエイ〜

2016/01/11

2016/05/30

78点

映画館/東京都/新文芸坐 
字幕


極限状態の男の友情

ネタバレ

相容れぬ男二人が閉じ込められ、極限状態の中で芽生えた友情の格好良さにしびれた。タイムリミットが迫り、知力と体力の限界に臨む緊張感が凄い。これは二人の逃走シーンも然り。
犯人や犯行方法の設定には少し無理なところを感じた。
ドロンの軍医は知的だが頑固なところがかっこよすぎる。
ブロンソンの戦争屋は粗野で強引なところがハマり役だった。

2016/05/05

2016/05/05

70点

映画館/東京都/新文芸坐 
字幕


最後の一枚

#0432 新文芸坐「さらば友よ」。1968年製作のジャン・エルマン監督作品。「死刑台のエレベーター」をはじめ密室に閉じ込められるシチュエーションはフレンチノワールによくある手法だが、本作はアルジェリア帰りのフランス人軍医とアメリカ人傭兵という対照的な二人のバディムービーである。ブロンソンのコイン落としのシーンがただただカッコよく、子供の頃良く真似したのを覚えている。