さらば友よ

さらばともよ|Adieu L'ami|----

さらば友よ

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レビューの数

61

平均評点

72.3(235人)

観たひと

336

観たいひと

23

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション
製作国 フランス
製作年 1968
公開年月日 1968/10/20
上映時間 115分
製作会社 セルジュ・シルベルマン・プロ
配給 日本ヘラルド映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「シンデレラの罠」の原作者として知られるセバスチャン・ジャプリゾとジャン・エルマンの脚本を、日本ではこれが初登場の新鋭ジャン・エルマンが監督したアクションもの。撮影はジャン・ジャック・タルベス、音楽は、「サムライ」のフランソワ・ド・ルーベ。出演は「サムライ」のアラン・ドロン、「特攻大作戦」のチャールズ・ブロンソン、オルガ・ジョルジュ・ピコ、「禁じられた遊び」の名子役ブリジット・フォッセーが十六年ぶりにスクリーンに登場。製作はセルジュ・シルベルマン。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

戦争も末期のある寒い朝アルジェリア帰りの兵士たちを乗せた船が、マイセイユについた。その中に、軍医のディノ・バラン(A・ドロン)もいた。そのバランに「モツアルトの友人のバランさんでしょ?」といきなり若い女が話しかけてきた。バランは表情もかえず無視して歩き続けた。同じ船からアメリカ人軍曹で、戦争を商売にしてきたフランツ・プロップ(C・ブロンソン)もおりた。彼は部下をかきあつめ、次はコンゴに出かけ一稼ぎしようと企んでおり、それには軍医が必要と、バランをくどいていた。そのプロップを殴り倒し、バランは彼を追ってきた若い女の車に乗った。女はイザベルといい、彼女はモツアルトに頼んでおいた約束を、バランに代行して欲しいと頼んだ。その仕事というのは、イサベルはパリの広告会社に働いているが、会社の債券をひそかに持ちだし利用していた。年末の決算も近づいたので、それを金庫に返さなければならない。地下室のもとモツアルトのいた医務室の隣りに金庫がありクリスマスの連休の間に、それを返してほしいというのだ。バランはその仕事をひきうけ、医務室にハイスピード分解写真装置のついたカメラを持ち込み、金庫室の見通せる小窓にそれをセットした。金庫の七つのダイヤルの組合せ番号を盗み出そうというのである。金曜日は会計簿をしまうために金庫が開けられることになっていたがその日は社員のボーナス、月給を含めて二億フランの現金がしまわれるのを知って、バランの目的はかわった。債券を返して同時に、中身をいただこう。だが、カメラは七つのダイヤルのうち、三つしか写してなかった。組合せは無数にあり、時間は三日三晩しかない。バランが作業を開始したとき、ふらりとプロップがあらわれた。いまさら彼を追いかえすわけにもいかず二人は一緒に、仕事をはじめた。が、ふとしたことから金庫室の中に二人はとじこめらわてしまった。男二人の間に奇妙な友情が生じた。そこでディノはかつてアルジェリアで、親友モツアルトとの関係も語りだした。そして長い苦闘の末、遂に金庫は開いた。しかし中はからっぽだった。壁をしゃにむにくずし、通風孔をとおり、医務室に脱出したが部屋には、警備員の死体がころがっていた。バランは罠にかけられたことを知った。恐らくバランが作業にかかる前に、誰かが金を盗み出し、警備員を射殺し、罪をきせようとしたのだ。バランとプロップは別々に逃げた。二億フランの金庫破りと、警備員殺しのニュースは派手にかきたてられ、非常線がはられた。プロップは空港でその非常線に引っかかったバランを救うため、自分が捕えられた。一方バランは、イザベルの行方を探して、医務室の助手をしているドミニクのところを訪ねた。そこでバランは、おぼろげながらではあるが真相をつかみかけた。盗聴されることを計算にいれバランは、警察に捕えられているプロップに電話した。その後、ドミニクを連れて、医務室に行き、イザベルのカルテをさがさせた。バランの背中に銃がつきつけられた。イザベルだった。金をとり警備員を射殺したのは、イザベルとドミニクの共犯だったのだ。だが、ビルには警察官たちもひそんでいた。それに気づいて逃げるイザベルとドミニク。同性愛の関係にある二人を警官は射殺してしまった。ディノの制止も聞かず……。事件は終った。他の事件で再び刑事に連行されるプロップの煙草に、バランは無言で火をつけてやった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2024年5月号

COMING Old Pictures 旧作紹介:「さらば友よ」

1968年11月下旬号

外国映画批評:さらば友よ

1968年11月上旬号

新作グラビア:さらば友よ

旬報試写室:さらば友よ

外国映画紹介:さらば友よ

2024/04/27

2024/04/28

77点

映画館/東京都/K’S CINEMA 
字幕


フレンチノワール特集にてスクリーン鑑賞。ようやく!

中学生のときに本作の存在を知ってからずっと見たかったが鑑賞の機会がなく今に至り、ようやく。前半はブロンソンのウザ絡みにイライラしっぱなし、で途中から一気に面白くなる。
正直脚本は粗が目立つし、編集も雑なのだがブロンソンの「イエー」がどうにも耳に残る。ドロンもブロンソンもすごい引き締まった体で、トレーニングすごいやってた訳でもないと思うのだが確かに女はメロメロになる訳だw

2024/01/15

2024/01/15

70点

レンタル/沖縄県/ゲオ/ゲオ与那原店/DVD 
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あのCMの物まねはよくやったよ。子供だからラストの物まねは出来なかったけど。

いまどき男らしさとか女らしさなんてものは、ジェンダーレスの時代にアナクロなもの。
私も男尊女卑なんかいかんよ、とはいうものの昭和生まれのおじいとしてはこういう男くさい映画は好みなんだよねえ。普段は軟派ないくじなしのくせに、この男同士の友情にはぐぐっとくるのである。
警察に追い詰められても、アラン・ドロンもチャールズ・ブロンソンも相手の名前を言わない、仲間を売らない。これが男ぞ、というわけ。

チャールズ・ブロンソンはこの映画が撮られた時はまだアメリカ本国での人気はなかった。こうしてフランス映画でアラン・ドロンと同格の主演で迎え入れられたのは、本国より先にブロンソン人気が出ていたからだ。そしてこれがきっかけで日本でも人気が出てきた。そこで60代以上なら「う~ん、マンダム」というCMを知っている。日本での人気に目をつけての起用だった。その頃でもまだアメリカでもブロンソン人気はそれほどでもなかった。アメリカのエージェントから「なんでブロンソンを起用するんだ?他にも良い役者がいるぞ」と言われたとCMの演出を担当した大林宣彦監督は語っていた。

ともあれ、平均的な普通の男子はイケメンに反発もあってか、私もアラン・ドロンよりもブロンソンであった。ぶちゃむくれのしわしわの顔だけど、アクション映画のヒーローはハンサムでなくていい。

ブロンソンの口癖イヱ~イをドロンが大声で返す、そこで余韻を残さず、ばっさり切ってしまうラストもかっこいいなあ。今みたいに長々とエンドクレジットしない潔さも抜群だ。もっともこれは映画に関わった人は全員タイトルに載せるのが決まりになった以前の映画なのでこうなるのは当然だろう。いまだったら、このラストから延々とスタッフの名前が出てくるよねえ。

2024/01/06

2024/01/06

74点

映画館/東京都/文芸坐 
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男気溢れる犯罪ドラマ

すれ違いざまドロンがブロンソンの煙草に火をつけるラストシーンがすべてと言っていい。まさに映画史上に残る名場面。とてもカッコいい。共にアルジェリアからの復員兵だが、戦友だったわけではない。軍医だったドロンは「金庫破り」を請負う破目になり、それに押し掛けてきたのがブロンソン。当初二人は反目しいがみ合う。二人は立派な人物ではないし、優れた「仕事師」でもない。小娘二人の罠にまんま引っ掛かるのだから、むしろ間が抜けている。でも、それがいいのかも知れない。「一寸にも五分の魂」というか、そんな奴らの、友を庇う姿が心を打つのだろう。

2023/08/01

2023/08/01

78点

レンタル/大阪府/TSUTAYA 
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また観た

直訳だが邦題の響きが、アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンの二人にぴったりで、ストーリーの荒っぽさが気にならない。あのブリジット・フォッセーがこんな大人の女性になっていたというのが見られる。ラストシーンは何度観てもいい。

2023/07/16

2023/07/17

65点

選択しない 


長く感じました

もどかしい展開が続く前半に少し飽きてきました。金庫室に閉じ込められるまでが長くもう少しコンパクト&スピーディーが私の好みです。ラストであっという間の急展開でちょっと驚きました。

2023/05/01

2023/05/01

75点

その他/TSUTAYA DISCAS 
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イェー!

フランスの美男俳優アラン・ドロンとアメリカの不細工(失礼)俳優チャールズ・ブロンソンとの異色の共演のフランス映画。
アルジェリア戦線からフランス・マルセイユに帰国した軍医のバラン(アラン・ドロン)と金稼ぎの外人部隊のプロップ(チャールズ・ブロンソン)。船着き場での出逢いから、金庫破りの相棒となるまで。当時アラン・ドロンは30歳前半で既に人気俳優だが、チャールズ・ブロンソンは40歳後半でこの作品で有名になったとか。
この映画を見るきっかけは、和田誠さんの「お楽しみはこれからだ2」よりの名セリフを確認するため。
最初の名セリフ。
ファーストシーンにバランが軍医としてのやるせなさをプロップに語る。「俺は負傷者の身体をつぎはぎして、もう一度殺すために戦場へ送り出していた」
2番目の名セリフ。地下室でバランが誤って敵と間違え味方を撃ってしまったとプロップに言った後、プロップは「敵と味方をいつも見分けられるってものでもない。似たようなものだから」と。
私の見たDVD(須賀田昭子さん訳)では、前者は、「兵士の負傷を治し、奴らを殺すため戦場へ送っただけだ」、後者は、「いつも敵の中に居る友人には気付かぬものだ。なぜなら心底では同じだから」でした。
ほとんど地下室でのドラマでしたが、ドロンとブロンソンの輝く肉体を見せつけられました。
一つ疑問は、なぜプロップが地下室に現れたのか?