フランスの美男俳優アラン・ドロンとアメリカの不細工(失礼)俳優チャールズ・ブロンソンとの異色の共演のフランス映画。
アルジェリア戦線からフランス・マルセイユに帰国した軍医のバラン(アラン・ドロン)と金稼ぎの外人部隊のプロップ(チャールズ・ブロンソン)。船着き場での出逢いから、金庫破りの相棒となるまで。当時アラン・ドロンは30歳前半で既に人気俳優だが、チャールズ・ブロンソンは40歳後半でこの作品で有名になったとか。
この映画を見るきっかけは、和田誠さんの「お楽しみはこれからだ2」よりの名セリフを確認するため。
最初の名セリフ。
ファーストシーンにバランが軍医としてのやるせなさをプロップに語る。「俺は負傷者の身体をつぎはぎして、もう一度殺すために戦場へ送り出していた」
2番目の名セリフ。地下室でバランが誤って敵と間違え味方を撃ってしまったとプロップに言った後、プロップは「敵と味方をいつも見分けられるってものでもない。似たようなものだから」と。
私の見たDVD(須賀田昭子さん訳)では、前者は、「兵士の負傷を治し、奴らを殺すため戦場へ送っただけだ」、後者は、「いつも敵の中に居る友人には気付かぬものだ。なぜなら心底では同じだから」でした。
ほとんど地下室でのドラマでしたが、ドロンとブロンソンの輝く肉体を見せつけられました。
一つ疑問は、なぜプロップが地下室に現れたのか?