気狂いピエロ

きちがいぴえろきぐるいぴえろ|Pierrot Le Fou|Pierrot the Madman

気狂いピエロ

amazon
レビューの数

77

平均評点

73.8(477人)

観たひと

810

観たいひと

124

  • KINENOTE Selection映画館で観る

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 フランス
製作年 1965
公開年月日 1967/7/7
上映時間 111分
製作会社 フェリックス・フィルム
配給 日本ヘラルド映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

アメリカの小説家ライオネル・ホワイトの『十一時の悪魔』をもとに「軽蔑」のジャン・リュック・ゴダールが監督した。撮影は「二人の殺し屋」のラウール・クタール、音楽はアントワーヌ・デュアメルが担当。出演は「カトマンズの男」のジャン・ポール・ベルモンド、「スタンダールの恋愛論」のアンナ・カリーナのほかグラジェラ・ガルバーニ、レイモン・ドボスなど。日本初公開1967年7月7日(配給:日本ヘラルド映画)。デジタルリマスター版2016年7月23日公開(配給:オンリー・ハーツ)。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

フェルディナン(J・P・ベルモンド)は通称“気狂いピエロ”と呼ばれるカッコいい、愛すべき、反面また憂愁にみちた男である。彼は金持の妻に退屈し、無為な都会生活を逃げだしたい衝動にかられていた。そんなある夜彼はパーティで昔馴染の女性マリアンヌ(A・カリーナ)に出会い、一夜をともにした。翌朝、目覚めた彼は彼女の部屋に、首に鋏を突きたてられて死んでいる見知らぬ男の死体を見つけ驚いた。だがマリアンヌは一向に気にする様子がなく、口笛を吹きながら朝食をつくるのだった。面倒な事件であることは確かである。「わけはあとで話すから」と、彼女に手をとられた時フェルディナンはごく自然に彼女と行動を共にし、パリを逃げ出す決心をした。彼は昔よりも一層魅力的になったマリアンヌを愛しはじめていたし、愚劣な生活から抜け出せるチャンスと考えたのだ。フェルディナンはマンガ“ピエ・ニクレ”を持ち、マリアンヌは銃を持ち、着のみ着のままに彼女の兄がいるという南仏へ向けて、出発した。それは金のない、やぶれかぶれの強盗行脚で、ギャング団の争いに捲き込まれたりしたが、ふたりにとっては素晴らしい旅であった。フェルディナンの顔は底抜けに明るく、飄々とおどけてさえしていた。ある海岸ではロビンソン・クルーソーのような自給自足の生活を送っていたが、深い充実感を味わうフェルディナンと違って、マリアンヌは嫌気がさして来た。そして街に来た時、彼女は奇妙な小人を鋏で刺し殺すと、煙のように消えた。するとフェルディナンはその小人の仲間と思われるギャングに捕われ彼女の居所を言えと拷問された。マリアンヌが殺人を犯し五万ドル持ち逃げしたというのだ。居所を知らない彼は解放されて、マリアンヌを探し歩いた。やっと探しあててみると彼女は密輸団のボスと関係を結んでいた。この彼女の裏切りはフェルディナンを深い絶望に突き落した。彼はふたりのいる島へ行くと拳銃で撃ち殺してしまった。間もなく青い海をのぞむ岩壁から、フェルディナンがダイナマイト自殺をとげた白い煙が見えた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2022年4月下旬号

「勝手にしやがれ」4Kレストア版/「気狂いピエロ」2Kレストア版:「勝手にしやがれ」論

「勝手にしやがれ」4Kレストア版/「気狂いピエロ」2Kレストア版:「気狂いピエロ」論

「勝手にしやがれ」4Kレストア版/「気狂いピエロ」2Kレストア版:「気狂いピエロ」原作小説について

「勝手にしやがれ」4Kレストア版/「気狂いピエロ」2Kレストア版:ウェブ時代のJLGの肖像

UPCOMING 新作紹介:「気狂いピエロ」

キネマ旬報増刊 大人のシネマ・ライフ 2016Summer→Autumn

スクリーンの中の女優とともに:「気狂いピエロ」移り気な、天衣無縫の魅力―アンナ・カリーナ

1998年10月上旬号

COMING SOON【新作紹介】:気狂いピエロ

1967年7月下旬号

特集 ゴダール映画の真実:にせもの《気狂いピエロ》

外国映画批評:気狂いピエロ

1967年3月下旬号

新作グラビア:気狂いピエロ

外国映画紹介:気狂いピエロ

2022/05/02

2022/05/09

100点

映画館/香川県/ホール・ソレイユ 
字幕


2Kレストア版

何度も観てる作品だが劇場で鑑賞は初。
アンナ・カリーナ&ジャン=ポール・ベルモンドの魅力満載。
荒唐無稽な作品だが個人的には大好き。
今回ジャン・ポール・ベルモンド追悼上映で「勝手にしやがれ」と「気狂いピエロ」だったけどアンナ・カリーナ追悼の意味もこめて「女は女である」と「気狂いピエロ」にしたらよかったのに。

2022/05/04

2022/05/04

55点

映画館/東京都/ヒューマントラストシネマ有楽町 
字幕


ラストシーンのインパクトと突然さと

久々にスクリーンで観ました(^o^)vやはり今までと同様よく分かりませんでした( ̄▽ ̄;)前観た時はそれでも好きな作品だったようですが、今回は好きといえるか微妙でした( ̄□ ̄;)!!ゴールデンウィーク中はこの作品を入れて5本観ましたが、この作品だけ理解不能、感動できずでした。

相変わらずカラフルな印象的な色彩、フェルディナン(ジャン=ポール・ベルモンド)のポエム音読、キレイでスタイル抜群のマリアンヌ(アンナ・カリーナ)、人を殺すのはなんともないことのような描写(初めの殺人後のフェルディナンだけは違いましたが、そこまでの反応もなく)、車泥棒もお手のものです。そして自爆事故の車の格好の不自然さと死体がいかにも人形。突っ込みどころ満載でおもしろかったです。

初めのパーティーシーンでの映画監督が本人(サミュエル・フラー監督)なのは今回知りました。とはいえ、監督作品はひとつも知らず。

昔より感度が下がってしまったのか。

2022/05/02

2022/05/03

73点

映画館/宮城県/フォーラム仙台 
字幕


実現してはいけなかった日常からの脱却

 1965年のフランス映画。2Kレストア版。ライオネル・ホワイトの「十一時の悪魔」を原作とする作品。フェルディナンは妻の父が主催するパーティに参加する際ベビーシッターとしてやってきたかつての恋人マリアンヌに再会。パーティーを中座しマリアンヌと一夜をともにする。目覚めると首にハサミの刺さった見知らぬ男の死体。それを気にする様子のないマリアンヌとその兄がいるという南フランスをめざす逃避行が始まる。海辺の生活はフェルディナンには充実した毎日だったがマリアンヌにとっては退屈な日々だった。マリアンヌは追って来たギャングを刺し密輸団のボスとつるんでいた。マリアンヌを探し出したフェルディナンは二人のいる島へ行き二人を射殺。自分も爆死しようとダイナマイトを頭に巻くが導火線に火をつけたところで我に返り火を消そうとしたが間に合わず爆発してしまうのだった。
 まだわかりやすい頃のゴダール映画。それでも筋書きはあってなきがごとくの即興的展開で、物語という観点でいえば滅茶苦茶です。それでも映像の美しさ、場面転換の意外性、一つ一つのシーンの完成度の高さは流石のゴダールでした。退屈な日常からの逃避を後押しされたフェルディナンが海辺の退屈な毎日に満足する様な事に落ち着くのは結局フェルディナンの性格だったんだろうなあ。退屈な日常からの脱却というのはただの夢であり実現してはいけないただのロマンだったのでしょう。実現してしまえば破綻は目に見えてるということかな。一方でマリアンヌはそんなフェルディナンをうまくあしらうことで自分の逃避行を成功させている。誤算はフェルディナンがあそこまで諦めが悪く行動力があったことなんでしょうね。ヌーベルバーグの最高傑作って言われてるけど、私はトリュフォーの方が好き、「大人は判ってくれない」は最高だよ。

2022/04/30

2022/05/03

75点

映画館/東京都/シネ・リーブル池袋 
字幕


歴史的作品なのだが

恥ずかしながらゴダール作品を初めて見る。難解な作品を作る監督と聞いていたが、これは有名な作品なので万人が分かるのだろうと思っって見たが、正直なところ途中で強い睡魔に襲われた。
鑑賞後にキネノートであらすじを読んで初めて分かったことも多々。自由さについていけなくなった自分に動揺する。

2022/04/20

2022/04/20

70点

購入/ブルーレイ 
字幕


今の時代で観ればありふれた映像だが、1960年代に撮られた作品だと考えるとやはり凄い!

愛の逃避行、冒険モノ、ミュージカル等々、様々な要素が混ざり合った作品。その映像がイメージ重視でリアルさは二の次というのが面白い。タイトルの通り、主人公のフェルディナンが昔の恋人マリアンヌに翻弄させられる姿はピエロそのもの。色彩の鮮やかさも結構インパクトあり。やはりゴダールの作品はいつ観ても面白い!

2022/04/17

2022/04/17

79点

映画館/東京都/ヒューマントラストシネマ有楽町 
字幕


とても良かった

ストーリーはないに等しい。イメージの洪水がそのときの気分と自分にフィットすれば忘れられない一作になるだろう