ジャン=リュック・ゴダール

|Jean-Luc Godard| (監督/脚本/編集/出演)

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

本名
出身地 フランス、パリ
生年月日 1930年12月3日
没年月日

略歴▼ もっと見る▲ 閉じる

独創的な作品を生み続けるヌーヴェル・ヴァーグの独走者。スイス系の家系でパリに生まれ、フランスとスイスを行き来しながら育った。ソルボンヌ大学在学中、シネクラブ等でフランソワ・トリュフォーらと知り合い、アンドレ・バザンを中心に映画批評誌『カイエ・デュ・シネマ』を創刊。映画の評価基準となるのは監督であるという“作家主義”を提唱し、自主製作でその実践活動に入った。1961年から67年まで自作の主演を務めた女優アンナ・カリーナと61年に結婚し64年に離婚、「中国女」(67)に主演したアンヌ・ヴィアゼムスキーと67年に結婚し71年に離婚している。54年、24歳で短編ドキュメンタリーを初監督。59年の「勝手にしやがれ」で長編デビューを飾り、一躍ヌーヴェル・ヴァーグの旗手と称えられた。「小さな兵隊」(60)、「女は女である」(61)、「女と男のいる舗道」(62)、「軽蔑」(63)などでは軍隊・女性束縛・売春・資本主義といった社会的テーマの作品を手がけ、「気狂いピエロ」(65)でヴェネチア映画祭青年批評家賞を受賞。やがて毛沢東主義に傾倒し、政治的思想表明が顕著な「中国女」「ウィークエンド」(67)などを発表する。以降は「勝手に逃げろ/人生」(79)で復帰するまで商業映画と絶縁し、個人の署名をも捨て、同志らと“ジガ・ヴェルトフ集団”を名乗って政治的メッセージを発信した。商業作品復帰後の80年代以降は芸術と哲学に回帰し、「カルメンという名の女」(83)でヴェネチア映画祭金獅子賞を受賞したほか、主に物語の表現方法を模索。「ゴダールの映画史」(98)では映画という存在を問い、「愛の世紀」(01)や「アワーミュージック」(04) では文学・音楽を内省するなど、今日に至るまで独自の作品を発表し続けている。既成概念を打ち破る知性の作家。50年代末にフランスで沸き上がった新しい映画潮流“ヌーヴェル・ヴァーグ”の中でも、特に「勝手にしやがれ」は撮影所製作のスタイルとはまったく異なった撮影・演出方法を採って映画の既成概念を壊し、映画の革命と評価された。続く諸作では、映画に政治的な意味合いを与えて主題のうえでも映画史に刺激をもたらし、政治に燃えた若者世代の最前線闘士として活動することになる。68年のカンヌ映画祭粉砕事件の後にヌーヴェル・ヴァーグの潮流から外れ、70年代の実験的展開を経て、80年代前半の作品で一般的な題材のなかの審美性を追及し、やがて映像コラージュで物語を解体する方向へと進んだ。映画そのものを映画で思考した「映画史」はそのひとつの到達点であるとする見方もある。時に作品は難解とも受け止められるが、美学と思考の独創性は他の追随を許さない。

キネマ旬報の記事▼ もっと見る▲ 閉じる

2015年4月上旬号

【巻頭特集】ウディ・アレン、“魔法使い”の“おじいちゃん”「マジック・イン・ムーンライト」:おじいちゃん篇 もっとおじいちゃん!84歳のゴダールとイーストウッド ジャン=リュック・ゴダール「さらば、愛の言葉よ」 インタビュー 菊地成孔

【巻頭特集】ウディ・アレン、“魔法使い”の“おじいちゃん”「マジック・イン・ムーンライト」:おじいちゃん篇 コラム(1) アレン、ゴダール、イーストウッド 俺たちの「自作自演」

2012年7月上旬号

映画は女優に恋をする:ジャン=リュック・ゴダール/アンナ・カリーナ

2011年7月下旬号

巻頭特集 1959-68 映画の青春 ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー:映画愛と友情の一季節

巻頭特集 1959-68 映画の青春 ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー:対談 平井玄×菊地成孔 ワイルドなトリュフォー、クソガキのゴダール

巻頭特集 1959-68 映画の青春 ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー:映画、世界、人生

2010年8月上旬号

『ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代』刊行記念対談:山田宏一×中条省平 ゴダールへの強烈な愛と断念と

2005年11月下旬号

特別企画 「ゴダールを知りたい!」:対談 杉原賢彦×三笠加奈子

2002年5月上旬号

巻頭特集 ジャン=リュック・ゴダール:グラビア「愛の世紀」「ウイークエンド」「フォーエヴァー・モーツアルト」「JLG/自画像」「パッション」「ゴダールのマリア」「恋人のいる時間」

巻頭特集 ジャン=リュック・ゴダール:「フォーエヴァー・モーツアルト」の手引き

巻頭特集 ジャン=リュック・ゴダール:ジャン=リュック・ゴダール監督 インタビュー

巻頭特集 ジャン=リュック・ゴダール:ゴダールの歴史

巻頭特集 ジャン=リュック・ゴダール:アンヌ=マリー・ミエヴィルが語るゴダール

巻頭特集 ジャン=リュック・ゴダール:アンケート 私のゴダール/データ

2000年5月下旬号

作品特集 映画史:【コラム】ゴダール/絵画

1997年12月上旬号

特集 ストローブ=ユイレ、伝説の終焉:ストローブ=ユイレvsゴダール

1996年6月上旬特別号

特別企画 ゴダール+ワン:ゴダール+ストーンズ

特別企画 ゴダール+ワン:ゴダール+ロック

特別企画 ゴダール+ワン:ゴダール+サウンド

1994年8月上旬号

特別企画 どうなってもゴダール!:80年代と90年代のゴダール

特別企画 どうなってもゴダール!:フィルモグラフィ

特別企画 どうなってもゴダール!:インタビュー フレデリック・ジャルダン

特別企画 どうなってもゴダール!:ゴダール語録

1994年4月上旬春の特別号

対談:ゴダールVSオリヴィエラ 格闘対談 [完全版]

1989年1月下旬号

特集 右側に気をつけろ:ゴダール論

1984年7月上旬号

特集 カルメンという名の女 ジャン=ジャック・ゴダール監督作品:ゴダール論

1978年7月下旬号

特集 「ヒア&ゼア こことよそ」:2 60年代から70年代へ、そして80年代へ疾走-内省-疾走をつづけるゴダールの軌跡

1972年9月上旬号

文芸坐・ゴダール特集:

1972年3月上旬号

フランス映画社 ゴダール作品等貸出し:

1971年10月下旬号

特別グラビア:新宿京王名画座 ゴダール連続上映6+3

1970年11月上旬号

特別グラビア:ゴダール/カラビニエ

シナリオ:カラビニエ

1970年10月下旬号

特別グラビア:ゴダール・マニフェスト

1968年4月上旬春の特別号

特別グラビア:魔術師ゴダール・名言集

海外監督研究第1回 ジャン・リュック・ゴダール:ゴダール全自作を語る(資料・解説つき)

海外監督研究第1回 ジャン・リュック・ゴダール:ゴダールをめぐる神話

海外監督研究第1回 ジャン・リュック・ゴダール:フランスにおけるゴダール論

1967年10月上旬秋の特別号

最新ヨーロッパ映画界の内幕:その後のゴダール、デュビビエ、カルネの近況など、ヨーロッパ映画の楽屋裏のすべて

1967年9月上旬号

“難解派”10監督の秘密を解くカギ:ゴダール/トリュフォ/ベルイマン

1967年7月下旬号

特集 ゴダール映画の真実:ゴダールと日本の若い世代

特集 ゴダール映画の真実:親衛隊十万の秘密

特集 ゴダール映画の真実:にせもの《気狂いピエロ》

海外映画作家の秘密:ジャン・リュック・ゴダール 底知れぬ不安と苦渋

1966年10月下旬号

邦洋異色シナリオ:アルファヴィル

1966年10月上旬秋の特別号

1966年・フランス映画の青春:ゴダールのことなど

1966年6月上旬号

ゴダール監督の日本の10日間:

1961年12月上旬号

特集 監督による監督論:ジャン・リュック・ゴダール論  十二人の第一線日本映画監督がそれぞれ論ずる海外映画監督論。現場作家たちが、創作体験をとおして生んだ独自な映画論を展開する。

1960年7月上旬夏の特別号

世界新人監督展望:A・アストリュック/ロベール・ブレッソン/ミッシェル・ボワロン/マルセル・カミュ/クロード・ジャブロル/J・D・ヴァルクローズ/ジョルジュ・フランジュ/J・L・ゴダール/F・ライシェンバック/ルイ・マール/ジャン・P・モッキー/エドゥアール・モリナロ/ジェラール・ウーリィ/ジャン・D・ポレ/アラン・レネ/フランソワ・トリュフォ/ロジェ・ヴァディム/フランソワ・ヴィリエ

フィルモグラフィー