まさか、この耳慣れた曲がこの映画のものだったとは!ミュージカルとは知らずに見始めたけど、思いがけずよかったです。恋人同士が戦争によって引き裂かれ、恋人の帰りを待たずに別の誰かと結婚してしまうというよくあるストーリーなのに、何が良かったのでしょうか。
アルジェリアへ出兵する恋人ギイに「行かないで、死ぬまで待っているわ〜…ジュテーム♪」などの歌詞を要所要所でリピート。路地裏、レストランや、駅のホーム、もうどこでも歌ってます。ギイがいないと生きていけない、何もできない、それが伝わってきました。
それにしても、カトリーヌ・ド・ヌーブが、こんなに華奢で美しかったとは、ビックリしました。歳を重ねても綺麗な人だなぁとは思っていたけど、若い頃の姿を見たのは初めてで、かなり虜になりました。フランスらしい衣装も素敵。ワンピとコートの色合わせや、仕立ての良さそうな襟、髪飾りやバックも抜かりなく同一系統の色で決めています。
多分、カトリーヌ・ド・ヌーブ、彼女の演技が良かったんだな、歌声も綺麗だし!と思ったら、歌は全部、別の人が歌ってるらしい。残念。お互いに別の人と結婚して、子どももいる中で再会し、自分の生活へと戻っていく、このエンディングが良かったのかも。『ラ・ラ・ランド』のラストに似てるけど、この映画に着想を得てたりする?