離愁(1973)

りしゅう|Le Train|The Train

離愁(1973)

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レビューの数

11

平均評点

80.5(53人)

観たひと

57

観たいひと

8

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス
製作国 フランス
製作年 1973
公開年月日 1975/2/22
上映時間 95分
製作会社 リラ・フィルム
配給 20世紀フォックス
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

第二次世界大戦中のフランスを舞台に、妻子ある中年男とドイツ生まれのユダヤ女の愛と別れを描く。製作総指揮はラルフ・ボーム、製作・監督は「個人生活」のピエール・グラニエ・ドフェール、脚本はドフェールとパスカル・ジャルダン、原作はジョルジュ・シムノン、台詞はパスカル・ジャルダン、撮影はワルター・ウォティッツ、音楽はフィリップ・サルド、編集はジャン・ラウェルが各々担当。出演はロミー・シュナイダー、ジャン・ルイ・トランティニャン、ニク・アリギ、レジーヌ、フランコ・マツィエリ、モーリス・ビローなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

一九四〇年、ドイツ軍はノルウェー、デンマークに侵入し、五月にはフランスにも侵入してきた。ジュリアン(J・L・トランティニャン)は北部フランスのある村でラジオの修理屋を営んでいたが、事態が切迫するにつれ、いよいよ住みなれた故郷を去らねばならぬ時が来たことを知った。この村に住んで四十年以上、きわめて単調で退屈な日々といってよかったがふと自分が住みなれた村を去るとき、自分の人生に一大転機がおとずれるのではないかと思った。やがて村人たちが列車で村を立ち退く日がきた。幼い娘と妊娠中の妻モニーク(N・アリギ)を客車に乗せ、自分は家畜車に乗らなければならなかった。その日は、フランスでも五十年に一度という絶好の春日和だった。列車は美しいフランスの田園を走る。駅に停まると待ち構えていた避難民が押しかけてきたのでたちまちすし詰めとなりその間、ドイツ軍の攻撃は日増しに激しさを加え、避難民の不安は日毎に募っていった。やがて、名も知れぬ駅に列車が停車したとき、ジュリアンは、列車に乗り込もうとして小走りにかけて来た若い女アンナ(R・シュナイダー)を見つけ、自分が乗っている家畜車に乗せてやった。彼女はドイツ生まれのユダヤ人だった。二人は自由に身動きできない貨車の中で、互いに寄り添うようにしながら旅を続けたが、殆んど口をきかなかった。しかし、二人の心は次第にたかまり、求めあった。ジュリアンは、それが不倫の恋と知りつつ、愛情は深まるばかりだった。アンナも、ドイツ軍に追われ続けた辛い過去を、ジュリアンを知ることでしばし忘れることが出来た。その頃、ジュリアンの妻子が乗っていた客軍は切り離され、行方が知れなかった。二人の乗った客車はやがて終着駅に到着した。そこで、妻が病院で男の子を生んだことを知ったジュリアンは病院に駆けつけ、その間、アンナは姿を消した。それから三年、ジュリアンは元の平凡な生活に戻った。そんなある日、彼はナチの秘密警察から呼び出しを受け、そこで、レジスタンスの一員として捕えられたアンナと再会した。係員は、彼女との関係を追求する。シラを切れば身の安全を期することは出来たが、ジュリアンはアンナに近より、抱きしめた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2017/09/28

2017/09/28

75点

レンタル 
字幕


ラストで忘れられない作品となる。

戦火を逃れるために乗った列車の中での恋。
身重の妻と娘のいるジュリアンとアンナ。
この状況下の列車の中で愛し合う二人に違和感。
食物と酒を得て宴会になる乗客。
それを見てのジュリアンの「みな退屈だったんだ」の言葉に「え、この戦時下で?」というアンナ。
え、宴会はダメで愛し合うのはいいのか?とツッコミを入れたくなる。
なのだが、ロミ―・シュナイダ―の演技と魅力的な表情を見ているとそんなことはどうでも良くなる。
そしてラストの堪えきれなくなる表情によって忘れられない作品となってしまうのだ。

2017/08/06

2017/08/06

70点

レンタル/埼玉県/TSUTAYA/TSUTAYA 東鷲宮駅前店/DVD 
字幕-吹替


フランス映画の雰囲気は満点

原題は列車だが、「離愁」とはよく付けたタイトル。
列車が走る雰囲気はフランス映画として絶妙である。
主演がトランティニアンとシュナイダーという黙って語るタイプの二人。シュナイダーの豊満の魅力に比べ、トランティニアンのやや貧相な肉体が意外だった。
戦火が激しくなる中、人々の疎開への列車の旅はヨーロッパならではの風景であり、赤十字が献身的な活動をするシーンや水道で水を補給するシーン、立ち小便のシーンなど細かいところの描写も行き届いている。でも、妻子がありながら、また大勢の他人と一緒の列車の中で愛をはぐくむことが可能かという設定であったり、ラストの電撃的幕切れなど、なんかむりがあるように感じたけどね。

2017/06/22

2017/06/24

67点

レンタル/岐阜県/TSUTAYA/TSUTAYA ノースウェスト店/DVD 


なんでこんな邦題にしたのか。・・
若い頃にこのタイトルでは観たいと思わなかった。
で、改めて数十年経って初めての鑑賞
主人公の2人が避難する貨車の中で双方惹かれ合う過程が納得できなかった。異常事態の緊張した雰囲気の中での心の繋がりかと思うがトランティニアンが不倫となる関係を求めるだけの魅力をロミー・シュナイダーに感じたのか・・・。
それとも極度の緊張状態からの行いか・・・
ただ、ドイツ軍侵攻からの不安感、プレッシャでは当たり前ととして周りの人たちを含めてまだ緊張感を感じない。
公開当時(40年前)にはどのように感じたのだろうか。

2017/01/21

2017/01/21

100点

レンタル/埼玉県/TSUTAYA/WonderGoo TSUTAYA 越谷店/DVD 
字幕


9年ぶり8回目、また感動した。

 1975年公開当時は珍しくもなかった蒸気機関車だが、2017年となるとさすがに、映ってるだけで嬉しくなる。

 先日見たルノワールの「獣人」で活写されたほどの輝きはないが、カラーでたっぷりとフランスSLの勇姿を拝める。鉄道映画としても記憶したい出来だ。

 また度々挟まれる第二次世界大戦の実写フィルムも、昔見た時より悲しく見える。年のせいだろうか。
 あの大戦を生き抜いた人も、もうほとんどの方がこの世の人ではない。

  表情を抑えたシュナイダーとトランチニアン。
それが、ラストシーンで効果を出す。
神がかりとさえ言えるカメラワークもある。
     他にたいした作品がないと思えるピエール・グラニエ・ドフェール・・・。
       まさに奇跡的に誕生したフランス映画だ。

今、見て、恐いなと思うのは、トランティニヤンとシュナイダーを尋問するのが、フランス警察だという事だ。
 ナチ占領下のフランス政権はドイツに屈服しており、フランス警察はパリではユダヤ人狩りはするは、レジスタンスは捕まえるはで、戦争の恐ろしさを、知らなかった角度から感じさせる。
  「ルシアンの青春」「サラの鍵」などこの題材を扱った作品も少なからずある。
 パリが解放されたあとフランスの警察人は、どのように生きていったのであろうか。
       恐ろしい時代であった。
       
 復刻ライブラリーで発売されたDVDが、ツタヤレンタルに出ました。

1979/03/12

2016/01/30

72点

テレビ/無料放送 
吹替


十代の頃に観た感想

人生は旅、その旅でひとりの女と出逢った、という映画。ところどころ回想シーン(戦争シーン)が黒白で出てくるあたりがいいが、あれ以上だとクドくなってしまうだろう。ラストシーンは、ものすごく良い。
-十代の頃に観た感想-

2015/08/26

2015/08/26

100点

購入/DVD 
字幕


戦時中メロドラマの中では隠れた最高傑作。避難列車の中の人間ドラマやフランスの美しい田園風景に、戦闘の実写映像を挟み込む見事な演出。主役の二人も本当に素晴らしい演技で、ラストシーンは涙無くしては見れない最高の恋愛ドラマである。