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ボクたちの交換日記
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当初は観る予定ではなかったけど、某番組で、この映画の監督である内村光良のインタビューを見て、改めて見てみたいという思いに駆られての鑑賞でした。ウッチャンナンチャンというお笑い芸人でありながら、日本映画学校卒という経歴を持つ内村監督。この学校の授業の一環として始めたお笑いがライフワークとなり、本当に志した映画という場で、自身のお笑いの世界を描くというところに興味を覚えたのです。もちろん、お笑い芸人たちも多数出演していて、それを観るだけでも楽しい映画ですが、同時に芸人としての厳しい世界や、芸能界も含めた人間関係を結構突っ込んで描いている力作でもあります。 お笑いコンビでありながらも、仕事以外の場では会話が全くないコンビもいると聞きますが、やはり仲良しというだけではお笑いという仕事はできない。そこにはやはり笑いという芸を磨いていかないといけなく、かつ自分の生活も守っていかないといけないという姿は一般の社会人と何の変わりもないのです。それでありながら、きらびやかに思える芸人の日常がかいま見えるのも、この映画のよいポイント。お笑いコンビの心の変遷を、交換日記という形で表しているのも面白い。男同士の交換日記って、何か気持ち悪いとも客観的には思えるんですが、口に出すのが苦手な男だからこそ成立する物語なのかなと思います。 素直に泣ける男の物語でもあります。特に、桜の前での最後の公演は泣けてくる。お笑いの世界に誘ってくれたという想いと、それぞれの才能を生かす場に旅立たないという現実、そういう複雑なオトナの事情が絡み合いながらも、お互いに割り切れない想いがある。それがうまく昇華された名シーンでしょう。だからこそ、その後の展開まで全て描いてしまうのは、少し作品としてはまとまりに欠けてしまった印象になってしまったように思います。
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