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オデッセイ(2015)
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近未来、米国の火星探査チームだったが、異常な嵐に見舞われ、調査途中で脱出を余儀なくされる。 その危急のさなか、主人公だけが破片に襲われ死亡したかに見えたため、残るメンバーは断腸の思いで火星を脱出することになった。 果たして主人公はどうやって残された火星で生き残ったのだろう。 この謎はあまりにふしぎな解きがたい謎だったが、食糧問題や通信などの問題を主人公が解決していく様は観ていてハラハラドキドキだ。 凄まじいまでのサバイバル。普通なら気が狂いそうになるだろうとも想像してしまった。 気になったのは酸素や水問題は深刻になることはなかったことだが、少しでも考えれば深刻になったら即死ぬため映画にならないのだった。 それでも考えられるほどの希望から絶望への演出には、主人公に感情移入してしまうほどリアル。 悪人が出てこないという点でも本作は評価できる。誰も明らかに間違った判断はしていないのだ。 出てくる人達の勇気と英知には賞賛のみ。冒険を避けてもそれは間違いとも言い切れない。 まぁ映画だから助かることは想像できるが、はたしてどのようにして助かったのかという並々ならぬ興味。 火星と地球、双方のドラマは、とにかく最初からラストまで目が離せないのだ。
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