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海難1890
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オスマン帝国エルトゥールル号の遭難事件とイランイラク戦争時のトルコ航空による決死の邦人救出劇についての涙なしには語れないノンフィクション映画。 どちらも文字情報としては10年以上前から知っていた(とはいっても大人になってから知った知識)のだが、やはり映画として映像として見るのではまるで違った。そもそも串本大島の暮らしの実態も、オスマン帝国海軍の様相もわかっていなかった。 この映画では時代を生きた人々の様子を生き生きと描いており、そして悲劇から繋がり、当然起こりえた誤解や怒りの感情も踏まえたうえで成り立った友情についても語られている。それがまた深くいい。 イランイラク戦争のトルコ人すら飛行機に乗れなかったのに、日本人を乗せたというシーンのリアルさ。優しさという言葉では表せない真の心、真心が生きていた。生きている真心だった。 エルトゥールル号の決死の救出劇もイランイラク戦争の決死の救出劇もどちらも下手な芝居や演出では成り立ちない。自分自身も全くの余裕がない状況下の決死の覚悟の中での、それでも人を救おうとする究極の心。あまりにも美しいが、当たり前にやっている本人達にはその意識すらないのだろうから、また輝度が増すばかり。 トルコと日本の友情物語はまだ序章なのだろう。これからもこの血と心の交流があった事実を心に刻みつつ、更なる相互交流を大事にしていきたいと思った。何事も心からの相互交流できる者こそ友人というに相応しいではないか。
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