公開中の伊勢真一監督「妻の病　レビー小体型認知症」は小児科医石本浩市さんが幻覚やパーキンソン症状を伴う認知症を患う妻弥生さんと生きる姿を追うドキュメンタリーだが、監督と石本さんの出会いは石本さんらが主催の小児がん患者を励ますためのサマーキャンプで、その活動や人々の姿は「風のかたち」「大丈夫。」というドキュに結実しており、これらは若くして死に直面することと、その彼らに向かい続けることを描き、私は観て大変な衝撃を受けた。それを思い出せてよかった。