男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

鑑賞日 2012/12/11  登録日 2014/10/06  評点 83点 

鑑賞方法 レンタル/DVD 
3D/字幕 -/字幕
いいね!レビューランキング -位

人生の苦楽、脆さ、生への渇望、死への衝動を映し出し

家族の死

しかも、自殺ー

さもすれば、感傷に走りがちだが、感傷に走ることもなく、

人生の苦楽、脆さ、生への渇望、死への衝動を端的に淡々と映し出している。

唐突に、突然に、まるで、煙草をすうかのように、髪をかきあげるかのように、いきなり、絶ってしまう。

不覚にも、死にかたが、かっこいいと思ってしまった…

それでも、生きていく。

死んだ父の思い出を胸に…

2、3日前に、『汽車はふたたび故郷へ』という、映画監督の苦悩と挫折みたいな映画を観たが、これも、映画製作会社のプロデューサーの自殺から始まる物語ー

尊敬していた映画プロデューサーの自殺という、監督の実体験から生まれたという本作。

改めて、映画を製作するのって大変なんだ。

それを毎日、楽しく観れて、(劇場ではなくすいません…)楽しませてくれて、感謝です、ありがとうございます…

エンディングの『ケ・セラ・セラ』、全編に流れるギターの音色、大瀧詠一の『さらばシベリア鉄道』を彷彿とさせる歌など、音楽もどれも良かった。