「女子に好都合なジャンル」が存在するの？（再び）

　仕事でも私生活でもうまくいかないＯＬが、捨て犬を拾ってきて癒しのために飼うように、好青年を自宅に連れてきて半年間住まわせる。
　しかも彼は癒しにとどまらず、野草の知識を授けたり野草を使った料理も作ってくれて、ＯＬの私生活は一気に充実し、恋愛感情に発展して失うのが怖いと思うようになる。

　女子にとっては据え膳上げ膳的な展開で、最近『きょうのキラ君』の感想（http://www.kinenote.com/main/public/profile/reviewdetail.aspx？member_cd=0000066423＆review_id=4501557）にも書いたように、「女子に好都合ジャンル」が存在するとの説に、更に現実味が帯びてきた。
　そうまでして「恋が成就するまでの紆余曲折って面倒くさいと」思わって、無い方がいいと思ってるのかなぁ？

　それに、このストーリーを男の側からみると、「転がり込んだＯＬの家での半年間の日常が、彼の大きな糧になった」ということだが、たかだか「家事を手伝ったり、植物の知識を授けてあげたりした」だけにしか見えないことを大きな糧扱いするって、ファンタジーのような恋愛映画とはいえ、彼をバカにしてないか？