お化け屋敷経営の宿命

　「ファイナル」と銘打つくらいだから、作り手もシリーズの寿命は残り1作分と思っていたのだろう。
　せめて、お化け屋敷並にお客さんを楽しませられたら成功だという程度の期待しか誰もしてなかったかもしれない。
　でも、お化け屋敷ほど「常に新しさを求めて変化しないとリピーターを満足させられない」アトラクションはないと思われ、それにしては本作は怖がらせ方がほぼすべて「幻覚」「幻聴」頼みで、何の新しさも工夫もない作品だった。
　これじゃ、脚本の段階で勝ち目ゼロ。あーあ。