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エクス・マキナ
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AIと人間の関係。 今まで、たくさんの映画で取りあげられてきたテーマと思う。 単なる夢物語から、少しずつ、本当にあり得るのではないかという「近未来」的な感覚になりつつある。 そういう意味では、現実味をどうやって出していくかと言うことが映画をつくるときの「腕」にかかってくるように思う。 さて、この映画。 あまりにも画面がきれい過ぎたり、天才的な社長がクオリティの高いAIを創り出すというところは創造するにたぶんないだろうとは思うが(そうあるといいなぁという思いはあるけれど)、AIが人間と触れ合い、AIがある意味人間を越えていくかもしれない過程は、なるほどと思わせるところがある。 人間は、人間として、白黒はっきりできないところ、が人間らしさである。つまり、感じ方にグラデュエーションやスペクトラムがかかってくるわけ。AIはそこのところをどのように区別するのか、興味ある。そして、難しいところである。 また、人間らしさの一つに、人間はいろんなモノを擬人的に接し、それらに愛情を感じてしまう。 例えば、映画の中で、最初からAIとわかって接しているにもかかわらず、AIに愛情を感じてしまう人間。しかし、AIはそこを割り切って脱出の手段として「愛情的なもの」を使うわけだ。 なるほどなぁと思う。人間の弱さであり、人間らしさである。 少し、暇つぶしに、自分の心にリセットをかけようと思って見た映画だったが、記録に残るいい映画と感じた。
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