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ファンタスティック4:ファースト・ステップ
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正直に言えば、少し前に観た『スーパーマン』と比べると、格段にレベルが落ちる作品だった。マーベル映画にありがちな「何でもセリフで説明してしまう」悪癖は相変わらずで、ドラマ部分も陳腐で残念。とはいえ、それでもなぜか映画が始まる前からワクワクするし、始まってしまえばその世界観に没入してしまう。これはもう、ある種の“様式美”なのかもしれない。 今思えば、この作品は『Mr.インクレディブル』にも通じる、家族のドラマとして描かれている点に魅力がある。スーが宇宙で出産するという突飛なエピソードから、破壊神ギャラクタスが生まれたばかりの子・フランクリンと地球の命運を天秤にかける展開は、荒唐無稽でありながら、どこか現代の世界と重なる皮肉も感じさせる。国家間の交渉や圧力、SNS世論による“個人への吊し上げ”を思わせる場面もあり、見ていて妙にリアルだった。 また本作は、1960年代が夢見た未来像、いわゆる「レトロフューチャー」のビジュアルを全面に押し出しており、あの時代に生まれた世代としては、無意識に共感してしまう部分もあった。時代設定とデザインの美学は、むしろこの映画の最大の見どころかもしれない。 キャストにも注目すべき点があった。『ミッション・インポッシブル』シリーズで存在感を放つヴァネッサ・カービー、そして抑圧されたOLを演じた『アシスタント』で注目されたジュリア・ガーナーがシルバーサーファー役として登場しており、今後が楽しみな俳優たちの起用には好感が持てた。 だが、最後はまたしてもお決まりの「次作への誘導」で幕を閉じる。マルチバースを使った展開にはそろそろ飽きが来ており、「またこのパターンか」というため息が漏れてしまう。総じて、作品としての完成度には疑問が残るが、時代の夢を映し出す映像世界には、やはり抗いがたい魅力があるのも事実だ。
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