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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング
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このスケールの映画が作られることはもうなかなか難しいだろう。それはトム・クルーズというスターの総決算というべき本作にあって、体を張った演技をする人物たちの姿は、アベンジャーズやスター・ウォーズシリーズなどとは比べられない。痛みや息苦しさを存分に引き受けるトム・クルーズの姿勢が評価されるべき決算だ。 それにしてもトム・クルーズ、よく走る。そこで走る必要があるとかないとか、そういう批判も全て受け入れる決意の走り。ただ残念ながら、テレビ版の「スパイ大作戦」からこのシリーズを追いかけてきて、ブライアン・デ・パルマ監督の映画版第1作の魅力があまりにも鮮烈で、あの作品の印象を超える作品にここまで到達する作品に恵まれなかったことを残念に思う。 テレビ版は確かにチームとしてのスパイが描かれてはいた。しかしデ・パルマ版は、テレビ版の主人公であるフェルプス(ジョン・ボイト)がイーサンを裏切るという展開に驚いたものだ。 その意味ではイーサン版は、テレビ版の原型に戻ろうという意思が感じられはするものの、テレビ版をリセットしたデ・パルマ版が置き去りにされてしまった印象だ。スパイ同士が裏切る、という誰も信じることができない関係が緊張感を生み出した。 本作では、トム・クルーズ版シリーズの集大成の意味で、フェルプスと同名の息子が登場したり、CIA職員が極北の地に左遷されていたり、女性黒人大統領が登場したりとバラエティーに富んではいるものの、ビラン役ガブリエルもそれほど怖くなく、あくまでもトム・クルーズのアクション”だけ”を楽しむ映画なのだ。 映画を見終わった感想は”疲れた”のひとこと。トム・クルーズの疲労を観客がともに体験する作品だ。その意味では、深海の息苦しいシーンから「トップガン」を連想させる空中シーンまで、まさに息をもつかせぬ作品であることは間違いない。 お疲れ様でした。
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