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ダム・マネー ウォール街を狙え!
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とても重要なことが描かれている。ほんの数秒だが、資本主義を支配している1%という言葉がサラっと出てくるがこれは事実で、特に株式の世界をコントロールしているのは巨額の投資家であって、少額取引をする個人投資家は彼らの動きに左右されて大きく利益を得ることはほとんどない。 そもそも金融取引で得られた利益とは何か?この映画では、ゲームストップ株に掛ける労働者が多く現れて示唆に富むが、働いて得る労働所得だけでは生活が立ち行かない制度を掘り下げるべきではなかったか。ドラマとしては面白いし、大型投資家を個人投資家が倒そうとする敵対関係を構成するが、ことの本質はもっと別のところにある。 資本主義の限界だ。 そでも看護師やゲームストップの店員や配達員をする主人公の弟など、多くのドラマを構成する人々は苦しい生活に追い込まれている。株に夢を託すドラマを否定するものではないが、この映画に出てくるとてつもない巨額な株式利益は、どこかの損害によって補われていることも忘れるべきではないだろう。 「クルエラ」で悪役の過去にスポットライトを当て、本作でも弱者の目線で株式市場で起きた実話をドラマ化したクレイグ・ギレスピー監督の手腕が発揮された傑作だ。ほかにも「バービー」で重要な役を演じたアメリカ・フェレーラや「シビル・ウォー」で大統領役を演じたニック・オファーマン、つい先日鑑賞した「スイート・イースト」のタリア・ライダー、「モーリタニアン」や「フェラーリ」で印象的だったシェイリーン・ウッドリーなど、魅力あふれる俳優が並び、ポール・ダノが実在の人物をそっくりに演じていて素晴らしかった。
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