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鑑賞日 2015/04/10  登録日 2015/04/12  評点 61点 

鑑賞方法 映画館/宮城県/MOVIX仙台 
3D/字幕 -/-
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違う方向の文明の限界は

 テレビアニメの後日譚後編。ガルガンティアで新たな生活を始めたレドだったが、新たにやってきたリーマの目的は人型兵器の操縦についての知識が豊富なレドの確保とユンボロより高度なマズル操縦だった。しかし、強制的な確保を目指すチームと自発的な参加を目指すリーマとの対立の末、時間切れとなり陸からきた船団の攻撃を受けることになる。レドとリーマが乗り込んだマズルはレドの持つコントローラーに反応し、操縦者の思いに従う動きと攻撃ができたが、砲弾に沈んでしまう。目的を達した陸の船団は海域を離れたが、リーマはガルガンティアに戻れないと思い、海賊の仲間となり離れて行った。
 地球がほぼ滅亡した後の時代設定で、ナウシカとかと同じで文明が違う形で成熟していっている。過去の文明を海底から引き揚げて解析するが、思いもよらぬものが出てきたりしてまあ面白い作品です。海上を漂う船団で生活する人々は、戦いを避け協力していますが、戦いを仕掛ける相手に対してはとりあえず防衛するための戦闘設備はあるようですが、スパイを排除するシステムはないようです。情報もその場に行かなければ手に入れられないもどかしさがあり、ネット世代には新鮮かもしれません。テレビシリーズをみていなくても何とか理解できたけど、細かい点ではわからない部分もありました。船団が小国家を形成しているようで、補給のための寄港も一風変わっていました。さらなる続編があれば面白いかもね。