1953年早稲田大学卒業後、NHK入局。1955年ドラマ『うどん屋』でディレクターとしてデビュー。『日本の日蝕』(1959)で第一回放送作家協会賞を、『自由への証言』(1960)、『鋳型』(1963)、『約束』(1964)、『はいから』(1965)、『大市民』、『小さな世界』(1967)で芸術祭奨励賞を連続受賞するなど、NHKの“芸術祭男”の異名を取る。以後大河ドラマ『竜馬がゆく』(1968)、『一の糸』(1969)、『鹿鳴館』(1970)、『中央流砂』(1975)、『阿修羅のごとく』(1979)、『ザ・商社』(1980)、『価格破壊』(1981)、『女殺油地獄』(1984)、『心中宵庚申』(1984)、『おさんの恋』(1985)などを演出する。1986年の『夜明け前』を最後にNHKを退社。1989年「ハリマオ」で映画監督デビュー。1999年には後にシリーズ化された「完全なる飼育」を監督する。夫人は衣装デザイナーのワダエミ。2011年1月14日食道癌により死去。