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鷲尾いさ子

  • Washio Isako
  • 出演
本名
出身地 新潟県新潟市
生年月日 1967/4/1
没年月日

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略歴

新潟県新潟市の生まれ。1983年からファッション誌『装苑』の専属モデルとなり、表紙を飾り続ける。新潟清心女子高校卒業後の85年に、全日空の沖縄キャンペーンガールに選ばれ、本格的に芸能活動を開始。86年、戦争間近の尾道を舞台にした大林宣彦監督「野ゆき山ゆき海べゆき」で、ガキ大将たちが憧れ、娼家へ売られる小船の上で悲しい決断を下す“お昌ちゃん”役で鮮烈な女優デビューを飾る。この作品で、毎日映画コンクールのスポニチグランプリ新人賞を受賞。翌87年の三村晴彦監督「瀬戸内少年野球団・青春篇/最後の楽園」では、原作者の阿久悠も唸る美女ぶりで、早くも超然たる個性を確立する。同年のパリ・コレクションでモデルをつとめたのち、三大成人病をコミカルに料理したオムニバス「ボクが病気になった理由(ワケ)」90の鴻上尚史監督篇「マイ・スウィート・リトル・キャンサー」では、癌と思い込む立て篭り犯を説得するクールな女医役で不思議な笑いを生み、大林監督の「彼女が結婚しない理由」92ではマリッジブルーの令嬢を演じた。翌93年、澤井信一郎監督「わが愛の譜・滝廉太郎物語」では、風間トオル演じる廉太郎と恋に落ちるピアニストを熱演。クライマックスのコンサート場面に備え、猛特訓の末に難曲の鍵盤の位置をマスターし、妥協を許さぬ澤井演出と木村大作キャメラマンの撮影に応えた迫真の演技で、ヨコハマ映画祭主演女優賞などに輝く。以降も、川島透監督「押繪と旅する男」94の江戸川乱歩の世界から抜け出たかのような妖艶な兄嫁、松岡錠司監督「私たちが好きだったこと」97の奔放な美容師役などで忘れ難い名演を披露している。一方、テレビドラマでは、NHK大河ドラマ『信長』92や煎餅屋に嫁ぐインド人を妙演したTBS『谷口六三商店』93などを経て、94年からの日本テレビ『検事霞夕子』シリーズでは、複雑な人間模様に葛藤しつつも法で斬り込む検事を凛々しく好演し当たり役とした。95年9月にTBS『俺たちルーキーコップ』92などで共演した仲村トオルと結婚。二女の母となり、産休などもあって2000年代以降は女優としてはほぼ休業状態である。

キネマ旬報の記事

1997年9月下旬号

特集 私たちが好きだったこと:鷲尾いさ子 インタビュー

1996年5月下旬特別号

巻頭特集 がんばれ!日本映画 スクリーンを彩る若手女優たち:鷲尾いさ子

1994年4月下旬号

インタビュー THE FACE '94:鷲尾いさ子