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野村宏伸

  • Hironobu Nomura
  • 出演/音楽
本名
出身地 東京都板橋区
生年月日 1965/05/03
没年月日

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略歴

東京都板橋区の生まれ。1984年、片岡義男原作、森田芳光監督の角川映画「メイン・テーマ」の薬師丸ひろ子の相手役オーディションで、23,000人の応募者から選ばれて俳優デビュー。同作で日本アカデミー賞新人俳優賞に輝き、翌85年には、同じく片岡原作の平田敏夫監督の中篇アニメーション「ボビーに首ったけ」で声優に挑戦し、主題歌も歌う。さらに、猛特訓したサックスの演奏も披露する角川春樹監督「キャバレー」86、濡れ場も演じた澤井信一郎監督「恋人たちの時刻(とき)」87と、駆け足でさまざまな経験を積む。そして、ドラマ初出演となるフジテレビ『ラジオびんびん物語』87を皮切りに『教師びんびん物語』88・89へと続くシリーズで、田原俊彦の軟弱だが憎めない後輩役を愛嬌たっぷりに好演し、絶妙のコンビネーションを発揮。テレビの世界でも人気者となる。NHK『独眼竜政宗』87、『武田信玄』88、『炎(ほむら)立つ』93などの時代ものでは、正統派美男ぶりでお茶の間を魅了。95年の平山秀幸監督「学校の怪談」では、次々と登場するお化けに歯が立たない小学校教師をコミカルに快演。以降、97年の3作目まで役柄を変えて連続登板し、人気シリーズに貢献する。その後も、映画、ドラマ、舞台での活躍が続くが、2004年の石井隆監督「花と蛇」では妻を拉致されSMシアターの見世物にされる不甲斐ない夫を演じ、渡辺謙作監督「ラブドガン」04では患者の女子高生に異常な愛を抱く医師を不気味に演じて新境地を開拓。次いで、津田豊滋監督「丹下左膳・百万両の壺」04では一転、遊び人の婿養子を軽妙に演じ、演技の幅を広げていく。その後も、井口昇監督「卍」06、黒沢清監督「叫」07、田壮壮監督「呉清源・極みの棋譜」07など気骨ある監督と次々と組み、09年の高橋玄監督「ポチの告白」では、警察の恥部を悪びれもせず飄々と体現する怪演。フジテレビ『娼婦と淑女』10での愛する相手に裏切られ続けて鬼畜と化す陸軍大佐役も話題を呼ぶなど、個性派へと躍進している。

キネマ旬報の記事

1996年6月上旬特別号

巻頭特集 がんばれ!日本映画 スクリーンで闘う若手男優たち:野村宏伸

1995年5月上旬号

インタビュー The Face '95:野村宏伸

1984年7月下旬号

特集 メイン・テーマ 森田芳光監督作品:野村宏伸 インタビュー