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マイク・リー

  • Mike Leigh
  • 監督/脚本
本名
出身地 グレーター・マンチェスター州サルフォード
生年月日 1943/02/20
没年月日

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略歴

【英国庶民の哀感を鋭く温かく見つめる即興演出の才人】イギリス、グレーター・マンチェスター州サルフォードの生まれ。父は貧しい人々の住む地区で仕事をする医師だった。もともとの姓はリーバーマンで、両親ともにイギリスに移住してきたユダヤ人である。初めは英国王立演劇学校で俳優を目指すが、東15番街演劇学校で演出の腕も磨くようになる。才能が認められ王立演劇学校では奨学金の対象となり、ロンドン映画学校などいくつかの施設で教育を受け続ける。1960年代初頭にテレビや映画で小さな仕事をこなすようになり、同時に戯曲の執筆も始めた。リーが書いた戯曲のいくつかは舞台化、テレビ化もされ、70年代には彼の戯曲が9本、テレビドラマ化されて好評を博す。自身もテレビ演出家として評価を高めるが、彼の興味は次第に劇場用映画に移っていった。88年の「ハイ・ホープス/キングス・クロスの人々」(日本未公開)から活躍の場を映画に移す。当時の妻であるアリソン・ステッドマンを主演に据えた「ライフ・イズ・スイート」(91)、日本での初紹介作品となった「ネイキッド」(93)を経て、96年に発表した「秘密と嘘」がカンヌ映画祭でパルムドールを受賞し国際的な評価が定まった。2004年の「ヴェラ・ドレイク」はリー独自の即興的な演出方法が最大限の効果を発揮した作品で、主演のイメルダ・スタウントンは英国アカデミー賞主演女優賞を受賞するなど各方面で絶賛された。05年には舞台の世界に戻り、左翼的なユダヤ人家庭の分裂を描いた芝居を演出。「Happy-Go-Lucky」(08)に続く新作「AnotherYear」は、10年のカンヌ映画祭でお披露目された。【即興演出から生まれる真実の輝き】舞台演出家としての特性を活かし、映画を監督する際も必ずしも脚本に囚われることなく、その場の空気から生まれた即興的な演技やセリフを積極的に作品に取り入れていくことで知られている。脚本がないままに撮影が開始されることも少なくない。リーは撮影開始前に個々のキャラクターの性格や特定の状況の中でどのように行動するかを熟慮するが、撮影が開始されても登場人物がどのような運命をたどるのかを俳優たちにあえて教えない。そのことによって俳優たちの生の息吹が引き出され、作りものではない生き生きとした演技がフィルムに記録される。逆に言えば、アドリブ的な撮り方をしてもリーの意図を外れることのない息の合った俳優たちが必要であり、そのため元妻でもあるアリソン、ジム・ブロードベント、ティモシー・スポール、デイヴィッド・シューリスら馴染みのある俳優たちを繰り返し起用して作品を作ることを好んでいる。政治意識も強く、改革の名の弱者切り捨て風潮があったサッチャー政権下で作った作品には、庶民のやり場のない怒りが見え隠れした。オペラ作家ギルバート&サリヴァンを題材にした「トプシー・ターヴィー」(99)のような例外もあるが、喜劇の場合でも重厚なドラマの場合でも、リーの作品は英国の下流、中流層の人生の真実を共感とともに見据えることが共通のテーマとなっている。

キネマ旬報の記事

2011年11月下旬号

インタビュー:マイク・リー(「家族の庭」監督) 孤独以上の感情、その底に見るもの

2005年7月上旬号

特集 「ヴェラ・ドレイク」:マイク・リー監督 インタビュー

特集 「ヴェラ・ドレイク」:マイク・リー作品の中で輝く俳優たち

2003年7月上旬号

特集 「人生は、時々晴れ」:マイク・リー監督 インタビュー

1998年2月下旬決算特別号

特別カラー・グラビア:読者選出外国映画監督賞 マイク・リー

1998年1月上旬新年特別号

特集 キャリア・ガールズ:マイク・リー監督 インタビュー

1997年1月上旬新年特別号

特集 秘密と嘘:マイク・リー監督 インタビュー

特集 秘密と嘘:マイク・リー論

1994年8月下旬上半期決算号

特集 ネイキッド:マイク・リー監督インタビュー

1993年9月下旬号

インタビュー:マイク・リー