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ヴィム・ヴェンダース

  • Wim Wenders
  • 監督/脚本/製作/原作
本名
出身地 ドイツ、デュッセルドルフ
生年月日 1945年8月14日
没年月日

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略歴

【ロードムービー三部作でニュー・ジャーマン・シネマの旗手に】ドイツ、デュッセルドルフ出身。8ミリ映画や欧米のロックンロールに傾倒して少年時代を過ごす。大学入学資格試験に合格後は、外科医である父にならって医学を学ぶが、社会学に転向し、大学を転々とする。21歳の時にパリへ1年間遊学し、銅版画を学びながらシネマテークで映画漬けの日々を送る。1967年に帰国。ミュンヘン映画テレビ大学に入学し、映画製作のかたわら映画誌に批評を書き始める。この頃に、すでに映画を撮り始めていたライナー・W・ファスビンダーやハンナ・シグラと知り合う。70年、卒業制作「都市の夏/キンクスに捧ぐ」を完成させ、72年「ゴールキーパーの不安」で商業映画デビュー。「都会のアリス」(74)、「まわり道」(75)、「さすらい」(76)のロードムービー三部作で、ヴェルナー・ヘルツォーク、ファスビンダーに続くニュー・ジャーマン・シネマの旗手として脚光を浴びる。ミステリー作家パトリシア・ハイスミス原作の「アメリカの友人」(77) を観たフランシス・フォード・コッポラからハリウッドに招かれ、78年に渡米。ハードボイルド映画「ハメット」の監督に抜擢されるが、製作は長期にわたり、困難を極める。その間に「ニックス・ムービー/水上の稲妻」(80)と「ことの次第」(81)を作り上げ、映画製作の苦悩を反映させた後者はヴェネチア国際映画祭でグランプリを受賞。続く「パリ、テキサス」(84) と「ベルリン・天使の詩」(87)の2作が世界中で大ヒットとなり、80年代を代表する映画監督となる。【不調の90年代から復活の2000年代】しかし90年代に入ると、5カ国合作の近未来SFロードームービー大作「夢の涯てまでも」(91)と、「ベルリン」の続編「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」(93)が酷評を浴び、再びアメリカを舞台に作った「エンド・オブ・バイオレンス」(97)も不評。しかしこの作品で「パリ、テキサス」の音楽を担当したライ・クーダーと再会し、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(99)を完成。これが起死回生の大ヒットとなり、不調の90年代から復活。2000年代に入ってからはアメリカを舞台にした作品を発表している。癌に冒されたニコラス・レイの最期を撮った「ニックス・ムービー」や、小津安二郎への敬意を込めた「東京画」(85)、ミケランジェロ・アントニオーニとの共作「愛のめぐりあい」(95)など、自身が影響を受けた映画人と積極的に関わる作品も多く、映画マニア出身監督の特徴としてオマージュを捧げた作品も多岐にわたる。

キネマ旬報の記事

2024年2月号増刊

2023年 第97回 キネマ旬報ベスト・テン&個人賞:日本映画監督賞 ヴィム・ヴェンダース

受賞者インタビュー:ヴィム・ヴェンダース

2024年1月号

巻頭特集 だからわたしたちはいまも、映画を作っている:Talk1 対談 ヴィム・ヴェンダース[監督・共同脚本]×役所広司「PERFECT DAYS」 取材を終え考えたこと

2022年12月下旬号

REPORT & INTERVIEW ヴィム・ヴェンダース:高松宮殿下記念世界文化賞 演劇・映像部門受賞記念会見より

2019年7月下旬号

「作家」たちのランダム・ウォーク:「世界の涯ての鼓動」インタビュー ヴィム・ヴェンダース[監督]

2012年3月上旬号

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2011年9月下旬特別号

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2008年1月上旬新春号

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2001年4月下旬号

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2000年2月上旬号

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1998年4月上旬春の特別号

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1997年8月上旬号

スペシャル・レポート&インタビュー:カンヌ国際映画祭 ヴィム・ヴェンダース インタビュー

1996年9月上旬号

特集 愛のめぐりあい:撮影日誌 

1996年8月下旬上半期決算号

アントニオーニと過ごした日々:「愛のめぐりあい」撮影日誌 2

1996年8月上旬号

アントニオーニと過ごした日々:「愛のめぐりあい」撮影日誌 1

1995年9月上旬号

グラビア 《Hot Shots[最新ニュース]》 :ヴィム・ヴェンダース来日

1994年臨時増刊 小津と語る

採録・映画 小津と語る監督全発言:ヴィム・ヴェンダース

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インタビュー:ヴィム・ヴェンダース

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1991年9月上旬号

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THE FACE '90:ヴィム・ヴェンダース

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インタビュー特集:W・ヴェンダース

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特別インタビュー :「パリ、テキサス」ヴィム・ベンダース監督

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特集 パリ、テキサス ヴィム・ヴェンダーズ監督作品:作品評

特集 パリ、テキサス ヴィム・ヴェンダース監督作品:プロファイル&フィルモグラフィ