大分県出身。高校卒業後、イタリア・ローマに留学し映画学校で学ぶ。1975年、日本ヘラルド映画社に入社。ディストリビューターとして欧州映画日本配給権の買い付けに携わる。その後、世界的な賞賛を得た映画「ニュー・シネマ・パラダイス」（1988年、ジュゼッペ・トルナトーレ監督）の日本配給権取得により日本でベストディストリビューター賞を受賞。配給買い付け業務のかたわら、大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」（1983年）の全契約を取りまとめる。またイタリア映画として大成功を収め、日本においても社会現象を引き起こした「ラストコンサート」（1976年、ルイジ・コッツィ監督）のプロデューサーでもある。その後自身の映画製作会社を設立。共同製作をした作品が15のオスカーノミネーション、そして４受賞を得ている。1992年、映画製作会社NDFジャパン設立。製作投資や共同製作をした代表作として「裸のランチ」（1991年、デヴィッド・クローネンバーグ監督、Genie 最優秀映画賞他）、「ハワーズ・エンド」（1992年、ジェームズ・アイヴォリー監督、アカデミー賞９部にノミネート、３受賞）、「クライング・ゲーム」（1992年、ニール・ジョーダン監督、アカデミー賞６部門ノミネート、１受賞）、「スモーク」（1995年、ウェイン・ワン監督、ベルリン映画祭銀熊賞受賞）などがある。1995年 NDFインターナショナルを英国で設立。「バスキア」（1996年、ジュリアン・シュナーベル監督）、「カーマ・スートラ／愛の教科書」（1996年、ミーラー・ナーイル監督）、「チャイニーズ・ボックス」（1997年、ウェイン・ワン監督）、「オスカー・ワイルド」（1997年、ブライアン・ギルバート監督）、「タイタス」（1999年、ジュリー・テイモア監督）などの世界的なヒット作を製作。2022年、世界の映画人との交流の日々を綴った著書『嵐を呼ぶ女』（キネマ旬報社刊）を上梓した。