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金子賢

  • Ken Kaneko
  • 出演
本名
出身地 東京都世田谷区
生年月日 1976/10/19
没年月日

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略歴

東京都世田谷区の生まれ。都立大学附属高校在学中の1993年にスカウトされ、芸能界入り。同年のテレビ朝日『いちご白書』で俳優デビューし、以降、数本のテレビドラマの出演を経て、94年の和泉聖治監督「イルカに逢える日」で映画初出演を果たす。荒戸源次郎監督「ファザーファッカー」95での過酷な現実から逃れようとするヒロインにとっての希望の象徴のような少年役で印象を残したのち、96年、北野武監督「キッズ・リターン」に主演。プライドが高く傷つきやすいがために極道の世界に身を投じてしまうマサル役で、ほろ苦い青春と挫折を見事に体現する。同作で日本アカデミー賞新人俳優賞、高崎映画祭新人男優賞を受賞。その後は、シャブの売人に扮した村川透監督「まむしの兄弟」97、二重生活の中で復讐心を静かに燃やす主人公を好演した若松孝二監督「明日なき街角」97、組同士の抗争の犠牲となるチンピラを演じた工藤栄一監督「安藤組外伝 群狼の系譜」98などハードな作品が続くが、栗山富夫監督「釣りバカ日誌10」98では、スーさん、ハマちゃんと年齢や役職を超えた友情で結ばれ、背中を押される青年を快演した。2000年からは、フジテレビのスポーツバラエティ『ジャンクSPORTS』にレギュラー出演。02年の日本テレビのヒットドラマ『ごくせん』では、仲間由紀恵演じる“ヤンクミ”に想いを寄せる若頭代理補佐・朝倉てつ役を熱演し、TBS『ペルソナの微笑』04では主演もつとめる。04年、プロの格闘家への転向を表明し、総合格闘技の試合に出場したが戦績は振るわず、07年に芸能活動を再開。阿波踊りも披露する犬童一心監督「眉山」07、後輩をさりげなく支える陽気な航空自衛隊のパイロットを演じた手塚昌明監督「空へ・救いの翼/RESCUE WINGS」08などで好助演を見せている。テレビドラマも、日本テレビ『女医』99、『ストレートニュース』00、フジテレビ『氷の世界』99、『私を旅館に連れてって』01、テレビ朝日『つぐみへ…・小さな命を忘れない』00、TBS『恋の神様』00、『こちら本池上署』02~05などにレギュラー出演。恵まれた体格に繊細さを秘め、相反する要素を同時に表現できる天賦の才を有する。

キネマ旬報の記事

1997年8月上旬号

HOT SHOTS:金子賢

1996年8月上旬号

巻頭特集 映画監督 北野武:金子賢 インタビュー