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飯島直子

  • Iijima Naoko
  • 出演
本名
出身地 神奈川県横浜市
生年月日 1968/02/29
没年月日

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略歴

神奈川県横浜市の生まれ。大東学園高校卒業。1988 年、日本テレビの深夜番組『11PM』のカバーガールで芸能界デビュー。90 年にカネボウ水着とキリンビール、91 年にキグナスF3000 のキャンペーンガールに選ばれる。雑誌グラビア、オリジナルビデオなどの媒体に積極的に露出が続き、91 年には手銭弘喜監督「ファンキー・モンキー・ティーチャー」の美人教師役で映画初出演するが、次の段階の活動はバラエティ番組がメインになる。91 年に日本テレビ『DAISUKI !』がスタートし、同局『スーパーJOCKEY』では92 年から進行役。この2本で勘の良い明るさを見せ、下町のお姉さん的ざっくばらんなキャラクターが定着。94 年から始まった缶コーヒーのCM で時代にはまり人気を高めた。95 年、榎戸耕史監督「ZeroWoman /警視庁0課の女」で映画初主演。露出の多いアクションに健闘するも、この路線は一作に終わる。多数のバラエティ、CM とともにテレビドラマでも存在感を広げ、97 年はTBS『智子と知子』でドラマ初主演。TUBE のヴォーカル・前田亘輝と結婚もした(01 年に離婚)。同性からも憧れられる存在になって、ホイチョイプロダクションの馬場康夫監督の映画「メッセンジャー」99に、SMAP の草彅剛とともに起用される。役柄はブランドメーカーの倒産で自転車便をする羽目になった高飛車なキャリアウーマン。草彅との軽妙なやりとりをテンポ良く見せ、代表作と呼べる好演を見せた。バブル末期に売れっ子タレントとなった自分を笑う余裕は、濃いメイクで当時の本人役に扮した「バブルへGO!!・タイムマシンはドラム式」06 でも活かされている。映画で適役を得る機会はその後途切れるが、陣内孝則監督「スマイル・聖夜の奇跡」07 でアイスホッケーに打ち込む少年の母親役を演じ、今後の可能性を示した。テレビドラマはほかに、フジ『バスストップ』00、NHK『ねばる女』04、『瞳』08、TBS『汚れた舌』05、日本テレビ『日本のシンドラー・杉原千畝物語』05、テレビ朝日『氷点』06、『ナサケの女』10 などがある。09 年、携帯電話配信ドラマ『40 女と90 日間で結婚する方法』に主演。10 年には『ナンシー』(山田和也演出)で舞台にも初挑戦した。

キネマ旬報の記事

1999年9月上旬号

FACE:飯島直子