トニイ・マーヴィンはハワイのパイナップル缶詰会社の宣伝部員であったが、相棒のシャッド・バッグルと好一対の怠け者で毎日釣にばかり出掛けていた。ジョージア・スミスはパイナップル会社の懸賞に当選してハワイへやってきたが、ハワイを大嫌いで逃げ出そうとした。ところが彼女が波止場へ行く途中、警官に追われた悪人がジョージアに頸飾を与えて行った。港へと命じた車は海辺へ行き、車から出たジョージアと秘書のマートルは原住民等に取囲まれたので、二人は驚いてトニイとシャッドのいる船へ逃れたが、原住民等は四人をある離れ島へ誘拐した。ジョージアの与えられた頸飾りには黒真珠が入っており、それを持っていると神の怒りを受けるので返さねばならぬということを聞き、彼女は驚いてそれを返したが神の怒りが止まないので、とうとう原住民等は四人を監禁してしまった。ようやく監視の眼を逃れて四人はハワイへ帰ることが出来たが、その間にトニイはジョージアをシャッドはマートルを愛するようになっていた。ところが今までのことはすべてジョージアを引き止めるためのトリックだということが分かったので怒った彼女は伯父と許婚の迎えを待って一番早い船で帰国すると言明した。そこでトニイは大いに狼狽し、様々な手段を用いて彼女を引き留めようとする。出帆間際になってあやうく下船しなけれはならなくなったジョージアは、再びそれがトニイのトリックだと分かったが、今度は彼女はトニイを許してやる気になり、こうしてトニイとジョージア、シャッドとマートルの二組が結ばれることになった。