アイアンクロー

1980年代初頭のプロレス界にその名を轟かせたフォン・エリック・ファミリーを描く、「炎の少女チャーリー」のザック・エフロン主演の伝記ドラマ。アイアンクローを得意技とする元AWA世界ヘビー級王者フリッツの息子たちは、父の教えに従いプロレスの道に進むが……。監督は、「マーサ、あるいはマーシー・メイ」のショーン・ダーキン。長男ケビン役のザック・エフロンをはじめ、「逆転のトライアングル」のハリス・ディキンソン、ドラマ『一流シェフのファミリーレストラン』のジェレミー・アレン・ホワイトらが世界ヘビー級王者になることを宿命づけられた兄弟の栄光と悲劇を演じる。

大きな手で相手の顔を鷲掴みにする“アイアンクロー＝鉄の爪”を得意技としたアメリカの伝説的なプロレスラー、フリッツ・フォン・エリックは、長男のケビン（ザック・エフロン）、次男デビッド（ハリス・ディキンソン）、三男ケリー（ジェレミー・アレン・ホワイト）、四男マイク（スタンリー・シモンズ）らに英才教育をし、兄弟は絶対的な権力者である父の教えに従いプロレスの道に進んでいく。兄弟は人気レスラーたちと激闘を繰り広げ、プロレス界で脚光を浴びていき、デビッドは世界ヘビー級王座戦へ指名を受ける。しかしその直後、デビッドは日本でのプロレスツアー中に急死。デビッドの死を皮切りにフォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われ、いつしか“呪われた一家”と呼ばれるようになる。