2018年、アフガニスタン。タリバンの武器や爆弾の隠し場所を捜索する部隊を率いる米軍のジョン・キンリー曹長（ジェイク・ギレンホール）は、アフガン人通訳として、優秀だが簡単には人の指図を受けないアーメッド（ダール・サリム）を雇う。通訳には報酬として、アメリカへの移住ビザが約束されていた。やがて部隊は爆発物製造工場を突き止めたものの、タリバンが送り込んできた援軍の攻撃を受け、部隊は壊滅。唯一生き残ったキンリーも、腕と足に銃弾を受けて瀕死の状態に陥るが、身を潜めていたアーメッドが彼を救出。キンリーを運びながら、山中を100キロひたすら進み続けたアーメッドは、遂に米軍の偵察隊に救助される。そして7週間後。回復したキンリーは妻子が待つアメリカへ帰るが、約束していたアーメッドと家族の渡米は叶わなかった。それどころか、タリバンに狙われ、行方不明だという。それを知って愕然としたキンリーは、アーメッドの救出を決意し、自力でアフガニスタンへ戻るが……。