米ソ冷戦の続く近未来、人間同士の戦争はもはや時代遅れとなり、領土拡張の決め手は、“試合場”で行われる米ソロボットの一騎打ちだった。アメリカにはアキレス(ゲイリー・グラハム)、ソ連にはアレキサンダー(ポール・コスロ)というロボットの花形搭乗者(通称“ロボ・ジョックス”)がいたが、試合中観客席で大惨事が起きたのを悔い、アキレスは引退を決意。ところが再戦が決まり、アメリカ側の搭乗者になったのは、アキレスが養成所で目をかけていた少女アリーナ(アン・マリー・ジョンソン)であった。アキレスは彼女の身を案じて、再び自分が搭乗者になると申し出るが彼女に彼の好意は通じない。それどころか彼女は試合当日、勝手にロボットに乗り込んでしまう。結果はソ連の圧勝。しかしアリーナから操縦を引き継いだアキレスとアレキサンダーの間に死闘が続き、遂に両者は引き分けに。米ソを代表する二人は友情の握手を交わした。