近未来。街は、“ヌーク”という麻薬の登場による凶悪犯罪で荒廃していた。オムニ社の本拠であるデトロイトの街もその例外ではなく、市はオムニ社から融資を受ける有様だった。警察はストの最中で、街を守るのはロボコップ(ピーター・ウェラー)ただひとり。彼は相棒のルイス(ナンシー・アレン)と共に、“ヌーク”を持ち込んだギャング団のボス、ケイン(トミー・ヌーナン)の検挙に熱を入れていた。その頃オムニ社では、デトロイト市の乗っ取りを画策する会長のオールドマン(ダニエル・オハーリー)が、新進の美人学者ファックス博士(ベリンダ・バウアー)に命じて、人間的感情のあるロボコップよりもっとプログラムに忠実なロボコップ2号を開発させていた。ある日ヌークの工場を急襲したロボコップは、逆にケインの手下でメカに強い12歳の少年のホブ(ガブリエル・デーモン)の手によってバラバラに解体されてしまう。ファックス博士はこの機会を利用してロボコップのプログラムを一新させ、彼を制御不能の混乱状態に陥れる。しかしロボコップは、自らの体に電気ショックを与えることで、その窮地を脱出し、ケインを倒す。ところがファックス博士は、重体のケインを殺し、その死体でロボコップ2号を誕生させる。しかしそのロボコップ2号は、記者会見の席で突然暴れだし、大混乱の中、ロボコップによって退治される。そして市もオムニ社の乗っ取りから免れるのだった。