恋人にふられ、ノースカロライナから故郷セント・オーガスティンに戻ってきたリチャード・ダイス(ロブ・ロウ)は、着くなり早々裁判所に呼び出され、陪審員を務めることになった。ところがノースカロライナで起きたその事件の容疑者が、初恋の人モリー・ギルバート(コリーン・キャンプ)であることを知り興味を抱いた彼は、モリーの尾行を始める。途中でスザンヌ(キム・マイヤーズ)とシャロンという2人組の車に乗せてもらうこともあったが、次第にリチャードはモリーの無実を確信する。ところがある夜モリーの持つ、事件の一部始終が録音されているカセット・テープを狙う殺し屋とはち合わせしてしまい、ひょんなことからテープはリチャードの手に渡った。それによって彼は、真犯人がモーリーの元恋人とそのパートナーであることを知り、一計を案じた。同時にスザンヌとシャロンが事件の目撃者であることも知り、裁判でわざと有罪に追い込んだモリーを法廷からさらい、スザンヌらの協力を得て追っ手を巻く。そして殺人の証拠となる死体を発見したリチャードは、それとカセット・テープとでモーリーの無罪を証明し、彼女を窮地から救い出すのだった。