タウンセンド・ミドルトンは金遣いが荒いので、2千万ドルもあった遺産をすっかり失って、今では邸宅まで抵当に入っていた。ケンタッキーの競馬でタウンセンドの馬ブラック・マンバは騎手が落馬して失格した。土地の娘サリイは競馬に来たタウンセンドを誘惑し、2人はニューヨークで結婚した。ブラック・マンバの調馬師の娘ブーツはひそかにタウンセンドを恋していたので、結婚のニュースを聞いて失望した。新婚早々タウンセンドはサリイの贅沢に閉口した。調馬師オコネルが死んだ時、タウンセンドはブーツにブラック・マンバを与えたのでサリイが怒り、機嫌をとるために2 500ドルもするロールス・ロイスを買わなければならぬという有様だった。タウンセンドに金がないことを知ったサリイは父のバーナビイを呼び寄せ、タウンセンドの伯父の財産を横領しようと企てた。ブーツとタウンセンドの用心棒ビルは彼等の悪計を見破り、伯父と力を合わせてサリイ親娘を追い払った。一文無しになったタウンセンドはスポーツ・アナウンサーを志願して成功し、一週千ドルも稼ぐようになった。サリイはタウンセンドとよりを戻そうとしたが、彼はサリイを離婚してブーツと結婚した。