「大和(カリフォルニア)」「VIDEOPHOBIA」の宮崎大祐監督が監修を務めたオムニバス映画。バンド「井手健介と母船」のアルバム『エクスネ・ケディと騒がしい幽霊からのコンタクト』の中で描かれた架空のミュージシャンが1974年に行ったという設定のワールドツアー「Strolling Planet ’74」の楽曲とキリスト教の十戒をテーマに、宮崎大祐、「彼女来来」の山西竜矢、「転回」の岩崎敢志が各三作品を監督、九つの掌編となった。各作品が時に交錯し、時に断絶するように配置されることで、不確かで不明瞭な人間の生が立体的に浮かび上がる。特集『カリコレ2023/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2023』にて上映。