テクノロジーを駆使する太陽の王国のクラエ(声:ロレンゾ・タランテーリ)と、自然との結びつきを大切にする月の王国のブルーオ(声:ジウリア・ベニッチ)。秘密エージェントである2人は、巨人によってその存在を脅かされる魔法の森に派遣されてきた。クラエはオオカミにキツネのしっぽを持ち、10万語をあやつり暗号解読もできるという。一方、ブルーオはクマにライオンのしっぽ、ホタルの目を持ち、嘘を見破ることができ、様々な動物の優れた能力を併せ持つ。太陽の王国と月の王国は全く異なる文化を持ち、一世紀にわたって対立を続けてきた。最初は反発する2人だったが、森を救うという謎の生物“ペルリンプス”を探すため、協力し合うことに。音と光に導かれ、たどり着いた先にはカマドドリのジョアン(声:ステーニオ・ガルシア)という鳥の姿をした老人がいた。老人はかつて巨人だった時のことを2人に語り始める。さらに彼はペルリンプスに呼ばれてこの森に帰ってきたという。やがて老人は2人を最初に出会った場所へ戻るよう導き、2人はそこでペルリンプスを探し続けるが、突如巨人のサイレンが鳴り響く。大きな波が森を破壊し飲み込もうとしていた……。