七十七天　Ｓｅｖｅｎｔｙ－Ｓｅｖｅｎ　Ｄａｙｓ

冒険作家の楊柳松がチベット高原北方にある無人の地・羌塘（チャンタン）高原を単独踏破した実話を基にした冒険ドラマ。羌塘高原1,400km横断の旅に挑んだ青年は、事故で下半身麻痺となった女性カメラマン・藍天の助けを得ながら、無人の荒野を進んでいく。3年に渡り自然遺産のココシリ、アルティン山脈、クンルン山脈、チベット北方、ツァイダム盆地といった平均高度5,000メートルを超える無人地帯で撮影。監督・主演を務めたジャオ・ハンタンは、2017年China Britain Film Festival（中英電影節）にて新人監督賞を受賞。「迫り来る嵐」のジャン・イーイェンがカメラマンの藍天（ラン・ティエン）を演じる。

上海に住む青年（ジャオ・ハンタン）は、真の自由を求めて、チベット高原北方にある無人の地・羌塘（チャンタン）高原の単独踏破に挑むことに。77日かけ1,400km横断するという無謀とも思われた前人未到の挑戦であったが、事故で下半身麻痺となった女性カメラマン・藍天（ジャン・イーイェン）と出会い、彼女の助けを得ながら、荒野を進んでいく。しかし人を寄せ付けないような過酷な環境の中、竜巻や洪水、干ばつや野生生物たちなどの脅威が襲いかかり、青年は悪戦苦闘。さらにはテントに彼を狙う2匹のオオカミが現れ……。