大学の図書館に勤めているプルーデンス・ベル(スザンヌ・プレシェット)は、ワイセツな恋愛小説を貸し出したというので大学首脳部に呼びつけられた。しかし彼女は学校へ辞表をたたきつけ、イタリアへ行くと宣言した。船がニューヨーク港を出ると、彼女のそばにロベルト・オーランディ(ロッサノ・ブラッツィ)という美男のイタリア人が立っていた。彼はプルーデンスの魅力にひかれた様子だった。この船には、プルーデンスの家族の知り合いでアルバート・スチルウェルという青年も乗っていた。船がナポリへ着いた。ロベルトは、プルーデンスとアルバートを車でローマへ案内した。また、プルーデンスにアパートを紹介した。そこには彼の親友のアメリカ人、ドン・ポーター(トロイ・ドナヒュー)という青年がいた。彼はガール・フレンドのリダ(アンジー・ディッキンソン)を失いかけていた。プルーデンスは、ドンのスクーターに乗り、ローマ見物を終わってアパートへ帰るころには、彼女らは手をにぎり合うほど親しくなっていた。プルーデンスとドンは、夏の休暇を一緒にすごし、バスやスクーターで、イタリア・アルプス、ベローナ、フローレンスを見物して回った。ローマへ帰ってきた2人は、ドンの部屋にリダがいるのに驚いた。しかし、リダは平然と2人を晩餐に招待した。プルーデンスは打ちのめされた。ドンを失ったと思ったのだ。リダと対抗するためプルーデンスは、恋の手くだを教わりにロベルトの別荘を訪ねた。彼は、リダのまねはいけない、プルーデンスはプルーデンスのままがいいと教えた。そして、リダはふしだらな女と聞かされた。彼女はアメリカへ帰ることにした。彼女の乗った船がニューヨークに入港した。埠頭には彼女の両親と、そしてドンが待っていた。