狼　ラストスタントマン

スタントの世界に生きる人々の姿を活写するアクション。モトクロスのプロレーサー・星アキラ。スタントマンだった彼の父は、とある事故により死亡。その事故死の原因を作った元スタントマン・大久保に強い憎しみを抱くアキラは、スタントを学び大久保に勝負を挑む。出演は『ウルトラギャラクシー　大怪獣バトル』の南翔太、数々の作品でスタントシーンを演じてきたスタントマンの高橋昌志。監督は「JK☆ROCK」の六車俊治。

10歳の時に母とアメリカLAに渡り、モトクロスのプロレーサーになった星アキラ（南翔太）。だが、母の死をきっかけにアキラは帰国。その裏には、亡父の事故死の原因を作った元スタントマン・大久保豪（高橋昌志）への強い憎しみがあった。豪はかつて日本を代表するスタントマンだったが、今は引退して乗馬クラブで犬の面倒を見ていた。アキラは元スタントマンの藤堂仁（石黒賢）からスタントを学び、豪にモトクロスバイクで勝負を挑むが、豪は勝負をしなかった。1ヶ月後。アキラに幻のカースタントと呼ばれる“ジャンピング・ロール・オーバー・シー・ダイブ”の依頼が入る。それは、日本人では誰も成功したことのない、アキラの父が事故死したスタントであった。やがて、アキラ、豪、そして仁は、運命の糸にたぐり寄せられるように決戦の日を迎える……。