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81.1点(23人)
観たひと
33
観たいひと
12
レビューの数
10
(C)Splash Pictures Inc., Media Asia Film Production Ltd., JVR Music International Ltd., G.H.Y. Culture & Media (Singapore).
アメリカから台湾に帰郷した13歳の少女が、学校で疎外感を感じ、母の病気に不安とやり場のない怒りを募らせつつも、自分の弱さに気づいて成長していく物語。ロアン・フォンイー監督の半自伝的映画にして長編デビュー作。主人公のファンイーを演じたケイトリン・ファンはバイリンガルで、演技経験はなかったがオーディションにより大抜擢され、映画初出演を飾った。病への恐れと母としての強さを体現したのは「男人四十」「百日告別」のカリーナ・ラム。多忙な父親役に「パラダイス・ネクスト」のカイザー・チュアン。「百日告別」「夕霧花園」で知られる台湾恋愛映画の名手トム・リン監督が製作総指揮を務めた。どこにでもある家族の日常を陰影深い圧倒的な映像美で描き出したのは、撮影のヨルゴス・バルサミス。台湾のアカデミー賞といわれる第58回金馬奨にて最優秀新人監督賞、最優秀新人俳優賞、最優秀撮影賞、観客賞、国際批評家連盟賞の5部門を制覇した。逃げていた少女が、両親とぶつかり合い、辛い日々の中にも、心が震えるような温かい瞬間が随所で胸を打つ、台湾青春映画の系譜に連なる初々しい感動作。
母と妹とロサンゼルスで暮らしていた13歳のファンイーは、2003年の冬、母が乳がんを患ったために、父が暮らす台北に戻り、久々に家族4人で暮らすことになった。台北の中学校では「アメリカン・ガール」と呼ばれ、学校生活には馴染めない。ある日、教師から勧められたスピーチコンテストで、母への正直な想いを伝えようとするが、その前日に妹がSARS感染の疑いで家族全員が隔離され、想いを伝えられなくなってしまう。
REVIEW 日本映画&外国映画:「アメリカから来た少女」
「アメリカから来た少女」:インタビュー ロアン・フォンイー[監督・脚本]
「アメリカから来た少女」:ロアン・フォンイーをつくった10本の映画
「アメリカから来た少女」:作品評
「アメリカから来た少女」:コラム 映画で自分をみつめること
UPCOMING 新作紹介:「アメリカから来た少女」
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